男どもォ!ツーブロックにするならここまでやりゃー!
ツーブロッカリスト必見!
「ヴァイキング~海の覇者たち~」シーズン3でございますの。
「ヴァイキング」にはイケメンのツーブロックが多数登場するので「僕、格好良いツーブロッカーになりたいです!」という人は是非本作を鑑賞して参考にしてご覧なさいね。
では「ヴァイキング」シーズン3までのツーブロックをいくつか紹介したいと思います。
なんでって…よく分からねぇよ。よく分からねぇけど、美しいものを見ていると癒されるじゃんかさ…。
シーズン1初期のラグナルは半端なツーブロックでした。
耳から後方の髪の毛の刈り上げが甘いよね。前方や天辺の髪の毛ちょこっと伸ばしちゃってる。
ヘアーも中途半端さを残したことで領主や王に登る前段階であることを示しています。
やがてシーズン1の後期はこうなります。
同じシーズンでもこんなに髪型違うんですよ。
ちなみに頭の落書きはシーズンを追うごとに増えていきます。
私のお気に入りツーブロックはこの頃のラグナルのヘアスタイル。たまらん。
サイドを高い位置まで刈り上げ、上の方はゆるく編み込んでからの三つ編み。
・・・単なるラーメンマンに見えなくもない。
ヴァイキングのキャラクターたちのヘアースタイルだけでも準備するのは大変だろうなぁ。
髪型はラグナル・ラスブロークの人生を具現化しているとも言える。
シーズン3ではラグナル王の隆盛に陰りが見え始めた頃だが、ラグナルのヘアも同様に三つ編みロングをばっさり切ってシンプルな短髪ツーブロックになっている。
ツーブロックの下の方はタトゥーに覆われている。
頭にタトゥーを入れてる人はさすがに米国でも少ないが、このくらいのヘアーは現代でも見かけるので取っつきやすいかもしれない。
でもやっぱり三つ編みがイイ!
ちなみに「ヴァイキング」のキッズ達は後ろだけ刈り上げられる若干気恥ずかしい前後ツーブロックにされる。
このレベルを超えるまでは辛抱が必要だ。
バトルをこなしていくと正統派ツーブロックへと昇進する。
日本人の君が床屋に行って「このヘアーにして下さい。」と理容師に言ってしまうと、最終的にアジアの犯罪グループメンバーの雰囲気になりかねないので注意してくれ。
三つ編みが見えた方がいいな。
一方、クリスチャンは自由な髪型をエンジョイ。
ポロンもといコロンもといポルンのアフターは刈り上げ過ぎだな。島津亜矢ちゃんもビックリだよ。
奴隷もとい自由の民もとい女戦士もといビヨルンの嫁という成り上がり人生だから、ここまで刈り上げることができた。
でも前の方がよかったし、刈り上げるよりラゲルサのように編み込んだ方がいい。
ラゲルサのヘアスタイルいいなー。
でもああいう細かいセットは、髪の毛がシルクのように極細じゃないと出来ないのよねー。
雪の女王エルサみたいな絹髪よ。日本人の髪質には男はチョンマゲ、女は束ねるか垂らすか丸髷が似合うんだよなぁ。
糞ー、ラゲルサのヘアスタイルやってみてえ!
ではヴァイキングの髪型の講釈を終えたところで、あらすじと感想に参りますよ。
【ヴァイキング~海の覇者たち】シーズン3前半戦あらすじと感想
ロロ様スタイルいいなー。
クライブ・スタンデンはTAKENの第1話はパッとしなかったのに、ロロ様だとこんなに輝く。
なんでもこなす器用な俳優もいるけど、自分のカラーに合った役を見つけると俳優はさらに輝くね。
さて。
王になったラグナルは、ビヨルンに「パパは別に王になりたかったわけじゃないのねー」と本音を吐露する。
ラグナルは他の指導者たちと違って権力にはあまり興味がなく、探検をして農場を開拓したかったんです。もともと農民だから。
ラグナルが王になったのはハロルドソン首領、ボルグ首領、ホリック王を倒したからだけど、いずれも相手から仕掛けられて戦うざるを得なかったわけです。
ここがラグナルのユニークなところで、権力への無関心がアセルスタンと親友になれた理由でもあるのかもしれないよなぁ。二人は権力とは別の知的好奇心という共通点を持っていた。
イングランド
ラグナルたちはイングランドに戻る。
イングランドのウェセックスに着いた一行は、エクバート王と交渉の席につく。
エクバート王は土地を提供する代わりに「マーシアのクィンスリス女王のために戦ってくれんか!」と要求。
これにラゲルサが異を唱えたため、エクバート王は「じゃあ、そなたはヴァイキング民の移民計画の音頭をとるがいい」と勧める。
ラゲルサはヴァイキングの農民とウェセックスで町作り、戦士たちはマーシアに向かいクィンスリスの伯父の軍を倒す。
しかしこの戦いでトルステインが負傷。矢で射抜かれた腕をフロキが切断する。
ああっ!大事なラグナルの部下が。トルステインはこの後もずっと調子悪そうで苦しんでいるんだけど、割と周囲が意に介さず、酒を飲んで「ガーハッハッハー」と笑って素通りしているのは一体…
トルステイン助けてあげて!
Khvostさんが説明してくれたように「死んだらヴァルハラに行ける」「死を恐れない」性質を備えているからなのかね。この2つは戦時中の日本軍ぽい。
ラグナルがクィンスリスのことを訝しがっていると、クィンスリスは叔父と長男の兄に長いこと性的虐待を受けていたとか同情せざるを得ないことを言う。
クィンスリスはさぁ…どうも信用できないよなぁ…エクバートもラグナルもマーシアについてクィンスリスの話の裏付けをとったわけじゃないし。
マーシアの内紛事情があまり語られていないけれど、最終的にマーシアをとるのが目的だからエクバートもクィンスリスの存在を利用してマーシアをぶんどる口実ができればどうでも良いからなのかな。
ヴァイキング戦士とウェセックス兵はクィンスリスの兄の軍を追討する。ここでトルステイン死亡。(トルステインはどっちにしても感染症で死んでいたけど)
ヴァイキングの主要メンバーどんどん死んでいなくなっちゃうじゃーん。
クィンスリスの兄たちはどうしてあんな不利な盆地にいたんだろうか。採石場のようなわざわざ窪んだ低地に全隊いるなんて…囲まれたらあっという間に全滅することくらい現代の素人でもわかるのに。
そんで囲まれてあっという間に全滅したわけだけど、クィンスリスの兄は戦場では命は助けられるものの、まもなくみんなの前でクィンスリスに毒殺されます。
戦場ではクィンスリスが「殺さないで!」と言ってたのでよく分からんが、自分の手で殺したかったらしい。
あと一瞬だが、クィンスリスが無理矢理ラグナルに乗っかって…オシッコを傷口にかけた…?
これによりラグナルの子を宿すらしい。
対マーシア戦で、ポロンじゃなくてコロンじゃなくてポルンが大切な顔面を切りつけられて重症。
ポルンはビヨルンとの子を宿していたので、戦いに参加させたことを「子の命まで危険にさらしよって、このルーキーが!」とラグナルに喝破され、凹むビヨルン。
トルステインや大勢の同胞を失い、フロキは「キリスト教徒たちのために何故戦わねばならんの」とラグナルに不満をぶつけます。
トルステインを失ってからフロキのキリスト教への憎悪ひいてはアセルスタンへの憎悪が高まっていきます。
カテガット
ヴァイキングとウェセックス軍がマーシアで戦っている間、ウェセックスではエクバート王がラゲルサと寝てたり、アセルスタンがジュディスと寝てたり、やりたい放題。
ちなみにジュディスはエクバート王の息子エセルウルフの可愛い嫁、ノーザンブリア王国のエラ王のキュートな娘。ヴァイキングきってのカワイ子ちゃんなので、モテモテ。
まぁエクバートとラゲルサのねんごろな仲は、ラゲルサがヘダビューに戻るまでの束の間の話だが。
カテガットでもやりたい放題している奴がいました。
ヘルガ、シギー、アスラウグ王女の3人は、謎のさすらい人の男の夢を見るという不思議な経験をしていました。
まもなく、夢の中のさすらい人が現実にカテガットの町に現れます。
男は名をハーバードと言いました。
のちのフロキの説明によると「ハーバード」というのは北欧神「オーディン」の別名だという。
アスラウグ王女はハーバードに魅せられ、ハーバードと性交中にラグナルの息子たちが氷湖に落ちてしまいます。
すんでのところでシギーが気付いて救助して死んじゃう。
シギーはおもしろい立ち位置なのでもう少し生きてて欲しかった。
ハーバード絡みのストーリーはなんかよく分からんが…ハーバードって神様っていうより…コレなんじゃないの?
ハーバードはまもなくカテガットを去りますが、実はこの後もラグナルたちヴァイキングが遠征中に再びカテガットにやってきて「傷ついた者を癒しているだけ」とか言いながらカテガット中の美女たちと乱交します。
ぜったい神様じゃないだろ、お前。
でも、アスラウグ王女はハーバードを愛してしまいます。愛は理屈じゃないんだ。
ただ、ハーバードには、骨無しアイヴァーの痛みを取り除いてやるという不思議な能力がありました。痛みで泣き叫ぶアイヴァーに優しく話しかけてやるだけで、アイヴァーは痛みから解放され、眠りにつくことができたのです。
アスラウグ王女がハーバードに気持ちを寄せたのも、これが大きいよね。ラグナルはアイヴァーを不具だからと殺そうとしたし、その後も愛情を向けることはなかったから。
ラグナルは「息子が凍る湖で溺れたとき、いったいアスラウグは何をしていたのか」と疑いますが、アスラウグがハーバードという男と逢引きしていた事実を知ります。
まぁ、ラグナルは怒るけど、もともと愛のない関係だったからなー。それより息子を危険に晒したことに怒ってるよね、ラグナルは。
ラグナルはアセルスタンのパリの話に魅せられます。というわけで次の目的地はパリに決定。
ヘダビュー
前シーズンでDV夫を倒してヘダビューの首領になったラゲルサもイングランド行きに参加したので、ヘダビューは右腕のカリフというイケメンが留守を預かることに。
「お任せ下さい」というので任せたら「ヘダビューは俺のもの」とか言って勝手に首領になる。
なお、カリフはホリック王の息子エルレンデールを仲間に入れる。エルレンデールはもちろんラグナルへの復讐心を捨てておらず、ロスブローク家への憎しみを隠さない。エルレンデールはボルグの未亡人トービを嫁にしてたが、トービは明らかに不幸な様子。
ラゲルサが戻ってくるが、ラグナルの威を借りたことでカリフと紛争にはならず、ラゲルサとカリフがヘダビューを共同統治することになる。
ラゲルサも強い女も大好きだけど、ラゲルサであっても女が一首領になるのは難しいのを実感するよなぁ。ラグナルがいなかったら首領の地位は保持できなかったわけだし。
女は肉体的パワーでは勝てないんだから、この時代に女が指導者として君臨するには、忠実で剛勇無双な家臣団が不可欠じゃない?カリフがその役だったのにそのカリフにクーデター起こされちゃ、立つ瀬がないよなぁ。
ウェセックス
マーシア国の戦いを終えてウェセックスに戻ってきたエセルウルフ王子。帰ってきたら嫁がアセルスタンの子を宿していることを知り大激怒。
エセルウルフはこのドラマで最も使い走りされたり利用されたり裏切られた人物じゃない…?
エセルウルフはヴァイキングの移住地に向かい、ヴァイキング農民たちを虐殺します。
女子供も構わず皆殺し。
ヴァイキングもクリスチャンも同じだな。
エセルウルフは大広間でエクバート王に喝破されますが、二人きりになるとエクバート王が「よくやったぞ、息子よ」と褒める。
エクバート王の命令だったのか…
ヴァイキングの生贄の儀式に参加したときに、王様、渋い顔してたもんなー。
後半に続く。