海外ドラマ「ホームランド」のシーズン6の放映が開始されました。
ホームランドはCIAによるテロ対策を描いた作品です。
実はシーズン1の後半で一度脱落した作品です。
でも評判が良いので、再チャレンジしたところ、だんだんハマり、今では私のおススメ海外TVドラマ〝ベスト10”にランクインしています。
ホームランドのCIA工作員ピーター・クィン(ルパート・フレンド)は、私の海外ドラマで一番好きなキャラクターだったりします。
以下、ネタバレ注意
『ホームランド』シーズン6 第1話の感想
シーズン6の舞台はニューヨークです。
キャリーは娘フラニーとニューヨークに戻り、CIAを退職してイスラム教徒のアメリカ人を支援する弁護士と共に働いています。
アメリカは、初の女性大統領の就任式を控えています。
(ヒラリー当選を予想していたっぽいですね)
第1話では、キャリー、ソール、ダール、クィンと見慣れた4人の顔が登場しました。
クィンの運命は?
クィンは生きています。
シーズン5でとんだ目に遭ったクィン。
意識も戻らず、シーズン5の最後は、キャリーがクィンの万一の遺書を読み、病室に光が差す中、クィンを見つめているシーンで終わりました。
あのとき、キャリーはクィンを枕で窒息死させちゃうんじゃないかと思いました。
でも、クィンは生きていました。
喜ぶのも束の間、クィンは身体と脳に麻痺を抱えていて、思うように動くこともできません。思考能力も低下しているようです。
第1話を見て愕然としてしまいました。
クィンには死んで欲しくないけれど、ファンとしては以前のクィンを知っているだけに、非常にツライ展開となりました。
私としては、シーズン5でクィンをあんな目に遭わせた製作陣に憤りを感じますし、大きな間違いだと思いました。
だって殆どクィン目当てで見てたし。
もちろんクィンはファンの一番人気のキャラです。
ウォーキング・デッドで言えば、ダリル…いやそれ以上かもしれない。
そんなクィンが体に麻痺を抱え、かつ言語や思考にも後遺症が残っている状態を見るのは耐えがたかったです。
しかもクィンは自暴自棄になって、ドラッグにも手を出します。
もちろんキャリーが助けて、保護人としてクィンを自分の家に預かることになるのですが…
キャリーがクィンのことを思って助けようとすればするほどクィンは反発します。気持ちは分かりますよね…
正直、このシーズンでずっとキャリーがクィンの世話をして回るのかと思うと、やっぱりそんなのは見たくないわけで。
クィンが元のCIA工作員かそれと近い状態に戻れないなら、クィンを生き返らせる意味がないんじゃないかな?とファンとしては思いました。
あとCIAも病院はVAなんだ、と思いました。VAはVeterans Affairsの略で、軍人の病院なんですが、てことはFBIもかな?Government employees全体なのかも。
その他のキャラ
シーズン5でキャリーにプロポーズをしたオットーはといいますと…
キャリーに外国で難民を支援する職を説得するのですが、なんとオットーは「新しい女がデキた」とかシャーシャーと語ります。
まー軽薄!!
まあ、あんな簡単にプロポーズするような金持ち男ですから、そんなもんだろうと思いましたけど。世話にはなったけどさぁ!プロポーズしといて数カ月後に新しい女とか…軽薄すぎるだろ。
キャリーを思い続けるクィンと大違いですね。
テロのストーリーの方向性
本筋としては、アメリカ政府がまだ起きていないことを取り締まって行くような感じですね。表現の自由が認められている社会で、どこからがヘイトスピーチになるのか、どこからが犯罪になるのか。難しい問題ですね。
セクーというイスラム系の若者がアメリカを批判する動画をネットにアップロードしているため、当局に逮捕されてしまいます。
セクーは法に触れるようなことはしていませんが、「ジハードに参加する39つの方法」というようなタイトルで動画をアップしています。また、ISISとつながりのあるボコ・ハラムの本拠地ナイジェリアへの航空券も所持していたことから、セクーの立場はどんどん悪くなっていきます。
また、女性大統領が就任するというタイムリーな設定になっています。番組側もヒラリーが当選すると予想していたのかもしれませんね。
さてキーン大統領は中東からアメリカ軍を完全撤退させたい意向です。ダールはもちろん反対ですが、ソールは大統領も話せば分かってくれるだろうと楽観視しています。
なにやら女性大統領の周辺もきな臭くなりそうな今シーズンです。
ホームランドはHuluで視聴できます。