ミセスGのブログ

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【アメリカ医療】かかりつけ医の系列外の医者にかかったら400ドル請求がきた

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アメリカにいる旦那から電話がきた。

先日かかった肛門外科の医者から400ドルの請求が来たらしい。

一回の診察で400ドル。安い安い。

この医者にかかるまで紆余曲折あったわけだが、それは以下のリンク先を見てもらうとしてだね。

その1:【アメリカ医療制度】専門医にたどり着くまでのプロセス

その2:アメリカで医療保険会社と専門医とかかりつけ医の間でたらい回し

 

アメリカの医療システムの基本体系

アメリカで医者にかかる場合は、まず、かかりつけ医にかかる。

そして、かかりつけ医が専門医への紹介が必要と判断したら、専門医にかかることができる。

素人は「どの科を受診すべきか」分からないときがあるので、一般人に判断を委ねずにあくまでも医者がどの専門医にかかるべきかを判断するという点では、優れた医療システムでもある。

 

400ドルの請求が来るまでの軌跡

2月あたりに切れ痔の痛みが激しくなり、耐えられくなって、かかりつけ医に行った。アメリカのかかりつけ医は万年人手不足で、いつも予約がいっぱいで数週間先まで空きがないというのが普通だが、この日は運よく、1時間後の予約が取れた。(ちなみに受付の人と仲良くなると、色々と便宜を図ってくれるし、予約も取れやすい。私はたまたま受付のカンボジア系女性と相性が良かったようだけど、口コミでは批判している人も多かった。)

このとき、正確には、かかりつけ医が不在で、かかりつけ医のもとで働いていた研修医に診てもらったのだが、その研修医に消化器科を紹介された。

その後、消化器科に予約を取って受診し、消化器科医師と相談した結果、肛門外科を紹介された。

医療保険会社と消化器科と肛門外科の3つの間で、電話たらい回しにされた後、ようやく肛門外科の診察までこぎつけた。

その後、手術という結論に至ったのだが、待てど暮らせど、GOサインの連絡が来ない。

挙句の果てに保険会社から手紙が来て「この肛門外科は、かかりつけ医の Primary Care Management に入っていないので、保険は適用されません」とかよく分からないことを言う。(アメリカ人の旦那も分からずお手上げ。彼は軍人で軍隊で一切身体の面倒を見てもらえるので民間の保険事情をよく知らない。)

そこで、再度かかりつけ医のところに行って説明を仰いだところ、消化器科が紹介した肛門外科医は、かかりつけ医のネットワーク網に入っていないことだった。かかりつけ医のネットワーク網(Primary Care Management)に入っている肛門外科医に診てもらわなければならない、ということだった。

というわけで、かかりつけ医が新たに保険会社に承認を申請することになった。

しかし、私はすでに肛門科の診察を受けてしまっている。「この分の請求はどうなるんだろうか…」なんて思っていたら、冒頭のとおり、400ドルの請求書が送られてきた。保険が適用されない全額自己負担の金額である。

 

解決策

解決策は一つ。保険会社に交渉するしかない。アメリカにいる旦那が保険会社に交渉したところ、どうやら払わなくて済むことになりそうだった。保険会社が払わなければ、全額自己負担するしかない。

もし全額負担となったら理不尽なこと極まりない。私が勝手に医者を選んで診てもらったわけではなく、かかりつけ医が紹介した消化器科医師が紹介した肛門科医師に診てもらったのだから。消化器科医師のところには、私の保険会社のデータも渡っているし、保険会社の承認を得て紹介しているはずなのに・・・

かかりつけ医のネットワーク網に入っていなかったので保険が適用されません」なんていう事情を、どうやって私が知りようか。病院のパソコンにアクセスできるわけでもないのに。ザ・理不尽。

アメリカの医療システムは、アメリカ人でも把握できていないらしく、人それぞれ色々な体験談を聞く。

日本の皆さんは、こうしたストレスなく医療にかかれることが恵まれていることを、くれぐれも当たり前と思わないように。国民皆保険がいかに優れ、価値あるものかを、忘れれば忘れるほど、それを狙っている人にとっては奪いやすくなる。

追記:後日、保険会社に交渉したところ、150ドルくらいの自己負担で済みました。残額は保険会社に支払ってもらえました。