Photo courtesy: Elizabeth Morris/NBC|2017 NBCUniversal Media, LLC
今週の海外ドラマの目玉は、なんといってもシカゴ・シリーズでした。
なんと!シカゴ・シリーズの4ウェイ・クロスオーバーです。
ネタバレは後半に書いています。
シカゴ・ファイアー&シカゴPD&シカゴ・メッド&シカゴ・ジャスティスの4ウェイ・クロスオーバーのあらすじ&感想
シカゴ・シリーズとは?
まずは、シカゴ・シリーズを知らない人のために、シカゴ・シリーズのおさらいです。
シカゴ・シリーズとは、ロー&オーダー性犯罪特捜班などでお馴染みのディック・ウルフが手掛ける、シカゴの街を舞台にした海外ドラマです。
シカゴ・ファイアー
最初にスタートしたのはシカゴ・ファイアーでした。
シカゴ・ファイアーはシカゴの消防隊員を描いたドラマです。
シカゴ・ファイアーの感想はこちら。
シカゴPD
シカゴ・ファイアーのスピンオフとして生まれたのがシカゴPDです。
シカゴPDの主演は、もともとシカゴ・ファイアーのシーズン1でマット・ケイシー絡みで出演していた汚職刑事のハンク・ヴォイト。
悪徳ながらも彼の存在感ある演技が好評だったのか、なんとハンク・ヴォイトを主役としたシカゴ警察特捜班の刑事ドラマというスピンオフが実現しました。
シカゴ・ファイアーのシーズン1をすでに見た人なら「え!?ヴォイト!???」と驚くことでしょう。
でもヴォイトは私の好きなドラマのキャラのトップ10に入っています。
どういう経緯でヴォイトがシカゴPDのインテリジェンスチームを率いることになったかは、シカゴ・ファイアーで軽く触れられていますので、シカゴ・ファイアーのシーズン1を見てからシカゴPDを見たほうが楽しめると思います。
まあ、現実にはあり得ない設定ですけど。
また、シカゴ・ファイアーに出演していたアントニオやジェイなどもシカゴPDにレギュラー出演することになりました。
シカゴ・ファイアーの火事には、もちろん放火など事件絡みの火事もありますので、そこへシカゴPDが登場してきます。
シカゴPDの魅力は、なんといってもヴォイトの存在感とスピーディで迫力あるシーンです。
今では私のお気に入りドラマのひとつです。
シカゴPDの詳しい感想はこちら
シカゴ・メッド
そしてシカゴ・ファイアー絡みで病院がよく出て来ることから、今度は医療ドラマ「シカゴ・メッド」が生まれました。
シカゴ・ファイア&シカゴPDに続くスピンオフの医療ドラマ「シカゴ・メッド」
シカゴ・メッドは現在シーズン2放映中ですが、シカゴ・メッドは私はシーズン1までしか見てません。
また気が向いたら見るかもしれませんが、上の記事の感想で詳しく書いている通り、シーズン2を見るまでには至りませんでした。
シカゴ・ジャスティス(2017年3月1日スタート)
そしてシカゴ・シリーズの第4弾「シカゴ・ジャスティス」がこの3月1日に放映が開始しました。
【海外ドラマ】シカゴシリーズ第4弾スピンオフ「シカゴ・ジャスティス」にGOサイン!
シカゴ・ジャスティスには、アントニオがレギュラー出演します。
シカゴ・ファイア&シカゴPDのアントニオがシカゴ・ジャスティスに出演決定!
シカゴ・ジャスティスのシーズン1の第1回(パイロット版)の感想については、改めて記事にしたいと思います。
以上が、シカゴ・シリーズの4つのドラマとなります。
シカゴ・ジャスティスはまだ第1回が放映されたばかりですが、他3つのドラマは、登場人物が互いにちょこちょこっと行き来します。
たとえば、シカゴ・ファイアーにシカゴPDのヴォイトやエリンなどのレギュラー陣がちょこっちょこっと出たり、シカゴPDにシカゴ・ファイアーのケイシー、セヴライド、チーフ・ボーデンなどレギュラー陣がちょこちょこっと出てきます。
最近は毎回誰かしら登場してますね。シカゴ・ファイアーのハーマンがオープンしたバーもあって、そこに仕事を終えたシカゴPDのメンバーが飲みに来たりとかします。
そのため、シカゴの街という舞台にリアリティが感じられます。
こんな中に加わりてえ。
また、同じくディック・ウルフが手掛ける、ニューヨークを舞台とした「ロー&オーダー性犯罪特捜班」ともクロスオーバーがありました。
今シーズンはあるのかどうか分かりませんが、前回のクロスオーバーは連続殺人鬼を追う話で、舞台がシカゴとニューヨークの両方に渡り、しかも好きなドラマのキャラ同士がドラマを超えて共演!!とても面白かったです。
というわけで、今回シカゴシリーズの4ウェイ・クロスオーバーがめでたく実現しましたので、あらすじ&感想に入りたいと思います。
【シカゴ・シリーズ】4ウェイ・クロスオーバーのあらすじ(ネタバレなし)
倉庫で大火事が発生。
シカゴ・ファイアーのメンバーも急きょ現場に向かいます。
建物からは多くの若者が逃げ出してきます。
どうやら建物で若者がパーティを開いていたようです。
建物にはスプリンクラーや消化器などの消火設備が全くなかったため、被害は甚大でした。
懸命な救助も虚しく、命を落とした人は39名に上り、命は助かっても重度の火傷を負った若者も多く、隊員たちは肩を落とします。
シカゴ消防庁の火災調査に加わるケイシーとセヴライド。
火事が放火であることはすぐに判明しました。
さらに、火事に巻き込まれた人たちの中には、シカゴPDの「インテリジェンスチーム」の刑事の家族も一人含まれていました。
シカゴPDは犯人を見つけることを誓います。
混乱しないように…4ウェイ・クロスオーバーだけど、3時間です
4ウェイ・クロスオーバーとなっていますが、実はシカゴ・ファイアーとシカゴPDとシカゴ・ジャスティスの3時間枠にシカゴ・メッドがちょくちょく入っている形式になっています。
通常は、シカゴ・ファイアー(火曜日)、シカゴPD(水曜日)、シカゴ・メッド(木曜日)の放送となってるのですが、今回はシカゴ・ファイアーの枠も水曜日に動かして、シカゴ・ファイアーとシカゴ・PDで2時間の枠、そしてそのすぐ後に同じ話を引き継いで、シカゴ・ジャスティスの第1回が放映されました。
木曜日放送のシカゴ・メッドはまったく違うエピソードになっているので、シカゴ・メッドを丸々使うことはありませんでした。
シカゴ・メッドがファイアーとPDほど面白くないからなのか、火災の犠牲者の話を病院内で1時間展開することができなかったからなのか、定かではありません。
でもシカゴ・メッドはこんな感じでちょこっと差し込むだけで十分だと思います。なので、今回の形式で良かったです。
タイトルにシカゴ・メッドを入れていないのは、こういう理由からです。
でも一応4ウェイ・クロスオーバーですけどね。
ネタバレなしのあらすじは、こんなところです。
以下、感想なのでネタバレありです。
以下ネタバレ注意
【シカゴ・シリーズ】4ウェイ・クロスオーバーの感想
いや~今回の話はかなりエモーショナルなお話でした。
特に、シカゴPDを取り巻く話がかなりエモーショナルで、実はこの2時間、泣きっぱなし。
前回のシカゴPDで、オリンスキーがとてもいい味を出していました(前回の話はこちら→【シカゴPD】シーズン4第15話のあらすじ&感想(ネタバレ注意)
あれは伏線だったのか!!
と思うほど、悲しい回でした。
ていうか、まさかオリンスキーがこんな可哀想な目に遭うとは…
前回、娘レキシーを呼び出して「どれほど愛しているか伝えたかった」と言っていたオリンスキー。
そんな最愛の娘レキシー(19歳)が、今回の火事で体に60%の火傷を負ってしまい…
結果、なんと命を落とすことになるなんて…
まさか死んでしまうとは思いませんでした…
もうオリンスキーと奥さんの目線になってしまい
号泣しまくりでした。
どっちかっていうとシカゴPDは泣かすタイプのドラマではないんですけど…
やっぱり子供を持つと、子供の事件や事故に敏感になりますね。
若い頃、母ちゃんがよく子供絡みの感動話をテレビで見て泣いてばっかりいて
「母ちゃんまた泣いてる!!」
と冷やかしてましたけど、
それ、今のワタシ。
子ども絡みの事件事故を聞くと、すぐ涙出てくる。
やっぱり立場を重ねて見てしまうんですね。
はっきりいって、自分の子に何かあったらと思っただけで、気が狂いそうになります。
たぶんね、私は耐えられないと思うんです。
旦那はなんとか生きていくと思う。でもきっと我が子にもしものことがあったら、私は耐えられないな。
というわけでオリンスキーと奥さんが本当に気の毒で…
今回の話のオリンスキーの演技もすごく良かったです。
そして、犯人ですが途中まではデッドエンドばかりでしたが、最後の方に生存者からの目撃証言をきっかけに急展開を迎え、無事に犯人を逮捕します。
その犯人がこれまたムッカつく若者でして。
オリンスキーが手を出す寸前でアントニオが登場し、舞台はシカゴ・ジャスティスへと移ります。シカゴ・ジャスティスは検察側の話なので、シカゴPDが捕まえた犯人を起訴するわけです。
ちなみにシカゴ・ジャスティスはこれから見ます。(まだ見てねえのかよ!)
シカゴ・ジャスティスは記念すべき第1回めなので、記事1つ分取りたかったんです。
おっと、凄惨な火事のせいですっかり言い忘れていました。なんと、セヴライドの恋人候補アンナさんが、やっぱりセヴライドと付き合ってみよう~と思ったのか、シカゴに越してくることになりました。
セヴライド良かったね…やっとステディな恋人ができるかも…
ということは、アンナさんはシカゴ・メッドに出演することになるのかも?
でもなーなんとなくアンナさんとセヴライドは似合わない気がするなー。
セヴライドがアンナさんの命を救った相手というのが引っかかるというか。
ブリッジ・エフェクト(橋の上の効果)なんじゃないの~?みたいな。
シカゴ・ファイアーに若い事務の女性が入っていて、その子が純朴そうで可愛いんだけど、セヴライドはその子の方が似合う気がするなー。なんかアンナさんは自立しすぎてそう。
また、シカゴ・ファイアーとシカゴPDはともに20日ほど中休みです。
娘を失ったオリンスキーが大丈夫なのか気になりますし、何もなかったかのように仕事に戻ってても変なので、中休みが緩衝材になってくれそうです。早く見たいのは山々ですけど。
それでは、次回はシカゴ・ジャスティスのパイロット版を報告します。