前回、米国のマリッジ・サーティフィケイト(婚姻証明書)の名前を変更する手続きについて書きました。正確には、修正というか私のミドルネームが抜けていたのでミドルネームを足しただけです。
婚姻証明書の名前を変更するには、裁判所を通して改名手続きが必要と言われたので、改名手続きをしたわけです。
ところが…
Marriage Certificate(婚姻証明書)の名前は変更できない
上級裁判所で無事に改名手続きを済ませたあと、さっそくその足で Clerk Recorder Office に向かいました。
裁判所からの改名済み書類も提出し、しばらく待っていたところ…
なんと marriage certificate の名前は変更できないと言われました。
はあっ!??
厳密には、結婚したときはその名前だったのでその名前を変更することはできない。改名をしても婚姻証明書の記載内容を変更することはできないと言うのです。
その代わり、marriage certificate と共に裁判所からの改名ドキュメントをセットで提出すればOKと言われました。
要は、marriage certificate を使用しなきゃいけないシーンで、上級裁判所が認めた改名書類を提出すれば問題ないということです。
なんなんだよ…結局 marriage certificate 上では名前は変更できないのかよ、と思いましたが、いずれにしてもグリーンカードやソーシャルセキュリティの名前をアップデートするために裁判所を通しての改名手続きは必要。marriage certificate に反映できないのは残念でした。
最初に担当した女性の方はそんなこと何も言ってなかった。
そして今回担当した女性も、そんなこと知らず、他のスタッフに聞いて判明した。まあアメリカではよくあることですけどね。日本でも役所だとたまにあるね。
ちなみに変更できないのは名前だけで、たとえば住所のタイプミスなどは変更できます。
グリーンカードの名前を修正
グリーンカードの名前を修正するため、marraige certificate と裁判所のサインが入った改名書類をセットで提出しました。詳細はこちらの記事で。
ソーシャル・セキュリティの名前をアップデート
最後はソーシャル・セキュリティの名前をアップデートしに行きます。
10年以上前に留学中に取ったソーシャル・セキュリティ・カードは、結婚した後も変更しておらず、旧姓のまま放置していたので、結婚後の名前に変更します。ソーシャル・セキュリティ・ナンバーの名前変更は意外と忘れがちなので、気が付いたら変更手続きしましょう。
ソーシャル・セキュリティ・オフィスに行って(予約なし、ウォークインでOK)marriage certificate と裁判所のサインが入った改名書類を提出しました。グリーンカードはまだ修正手続き中ですのでファースとミドルネームがあべこべのままでしたが大丈夫でした。
2週間以内に正しい名前のソーシャル・セキュリティ・カードが届きました。
これで公的書類は全部正しい名前に修正できました。
ふぅっ…とんだ間違いばかり犯してしまいました。反省。