昨秋のことですが、両親から「超いいから」と勧められた温泉旅館「静楓亭」に贅沢にも2連泊してきたのでレポートです。
福島は磐梯山にある露天風呂の宿 静楓亭は、全室大露天風呂付きの贅沢な温泉旅館です。
10年程アメリカにいたのでその間は日本に帰国したときにしか温泉に行っていないものの、小さい頃から温泉好きの両親と一緒にけっこう多くの温泉旅館に行ってきました。
両親は車が主流なのでどうしても関東甲信越と東北あたりが主流になりますが、これまで行ったなかでも静楓亭のお風呂はナンバーワンかもしれない。
福島【静楓亭】全室大露天風呂付き温泉宿の感想&レビュー
静楓亭はあの磐梯山のふもとにあります。
外構
ロビーと廊下
玄関をくぐるとこんな素敵なお出迎え。
ロビーは縦長に広いですが、お部屋に入ってしまうとまず部屋から出ないのでロビーはチェックインとチェックアウトしか使わないと思います。
客間
静楓亭のまず一つ目の素晴らしい点は、広い客間です。
私は今回が初めてですが、両親は2回目。
1回目は別のお部屋で、客間は低卓+座布団だったそうです。低卓のほうが部屋は広く見えると思います。でも地べたに座るのが苦手な人はテーブル席の方がいいです。
これだとゴロゴロできな~いと嘆くなかれ、なんと隣にもう一間あって、そちらにはすでにベッドが敷かれている!
これはもうゴロゴロ大好き派のゴロゴーラーの私のための旅館といっていい。
女将さんに話を聞いたところ、旅館にきて布団の上げ下げで煩わしい思いをさせないようにというご配慮から、こうした制度にしているそうです。(あと食事もお部屋食なので、布団の上げ下げで埃が舞ったりしないように、だそうです。)
本当に温泉旅館利用者の気持ちを理解してくれているのだなぁ~と感心しました。
まぁ、二間ないと出来ないことですけどね。
珈琲豆が二種類あるので、左下のゴリゴリで挽くことができます。
珈琲豆がなくなったので、おかわりしてしまいました。
露天風呂
そして二つ目にして最大の魅力は、全室についている大きな露天風呂(源泉かけ流し)です。
父はその昔、銭湯のような公衆浴場で肺炎にかかり、40℃の高熱が数日続いて危ない目に遭ったことがあります。母は細菌による不治の病にかかっています。そのため、二人とも源泉掛け流ししか行かなくなりました。
遺伝的に私も細菌への抵抗は弱いと思われますので、私も今は源泉かけ流しの旅館を選ぶようにしています。
静楓亭は大浴場はなく、全室についている大きな露天風呂を24時間利用できるようになっています。
内湯はちょっと古いけど、ここは体と頭を洗うのみなので問題ありません。
ではでは、さっそく露天風呂へ入ってみましょう。
どどーん。
露天風呂付きの旅館もたくさんあるけれど、なかなかこれだけの大きさの部屋付き露天風呂はありませんですよ。だって普通の旅館の大浴場の露天風呂の大きさだもの。
温泉は緑と白がかかった色をしていました。
でね、下に鯉がいるんですよ。
で、女将さんから鯉のエサを袋に一杯もらったので(無料)鯉にエサやりをしました。裸で。「えーい、これでも食らえー」とか言いながら。
茶色の目隠しを動かして、室内のつり上げカーテンを一つ下げれば、室内からはほぼ見えません。
めっちゃ広いでしょ?
夜になったら、内湯あたりの電気も全部消して真っ暗にしてごらん。
夜空に満開の星が見られるよ。
お部屋食
そして3つ目の魅力はお部屋食。
食事処でとってもいいんだけど、静楓亭はとことんプライバシーを大切にゆっくりくつろいでもらいたいことから朝夕ともにお部屋食になっています。
こういうとき、隣に布団の間があるから便利よねぇ~。最高。
けっこう量も多くて大満足でした。美味しかった。
2泊したのですが、1泊目と2泊目のメニューがきちんと異なっていました。
静楓亭に泊まるなら、1泊じゃ勿体ない。
是非お金を貯めて2泊してみてください。
安いところに2泊するなら、ここに1泊した方が全然いいと思う。
この宿に行ってからは、温泉旅館の選択の基準があがってしまい、いつもお風呂を比べてしまう…
次回は是非アメリカ人夫を連れてきてあげたいです。