ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想、世の中のお話

【トム・クランシー/CIA分析官ジャック・ライアン】シーズン1を見始めた感想

トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン感想

この8月31日にAmazonで【トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン】の配信が開始されました。

トム・クランシーの小説で有名な「CIA分析官ジャック・ライアン」シリーズです。

ジャック・ライアンのイメージとしては90年台初頭のハリソン・フォードの2作が強いかな。その後、ベンアフ、最近ではクリス・パインが若き日のジャック・ライアンを演じていました。

今回のドラマ版ジャック・ライアンを演じるジョン・クラシンスキーで5代目ですね。

あれ?一人忘れてね?

そう忘れてます、初代ジャック・ライアンである顔デカ三銃士のアレック・ボールドウィンもいましたね。どう見てもジャック・ライアンじゃないわな。あれはショーン・コネリーのイメージが強烈すぎて。顔でいえばベンアフもデカいけど。

 

【トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン】

歴代のジャック・ライアンを演じてきた5名はこの人たち。

1代目 アレック・ボールドウィン:レッド・オクトーバーを追え!

2代目 ハリソン・フォード:パトリオット・ゲーム今そこにある危機

3代目 ベン・アフレック:トータル・フィアーズ

4代目 クリス・パイン:エージェント・ライアン

5代目 ジョン・クラシンスキー:トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン

このうち見てないのは4代目クリス・パインのやつ。2014年だから子育てで忙しくて映画の存在さえ知らなかったよ!

もともとジャック・ライアンはCIAとはいっても分析官で、ジェイソン・ボーンみたいな肉体派エージェント系じゃなくて頭脳派なんだけど、クリス・パインはパケで銃持ってるし、ジャック・ライアンが体使っちゃう感じなのかしら?

クリス・パインは甘めの顔が好きじゃないんだけど、異人さんのワンダーウーマンの世話で苦労した姿が日本で同じく異人さんの旦那を世話する自分の姿と重なって同情したのでちょっとクリス・パインへのガードは低くなってきたのよね。先日はこっそり「最後の追跡」も見ちゃったし。

今回の5代目ジョン・クラシンスキーは一番ハリソン・フォードに近いイメージがあるわね。ジョン・クラシンスキーは「13時間~ベンガジの秘密の兵士~」でコンタクト落としてたジャックというイメージが定着しちゃってるんだけど、最近ではクワイエット・プレイスで嫁のエミリー・ブラントと夫婦共演の上、監督までしちゃってるし、いま脂がのってる頃。

格好良さはイマイチないけれど、俳優は顔ではないことは歴代ジャック・ライアンの中で一番売れたであろうハリソン・フォードが証明してる。

本作もimdbでは8.5と高得点を記録しています。

 

【トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン】あらすじ

CIA分析官ジャック・ライアンと新たに着任した上司のジェームズ・グリーアは、あるパターンを繰り返す不審な金の流れを追ううちに、アメリカとその同盟国を狙う新興勢力のテロリストとの、ヨーロッパ及び中東をめぐる追いつ追われつの死のゲームに突入していく。

Amazon Prime

 

【トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン】感想

ジョン・クラシンスキーの平凡な容姿がかえって物語を邪魔しないでいい感じ。戦闘能力はさほどないけど、頭脳派で頑固で意外としぶといジャック・ライアンらしさが出てますね。

f:id:oclife:20180901233329j:plain

ピノキオッぽい5代目ジャック・ライアン

第1話では上司のグリアーがジャック・ライアンのファイルを見ていて、元マリーンで唯一生き残ったって書いてあったけど、ということは或る程度戦闘能力はあるのかしら。その後もウォール街に勤めてたとかいうし、どんだけマルチな才能なのジャック・ライアンは。

ライアンの上司グリアーはこの人。「アメリカはカジュアルでフレンドリーだから圧迫面接とかなくて最高、日本死ね」とか思ってたら考えを改めた方がいい、と言いたくなるほど圧迫かしてこない上司のグリア―。

こんなのが上司だったら1日で辞めたくなる日本人多数。まあ打ち解けると信頼できるいいオッサンなんだわ、最初の打ち解け壁を超えれば平気!

f:id:oclife:20180901233539j:plain

圧迫しかしない上司グリア― 現代日本だったらメディアに吊るし上げられ、毎日この顔を拝まされる

のちにライアンと結婚することになるキャシーもさっそくご登場。

f:id:oclife:20180902011646j:plain

キャシー中島、のちのミセス・ライアンである

キャシー、どうでもいいけどちょっと丸みを帯びすぎじゃないか?

それからグリアーのさらに上司(CIA長官か?)役に懐かしいティモシー・ハットン。今の若い人は知らないかもだな。メグ・ライアンとかと共演したりもしてたんですよ。まあ主役俳優ではありませんけどね。「レバレッジ」というドラマにレギュラー出演してます。

現場で存在感を発していたのはキワモノ系の顔をしているマティス。演じるのはジョン・フージーナックカー。名まえ知らんなと思って調べたら、映画はあまり出演していなくてドラマに多く出演している俳優でした。この人もナヴィド・ネガーバンみたいに、役によって全然違う顔になるタイプでしょ。

ライアンが怪しいと目を付けた男はアリ・スリーマンという男で、彼は幼い頃にアメリカ軍の爆撃を受けて家族を失っているんですね。弟も大けがをしながら生き残り、二人一緒にアメリカに復讐しようと考えていたんでしょうね。

うんうん、あんな目に遭わされたら復讐したくなるよね。やっちまいな!

CIAドラマの本家「ホームランド」も次のシーズンで終了することが決まってるし、24もないし、そこにジャック・ライアンのドラマが立ち上がって本当に良かったですよ。

やっぱりこういう国防ものってのは話も単純じゃないしスリルがあっていい。ホームランドほどの複雑さを期待するのは酷かもしれないが、第1話を見た感じではいい線いってる。

登場人物も嘘くさくないし、アクションもけっこう予算かかってるし、アマゾンプライムとは思えない(失礼)ような骨太ドラマがやってきたような予感がします。どうぞ長く続いて下され。

そのうちジェイソン・ボーンのドラマ化もされそうな気がするな。ホームランドのクィンのスピンオフを作る気がないのなら、クィン(ルパート・フレンド)をジェイソン・ボーンにしてくれてもいいよ。

【CIA分析官ジャック・ライアン】シーズン1前半戦の感想を読む 

 

トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアンはAmazonプライム(月払い400円)でシーズン1全8話を見れます。