ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想、世の中のお話

アメリカ人彼氏が日本に来れなくて結婚式を延期した話

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どうも、Gです。

もうけっこう前の話になりますが…

何を隠そう、わたくし、結婚式を延期したことがあります

相手は今の旦那です。

あの時は辛かった…

まあ今となっては、いい思い出ですけどね。

なんで延期せざるを得なかったかというと…

 

結婚式を延期した

旦那が国外へ出られない

アメリカのフィアンセビザを申請した後、すぐに妊娠が発覚しました。

アメリカのK-1婚約者ビザ(フィアンセビザ)を2回も取った話。健康診断も。

なので、お腹が大きくなる前に、日本で結婚式を済ませることにしたのです。

ところが、当時は旦那が仕事で身体を痛めていて。

日本で言えば労災っぽい感じで仕事を休んでいたんです。

そのためミリタリーから国外へ出る許可が下りなくて。

来れるのか来れないのか、寸前まで分からない状態。

「たぶん行けると思うけど」みたいな曖昧な返事。

ミリタリーはいつもそういう感じで、休暇も予定が立たなかったりします。

命令なので、しょうがないんですけど。

旦那が「たぶん大丈夫」とテキトーなこと言ってたくせに、案の定来られなくなったから、腹が立ったんですね。

こっちは日本で結婚式のための準備で何度も会場にミーティングに行って大体のことを決めて…

もちろん招待状も出した後です。

も~う電話で口論しまくりでした。

国際結婚&結婚前に妊娠しちゃった、というだけでもレールから外れまくってるのに!

挙句の果てに結婚式に新郎が来れないだと?

恥ずかしいやら情けないやら、親に申し訳なくなってしまって。

もちろん彼のせいではないんだけど…

結婚前の妊娠とか、結婚式を延期ということが日本でどういう印象を与えるかとか、そういう日本の社会に起因する深い価値観は、なかなかアメリカ人には理解できないだろうと思って、よけいに悲しくなったりしました。

私も旦那も結婚式は別にやらなくてもいいというタイプ。金かかるし。国際結婚の手続きだけでもかなりかかっていたから、結婚式に金使うくらいならその後の生活に使った方がいいとか思ってました。でも、親は古いタイプですし、やらないわけにはいかなかった。

 

親に励まされる

プンプン怒る私の救世主となったのは、やはり両親でした。

両親は彼を責めるようなことは決してせず、

「仕方ないよ、仕事なんだもん。ふつうの民間の仕事とは違うし、国の仕事してるんだから仕方ないことだよ。あんたがそんなに責め立てたらGさん可哀想だよ。思い詰めて交通事故でも起こしちゃったりしたら大変だから、大丈夫だよって言っておきなさいよ。」

と。

この言葉にどれだけ癒されたことか。

お腹に赤ちゃんがいることが支えにもなりました。

「母ちゃん、がんばれ」

と赤ちゃんに言われてるような気がして。

腹をくくった私は、彼に電話をして

「結婚式は延期する、どうにかするから大丈夫。妊婦なめんな。」

と伝えました。

 

式場への相談

ウェディング・プランナーに事情を説明して結婚式の延期を交渉したところ、キャンセルではなく延期なので、違約金とかキャンセル料なんかは一切取られませんでした。

良心的ですね…

とはいっても旦那の訪日予定日がいつになるか分かりません。

披露宴の日程は未定のまま、ペンディングとなりました。

 

招待客への連絡

お次は招待客への連絡です。

人数は30名くらいと少なかったので、近くの人たちには直接行って事情を説明しました。

恥ずかしかった…(涙)

遠方の人たちには電話で連絡しました。

迷惑かけてしまい、本当に申し訳なかったです。

 

無事、挙式!

旦那の方が一段落したようで、ついに国外渡航への許可が下りました。

分かった時点で式場と招待客の皆さまに出欠席の確認をし…

子供を産んだ後3か月くらいに、無事に結婚式を挙げることができました!

同時期にフィアンセビザを取り直したり、子供のアメリカ大使館への出生届やアメリカ国籍の取得、DNA鑑定、パスポートの取得なんかをやっていたので、そらもう、頭が爆発しそうでしたよ

旦那と子供のDNA鑑定も、旦那が来日したこのときにやりました。

プラス子供と一緒に渡米の準備ですからね…気持ち的にも限界でした。

でも、こうした過程を経ると、この先何があっても大丈夫、と思えたりするので、それが慰め。

結婚式はやらなくても良いと思ってましたが、私が間違っていました。

結婚式やって本当に良かった!!

家族や親せき、招待客の方々に祝福され、とても素敵な思い出になりました。

神田うのさんじゃないけど、何回やってもいいわ。なんて、1回しかやらないから意味があるんでしょうけど。

娘が、結婚式のアルバムを嬉しそうに何度も見かえして、友達にも見せたりしてるんですよね。

自分も大きくなったらこんなドレス着たいって。

子供のためにも、どんな小さい式でもいいからやった方がいいと思いました。予算がなければ、写真だけだって構わないと思うんです。迷っている人がいたら、是非結婚式を挙げることをお勧めします。

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