数多くの海外TVドラマの中から私が選んだベスト10を紹介したい。
ドラマには一話完結型とストーリー継続型と二種類ある。
続きが気になるストーリー型の方が中毒性は高い。
逆に一話完結型は、一話見逃しても問題なく見れるという気軽さが良い。
ハマるという観点から、私のおススメベスト10ランキングでは、ストーリー型のドラマが多くランクインしているのが分かる。
寝不足必死!絶対にハマる海外ドラマベスト10
1. ゲーム・オブ・スローンズ
ベスト1位は断然ゲーム・オブ・スローンズだ。これを見ないで何を見る!と断言する。ドラマの枠を超えた作品で、壮大な映画を見ている気分になる。
念のため言っておくが、ゲーム・オブ・スローンズは歴史ものではない。舞台は中世のヨーロッパをイメージしたものだが、歴史とは全く関係がないので、歴史アレルギーの方にも心配せず見てもらいたい。
また、「ファンタジーもの」というのもゲーム・オブ・スローンズを正しく描写していない。視聴した人にしか理解できないだろうが、これほど人間の泥臭さ、恐ろしさを描いた人間らしいドラマは他にはない。
映像の美しさも圧巻。映画並みの膨大な製作費をかけている。先が読めないストーリー展開、善悪備えた魅力的な登場人物、人間の欲求や性根を露わにした描写、緻密に絡み合う物語、とにかくすべてが完璧。
日本であまり人気がないという噂も聞いている。私の推測する限り、人気がないのではなく認知度が低いだけなはずだ。本国アメリカでも賞を総ナメ、熱狂的なファンを誇る作品だ。これを超えるドラマは今のところ考えられない。
ウォーキング・デッドのファンだったアメリカ人の友人男性にこのドラマを勧めたところ、中毒になり、ブルーレイを一式揃え、私に会うたびに一話ずつ興奮してレビューを話してくれる。今では「ウォーキング・デッドなんかクソだ。どうでもいい。」と言っている。
登場人物が多いため、最初の数話は混乱するかもしれない。ネットで主要人物の顔と名前、相関関係を見ながら視聴すると良い。いったん把握すれば不要になる。
暴力描写や性描写が多いので、18歳未満にはおススメできない。子供が寝静まってから見るようにしよう。
2. ブレイキング・バッド
本国でも熱狂的なファンを抱える作品。
高校で化学を教える教師が肺がんを患っていることを知り、莫大な医療費と自分が亡くなった後の家族が経済的に困らないように自身の化学の知識を利用してドラッグを精製することを思いつく。かつての教え子をパートナーに、精製したドラッグをディーラーやギャングに売りさばこうとするが…という話。
もともとドラッグを扱うドラマを見る気にはなれなかったのだが、本国での人気が根強いため視聴してみることにした。
見事にハマッた作品。すでに完結しているが、最終話も有終の美を飾る見事なエンディングだった。主役のウォルターを初め、出演者が素晴らしかった。当然、多くの賞を受賞している。
本作品もスピンオフ「ベター・コール・サウル」が2015年より放映開始している。
3. ウォーキング・デッド
日本でも人気のゾンビ終末ドラマ。本国でも大人気。単なるゾンビものではなく濃厚な人間ドラマが魅力。本当に怖いのはゾンビではなく、人間であることを実感させられる。実際にこの世の終わりがきたときに、食糧物資を巡り、こうなるであろうと予想できるところがリアル。
2015年よりスピンオフ「フィヤー・ザ・ウォーキング・デッド」が放映されているが、評判はあまり宜しくない。ウォーキング・デッドはゾンビが発生して数か月経過してからの世界を描いているが、そちらはゾンビ発生直後の作品。
【ネタバレ】ウォーキング・デッドのスピンオフ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』の感想 - ミセスGのブログ
4. ロー&オーダーSVU(性犯罪特捜班)
1999年から始まり、現在シーズン17となった長寿番組。ロー&オーダーシリーズの一作「ロー&オーダー性犯罪特捜班」。クオリティの高さはお墨付き。性犯罪や子供を狙った犯罪を専門に扱う特捜班。それゆえにダークで残酷な犯罪が多い。
この作品の魅力はなんといってもマリシュカ・ハージティの存在。
もともとエリオット・ステイブラー(クリストファー・メローニ)とオリビア・ベンソン(マリシュカ・ハージティ)がパートナー同士で、2トップの主役だったが、クリストファー・メローニがシーズン12で降板。
彼の降板によって番組の視聴率の低下が心配されたが、マリシュカ・ハージティというけん引役を筆頭に名俳優が脇をがっちり固め、人気は衰え知らず。
オリビア役のマリシュカとエリオット役クリストファー・メローニは実生活でも親友。
5.デクスター
事前知識がなかったためか、このパッケージに手が伸びなかった。しかし見始めて「こんなに面白かったのか、なぜ今まで見てなかったのか」と食わず嫌いは良くないと自分を戒めた作品。
マイアミ警察の血痕鑑識官として働くデクスターには裏の顔があった。殺人欲求を抑制できない連続殺人鬼としての顔である。デクスターの養父はこれに早く気づき、養父のアドバイス通り、悪人だけを選んで始末していくデクスター。若干倒錯したダークヒーローというところ。
連続殺人犯としては完璧主義者のデクスターだが、たまにミスを犯すので、正体が警察仲間や警察官の妹にバレそうなることも多々あり、見ているこちらが手に汗を握る。
良い作品だが、最終話だけが残念な終わり方だった。本国でも最終話の評判はあまり良くない。最終話を除けば素晴らしい作品。
6.セックス・アンド・ザ・シティ
ニューヨークの30代の働く独身女性を描いた作品。一話が約20分なので手軽に見れる。気の利いた英語の言い回しが多いので英会話にも最適だ。女性用ドラマと侮るなかれ。テストストロン多めの私の旦那も「おもしろい」と認め、一緒に視聴した作品だ。
ライターのキャリー、弁護士のミランダ、広告業のサマンサ、画廊で働くシャーロットの4人が様々な恋愛模様、男女関係、セックス、結婚、人生、キャリアについて語り合う。
スタイルが良く、ゴージャスで性に奔放なサマンサ(キム・キャトラル)はアメリカ人男性に絶大な人気を誇っている。オスカーデラレンタ、エルメス、マノロブラニクなど豪華なブランドアイテムも見どころの一つ。
7.24 -TWENTY FOUR-
メジャーすぎて入れるべきか迷ったが、海外ドラマが爆発的に人気となったきっかけとなった作品なので敬意を表して入選。
殆どの人が見てるだろうから説明は不要だろう。やはり面白い。
但し、個人的にシーズン1からシーズン4までが好きで、その後のシーズンはストーリーもイマイチ。
8.プリズン・ブレイクのシーズン1
24と同時期に人気を博した作品。しかし、良かったのはシーズン1のみ。
シーズン2と3も見れることは見れるが、感銘は受けない。
シーズン3でメキシコの無法刑務所を脱獄するシーンは評価できる。
シーズン4に至ってはストーリーも矛盾満載で最悪の出来だった。
シーズン1は神がかっていた。
刑務所のブループリントを入れ墨に入れるなど度肝を抜かれるアイデアに鳥肌。
主演のウェントワース・ミラーを初め、登場人物も魅力的だった。
9.ビバリーヒルズ高校白書・青春白書
海外青春ドラマの金字塔といったらやはりこれ。ゴシップ・ガール、ワン・ツリ・ーヒル、The OCなど青春ドラマはたくさんあるが、元祖にはかなわない。リメイクも制作されたが、数エピソード見てギブアップしてしまった。
10.ホームランド
実はシーズン1で一度ギブアップした作品。
しかし評判がいいので後日続きを見始めてハマッた作品。
対テロのCIAの活動を描いた作品。時を同じくして中東で暴力が吹き荒れ始めたので非常にリアルでハラハラドキドキする。
CIA工作員のピーター・クィン(ルパート・フレンド)が素晴らしい。一言も発さなくても物凄い存在感。
この他にも面白いドラマはたくさんあるのでまた改めて紹介したい。
追記:
この記事を書いた後に見たオーストラリアのドラマ「ウェントワース女子刑務所」がハンパなく面白い!
この記事のランキングはそのままにしておきますが、私のなかでウェントワース女子刑務所はブレイキングバッドを抜いて第2位です。
ゲーム・オブ・スローンズ、ウォーキング・デッド、ウェントワース女子刑務所はHuluで視聴できます。