オレンジカウンティから車で3時間ほどにあるスキーリゾート地「ビッグ・ベア―・レイク」に行ってきた体験記です。
とても素敵なところで家族ともども気に入ったので是非紹介させてください。
【ビッグ・ベアー・レイク】
ビッグ・ベアーってどこにあるの?
ビッグ・ベアー・レイクはロスアンゼルスから東に車で2時間ほど行ったところにあるスキーリゾート地です。
オレンジカウンティからは北西に2時間半くらいですかね。
公式サイト: https://www.bigbear.com/
ビッグ・ベアー・レイクは、標高6,752フィート(2,058m)にある湖です。
富士山が12,388フィートなので、ちょうどその半分くらいの標高ですね。
いまだにフィートの感覚がつかめず、6000フィートとか標識が出ていても「それって何メートル?」状態になっちゃうのよね。
冬場は雪が降るのでスキーやスノボーのリゾート地、夏場は暑さを逃れてやってくる避暑地として人気があります。現地の人に聞いたところ、雪が降るのは1月~3月くらいで、2フィートくらい積もる時もあれば、数センチしか積もらない時もあるそうです。
ロスから2時間ですからお気軽に行けますね。LAX(ロスアンゼルス国際空港)からは114マイル(183km)で2時間18分で行けます。
ちなみに名前の通り、ネイティブインディアンが居住していたころは、クマがたくさんいたそうです。
ビッグ・ベアーまでの旅路
ビッグ・ベアーに行くまでの様子をお楽しみ下さい。
この日はちょっと曇り空でした。でも私には暑すぎない曇り空がベストです。
途中でトレーラーの事故に遭遇しました。とにかくアメリカは交通事故が多いです。
あの山を登って行きます。
この辺はサンベルナルディーノ・カウンティのレッドランド辺り。サンベルナルディーノは2015年に障害者センターでイスラム系夫妻と友人男性の3人による銃乱射事件が起きたところですね。
あそこらへんからここまで登ってきました。山道がけっこう長いです。
だんだん雲に近付いてきました。
雲に到達。温度が6度まで下がりました。
さすがに半袖で6度は寒いです。5分ほど車の外に出て足を伸ばしましたが、すぐに車の中へ入りました。
山道を抜けて、ついにビッグ・ベアー・レイクに到着です。うってかわってお天気でした。空が青い!
滞在ホテル
今回はCoolCabinsのコテージに滞在しました。
Big Bear Lake ホームページから、いろいろなタイプのホテルを探すことができます。
実は最初はAirbnbやVRBOなどのバケーションレンタルを探していたんですが、いつのまにか「サービス料」なるものが課金されるようになっていたんですよね。それがバカ高い。
たとえば1泊120㌦のバケレンでも掃除代が60㌦、サービス料が120㌦なんていうのが多くて、2泊で240㌦のはずがトータルで420㌦とかになっちゃう。
しかもそのサービス料が何なのか使途不明。こんなの使えるか!と思って、隠れコストがないホテルを直接予約することにしました。
CoolCabinsはクレジットカードかデビットによる前払い、契約書などにオンラインで署名して終わりです。
当日はチェックインオフィスでチェックインし、そこでコテージの場所を教えてもらいます。
こんな感じの道路を通って行くと…
こちらが滞在先のロッジです。閑静な場所にあって、とても気に入りました。
やっぱり山にきたらロッジに滞在したいでしょ。
唯一残念だったのはこのリビングの窓が道路に面していたため、カーテンを少ししか開けられなかったこと。とはいっても、ほとんど人は通りませんでしたが。
なお、ドアのところに鍵が入ったセーフボックスが取り付けられていて、そこにオフィスでもらった暗証番号を入力する(ダイアル式)とセーフボックスが開いて鍵を手に入れることができます。
ちなみにチェックアウトは鍵をセーフボックスに戻しておくだけでOKです(番号変えとくのを忘れずに)。チェックアウトしました、とオフィスにテキストメッセージを送れば完了です。チェックアウトが12時なのが嬉しいです。
中に入ってみます。
リビングは広々!2家族くらい余裕の広さでしたね。ただしバスルームが1つなので、トイレ事情は混雑するかもしれません。
洗濯機と乾燥機付きは嬉しいですね。洗剤と柔軟剤を持参していきましたが、こちらで用意されていました。
リネン類もたっぷり用意してありました。
キッチンはキッチン器具、キッチンペーパー、フライパン、皿、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカーなどすべて揃っていたので、自炊もOKです。
ただし、なぜかキッチンシンクの水道が熱湯しか出ず、皿を洗うときに難儀でした。
2Fはロフトと寝室が1つあります。
子どもってロフトが好きですよね。
もう一つの寝室です。等身大の鏡もあります。
このロッジは、私たち家族3人にはピッタリでした。
あまりにも居心地が良くて、このままここに住んでしまいたくなりました。
夫も娘も大変気に入り、夫は独身ならこういうロッジに住めたら幸せとか言ってました。
NetflixとWifiが利用できました。コテージによって利用できるところとできないところがあるので、予約の際はよく確認してください。
こちらのロッジで2泊で412㌦でした。
ヴィレッジ
ビッグ・ベアー・レイクのセンター街が「ヴィレッジ」と呼ばれる町です。ちょうどビッグ・ベアー・レイクの南の中央にあります。
滞在したロッジのチェックインオフィスもその近くにありました。
こちらがヴィレッジの街並みです。レストランや民芸品店が並びます。
おすすめレストラン
テディベア
現地の人に聞いたおススメレストランは「テディベア」と「ブラック・ハット」でした。
テディベアはファミリー向け、ブラック・ハットはもう少しお洒落な感じのレストランです。
2店ともビレッジのメインストリートであるPine Knot Blvdにあります。Pine Knot Blvdはビッグ・ベアー・レイクのメインストリートである Big Bear Blvdを走っていれば見つかります。郵便局のある信号のところです。
さっそくテディベアに行ってディナーを食べてきました。雰囲気も可愛くて、美味しかった!フランチャイズ店では味わえない食事で大満足です。特にホームメイドのパイが美味しかったので是非ご賞味あれ。
なお、最終日にまたテディベアに戻ってブランチにパンケーキを食べようと思いましたが、待ち人が多すぎて断念しました…今度行った時は絶対食べるぞ。
Grizzly Manor Cafe
その他、レビューで高評価なのは Grizzly Manor Cafe でしたが、巨大サイズのパンケーキを食べたいという人でない限り、別に行かなくてもいいかも…
Grizzly Manor Cafe はメインストリート(Big Bear Blvd)にあるので簡単に見つかりますが、いつも行列ができていました。
それからバイカーっぽい家族が多かったためか、旦那がNGを出してしまいました。(異常なほどに安全第一)
近くにデニーズもありましたが、朝はデニーズでさえ人が並んでいましたね…アメリカ人、そんなにパンケーキが食べたいのか。
気持ちはわかる。
The Grind & Grill Cafe
パンケーキを求めてドライブすること30分?最後に見つけたのがやはりメインストリート上で偶然見つけた The Grind & Grill Cafeです。
5ファミリーほど前に待っていましたが、30分くらい待って席につくことができました。
出てきたのがこのパンケーキ…まずそう…
と思ったんだけど、食べるとやっぱり美味しかったです。(私のは普通のサイズでした)
こんなの食べてるんだもん、太るよね。
アルパイン動物園
2日目はビッグ・ベアー・レイクの観光名所であるアルパイン動物園に行ってきました。
アルパイン動物園は傷ついた動物の保護とリハビリを兼ねた動物園です。
入場料
- 大人: $12
- 子供:$9(3歳~10歳)
- シニア:$9(60歳以上)
- ミリタリー:$9
アルパイン動物園はスキー場の真向かいにあり、隣にはゴルフ場があります(写真むかって左)。
こちらがスキー場。当たり前ですが、誰もいません。閉まってます。
動物園の駐車場はこのスキー場の駐車場を使っていました。
帰路
ボートはレンタルできます。私たちはしませんでしたけど。
この下の方でボートを借りたヤングなパリピが雄たけびをあげていました。若いな。
帰路は快晴なので、とても綺麗な山景色を堪能できました。空気も澄んでるし、空は青いし、最高。
ただ、山道が数十キロ続くので、運転には気を付けて下さい。こっちの人は山道でもすごい速さで飛ばします。でもところどころに「追い越してくださいスペース」があるので大丈夫です。
服装
私たちは5月にビッグ・ベアー・レイクに行ったんですが、おそらくベストシーズンだったと思います。(夏場はあがっても80度くらいです。)
5月の平均気温は19℃(最高)~1℃(最低)です。
昼間は半そで一枚か長そで一枚で、厚手のジャケットが1枚あればOKです。
私は寒がりなので、
1日目(18℃~1℃):Tシャツに中程度の厚さのカーディガンと薄めのダウンジャケット
2日目(21℃~7℃):半袖一枚か長袖一枚とカーディガン
3日目(23℃~7℃):半袖一枚とカーディガン
でした。
気温が低い早朝や晩は外にいないので、ダウンジャケットは1日目しか使用しませんでしたが、早朝や夜出かける人であれば薄めのダウンジャケットあたりは必要だと思います。