ミセスGのブログ

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山口達也メンバーの未成年わいせつ行為とメディアについて思うこと

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TOKIOの山口達也さん、やっちまいましたね。

山口達也さんの未成年わいせつ行為事件と報道を断片的に見ていて思ったことをつらつら述べます。

まずTOKIOの山口達也さんがこのような事件を犯してしまったことを非常に残念に思いました。ファンではありませんが、若い頃にガチンコを見ていて好印象を受けていたので、やはり皆さん同様に驚きました。

あの頃、ガチンコでヤンキーにキレて格好いいこと言っていた山口達也さんは何だったんだ…あの時のヤンキーの皆さんは今頃怒ってますよ。

 

山口達也さんが抱える2つの問題

児童性的虐待の問題

まずは、言うまでもなく未成年への許されざる行為です。46歳にもなる大人が高校生に性的な行為を迫ったなど言語道断です。

日本ではロリコン(ロリータ・コンプレックス)とよく分からないカタカナ語がつかわれていますが、外国では少女が17歳であってもチャイルド・モレスター(児童性的虐待者)やペドファイルとさえも呼ばれてしまうくらい、未成年への性的犯行は忌み嫌われています。少女が18歳まじかであっても18歳に達していなかったら、ペドファイル扱いされるのがオチです。※アメリカでのチャイルドの定義は14~13歳以下が一般的で、14~17歳の少女との性的コンタクトは法定レイプになります。

成人男性が未成年と関係を持ってしまって情状酌量されるケースのひとつに、未成年とは知らずに関係をもってしまったことがあると思いますが、事が起きた後で男性側が実際にそれを証明するのは難しいです。男性の方は、疑わしきは近寄らずを徹底してください。

山口達也さんは高校生と知っていて性的行為を試みているので、弁明の余地はありません。

 

アルコール中毒の問題

会見を見た誰もが感じたことかもしれませんが、山口達也さんはアルコール中毒の問題を抱えているかもしれません。肝臓を壊したために入院していたということでしたが、退院したその日に酩酊するというのでは、やはりアルコール中毒かそれに準じる問題を抱えていたのではないかと思われます。

事件後、再入院しているそうなので、アルコールの問題にも向き合っていくことになるのかもしれません。

会見では酒を断つといった言葉も発せられず、無期限謹慎が決まっているとはいえ、すでに復帰のことについて言及していたのは時期尚早ですし、被害者やその家族に不誠実だと思いました。

 

メディアの問題

同業人による非常識なコメント

今回の事件に関する報道を見ていたら的外れなコメントを出しているTVのコメンテーターが多いことに気がつきました。

たとえばデヴィ夫人のコメント。

たかがキス位で無期限謹慎なんて厳しすぎ、騒ぎすぎ。山口達也氏が気の毒

(デヴィ夫人) 

芸能人は個人的な知り合いだったりすると難しい立場に立つので庇いたい気持ちは理解できます。まして当人を好意的に思っていたり、世話になったことがあったり、友好な友人関係を築いていたのであれば尚更です。

しかし山口達也氏が未成年に性的行為を働いたのは本人も認めていることですし、相手は未成年なので厳しすぎるどころか無期限謹慎は妥当だと思います。起訴されないだけ寛容な処置なのでは。

ましてデヴィさんはインドネシアにいたし、国際的な事情もよくご存知であろうにこの発言は残念ですね。これがアメリカなら山口達也氏は未成年へのワイセツ行為を行った罪でセックス・オフェンダーとして必ず登録されますよ。

日本の承諾年齢はなんと13歳なのですが、東京都の青少年条例では18歳未満の子との性的行為を禁じています。※日本の承諾年齢は低すぎると思うので、少なくとも16歳できれば18歳くらいまで引き上げてもらいたい。(たとえばカリフォルニアの承諾年齢は18歳です。)

騒ぎすぎという点は同意で、連日どのTVチャンネルでも報道するのは確かに騒ぎすぎで、他に国を揺るがすようなニュースを報道してほしい。

(山口達也の自宅へ行った女子高生に)行かなきゃいいじゃない

(中条きよし)

性的暴行事件では必ずこういうこと言う人が出てきますよね。被害者にも非を求める人たち。相手が成人女性だったら百歩譲って女性にも危機意識が足りなかったと言えるでしょうが、相手は未成年です。

未成年というのは精神が未熟であり、自分の選択に伴う結果というものを合理的に判断できない年齢です。そのため、たとえ性行為に同意したとしても、それは本人の同意とはみなされず、法定レイプとして扱われるわけです。46歳の大人が高校生を巧みに操ることは容易に想像つきますから。

一方で女子高生くらいの年代は思春期真っ只中ですから、異性や性行為、大人の世界に興味を持つ時期です。

ジャニーズグループのアイドル山口達也氏に呼ばれれば好奇心から行ってみたいと思うこともあるでしょうし、番組で共演しているのであれば先輩からの誘いを断れなかったという理由もあるでしょう。

本来なら保護者が介入できていたら止めることができたでしょうが、保護者が山口達也氏が娘さんを呼んだことを知っていたかも分からないし、共働きで家にいなかったのかもしれないし、家庭の事情があるのでそこは何とも言えません。

相手が未成年である以上、とにかく非は山口達也氏にあるので、被害者の方に非があるような言い方はセカンドレイプのようなものです。

追記:

「山口さんだけに非があるとは思えない」

「このお相手の高校生の方、今の時点での報道ですと半分タレントさんのような方らしいのですが、これがちょっと引っかかる」

「大人の男性の家に、あっさりと行くという時点でちょっとおかしい」

「タレント同士のそういうことって、暗黙の了解でお互いがお互いのそういうのを口外しないというのがあります」

「それをあっさりを破ってしまった高校生側の子、そしてその事務所のやり方、どうなんでしょう...」

「今回の山口さんの件も、ただ40代の人間が高校生にキスをした。という文面だけを読めば、確実に山口さんだけに非があるように感じる『文章』です。でも、引きつつ深読みしていけばもっと他の角度の可能性もでてくる。それを今回は自分の経験や考えと共に掲載させていただきました」

(元子役でライターの小川満鈴氏)

小川満鈴さんという方もこのような記事をブログに載せました。ここでも被害者に非を求める意見が散見している。未成年であることをすっかり忘れているようです。

他の角度の可能性って、「半分タレントである被害者の高校生は業界事情もよく知っているから山口達也氏にハニトラまがいのことを仕掛けて嵌めた」と言いたいのでしょうか。何のため?山口達也氏の評判を落とすため?それとも金目当て?

だからといって46歳の男性が未成年に無理やりキスをして迫った事実に何ら変わりはないですよね。

さらにいえば「タレント同士の暗黙の了解でお互いがそれを口外しない」というのが事実だったら、今回の事件が氷山の一角であると証言していることになり、これは由々しき問題ですよ。セクハラやワイセツ行為が業界で横行しているが、告発すれば圧力を受けるので暗黙の了解でお互いが口外しないということに他ならない。

 

未成年にセクシュアルな要素を与えていたNHKのTV番組

山口達也氏と被害者の女性はNHKの「Rの法則」という番組で共演していたようです。私は在米なのでこの番組は知らないので、ググってみました。

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NHK

というような番組らしいのですが、どうも番組で女子高生が誤って見せてしまったチラリズムを性的にとらえている要素もあるようで、これにはドン引きしました。スタジオで座っている時に見える生足やチラッと見えてしまった下着など、なんなんですかこれは一体。

NHKが10代の少女を使ってエロ的要素を組み込んだ番組を制作して垂れ流していたのかと思うと、呆れてものが言えません。