【ウェントワース女子刑務所】シーズン6を見終わった感想です。
3話を見終わった時点で再びあの人のロス感にあふれ、すっかり興味を失っていたウェントワース女子刑務所ですが、シーズン6を完走しました。
以下ネタバレ
【ウェントワース女子刑務所】シーズン6を見終わった感想
全体的に火サス化した感が半端ない。冒頭のBGMがかつてはウェントワースの実体を象徴していたのに、今はBGM負けしとるがな。
やっぱりね、心配していたとおり、ビーの退場が間違いだったよね。
ヴェラ、ジェイク、ブーマーあたりが残っているのが幸いだけど。
フランキーは?
まさかビーを失った後にこの人まで失うとは思わなかったね。ずいぶん思い切ったことしてるよウェントワースは。正直に言うと、ビーを失ってからウェントワースへの興味は6割くらいまで失われてしまったんだけど、今シーズンの3話でフランキーが卒業してからもっと興味が失われてしまった。
いつもなら毎週食いつくように新しいエピソードを見てたんだけど、最後の方の数話は貯めてから見れるくらい、興味を失っていた。
フランキーのストーリーはハッピーエンドであれはあれで良かったんだけど、ドラマを牽引できるキャラがいなくなってしまったのは致命的ではないだろうか。
ウォーキング・デッドも次のシーズンで主演がいなくなるので、さらに心配だなぁ。
とはいえフランキー演じるニコール・ダ・シルバは、自分の中で「フランキーはまだ終わっていないから、戻る機会があったら喜んで戻る」とインタビューで言ってます。面会だけでもいいからウェントワース来て欲しいよね。
なおニコール・ダ・シルバは今年ご懐妊、7月に初めてのお子さんが生まれる予定でしたが、どうなったかな。ニコール、実生活でもゲイかと思ったら旦那さんがいるんですね。ドラマで見た感じだとゲイにしか見えなかったよ、なり切ってるよね。
インスタ見たらビー役のダニエル・コーマックと一緒の写真を最近アップしてました。2人とも~プリーズ・カムバックだよ!
トップドッグのキャズ
シーズン6の前半はキャズに苛々しましたねー。もともと好きなキャラではないんだけど、悪い人ではないですし、嫌いではないんですけどね。キャズを演じている女優さんは格好良くて好き。皺がすごいけど、女性的な魅力をまだすごく感じてセクシーですよね。スタイルがいいってのもあるかもしれんな。あのポニーテール似合うってのも凄いでしょ?
キャズの非暴力主義がとにかく好きじゃなくてね。だってここ刑務所だし、ウェントワース女子刑務所の軸が暴力だもんさ。そこにきて「暴力ダメ!絶対反対!」なんて言われても、囚人が言うこと聞くわけないわ。
それに暴力が支配する世界で非暴力の人間がトップに上がれるわけないのよ。そんなものは理想論に過ぎず、現実的でないわよね。だからドラマ自体が白けてしまうという作用も私には効いたわけ。
人間は強いリーダーじゃないと付いて行かないですよ。誰もが弱さを持っているから、拠り所として強いリーダーを必要とするわけです。
キャズなんて周りにボディガードいないときっと統率とれないよね。ボディガードたちもなんぜキャズを守ってるのかよく分からないけど、一応トップドッグだから…ていう感じでキャズへのリスペクトがまったく感じられないもの。
そんなキャズですが、必要に駆られてだけど「殺人」や「殺人未遂」まで手を出しました。リズを守るためなんだけど、ちょっとリズに甘すぎない?もともとは母ちゃんキャラとして人気を博したリズだけど、もうずーっと密告ばかりしていて、そろそろ皆「お前いい加減にしろよ」沸点まで来てたと思うの。
ビーやフランキーなど、今までのトップドッグだったら、ここまで露骨に守ることはしなかっただろうし、裏工作をして危機を回避するという緻密さがあったんだよね。
ただし最後の3話あたりから犯罪組織マリーとの確執がエスカレートしてきて、女の闘いが面白かったです。タイマンて何エピソードぶりよ。ここはもうキャズ応援しちゃうよね。
以下、ファーガソンの生死について触れてますので、知りたくない方はそっ閉じて下さい。
ファーガソンの生死
さてファーガソンがどうなったのか、気になってましたよね?さすがに埋められちゃあどうにもならないと思いましたけど、ファーガソンのことだし、ドラマですから、ファーガソンに誰か仲間がまだいて助けられた可能性や、キル・ビルのウーマ・サーマンのように「はあーっ!」なんつって拳で箱を突いて地上に這い上がった可能性もあるじゃないですか。
ファーガソンの安否は第9話に判明します。
ファーガソン生きていそう…とおもったら…
死んでた。
ジェイク、ウィル、ヴェラのトリオがあたふたしていてワクワクしたけど、最後はどうやって〆るのかと心配してたら、なかば強引な展開が待っていました。
それはもう仕事こなす系の顔をしているチャニングの出番ですよ。チャニング男前だし、けっこう好きなんだけどな。
でもチャニングに罪着せても、疑いは晴れなそうだし、CSI動いちゃったらバレそうな気もするけど…
人身売買組織の元締めマリー
フランキー亡きあと、この人が台風の目になるかと思ったけど、いまいちインパクトないな。キャラとしてはいい感じだけど、怖さがないし、この花を奏でてそうな女性が人身売買組織の元締めって無理があるでしょ。
後半はマリーが撒いた種が咲き始めて、十分なドラマが展開されたけど、肝心のマリーにいまいち存在感がないんだよなー。マリーが怒っても凄みがないんだよ。せいぜい声を荒げて怒号を轟かせるだけだったし、迫力なさすぎ。
マリーのボディーガード「ドラゴビッチ」
今シーズンのMPVはなんといってもドラゴビッチにあげたいね。ドラゴビッチはマリーの忠誠心溢れるボディガードで、しかもマリーのこと愛しちゃってるんだよね。
ミニ・ファーガソンみたいなドラゴビッチは無口でにこりともしなくて、迫力満点で、回が進むにしたがって愛着湧いてきたわ。
ルビーの姉リタ
ルビーと姉妹でボクサーのリタ、初回で思ったけど、この人は一番主演を張れるキャラですね。リタは予想通り、潜入捜査もしていたんですが、ドラゴビッチとの死闘がきっかけで警察からも見放されてしまいました。
ということはリタは警察の捜査というしがらみがなくなり自由に動き回れることになるので、ウェントワース女子刑務所的にはとても面白くなると思います。
それにしてもリタ強え!ルビーと一緒にボクサーで強いってのは安心感ありますね。できればルビーはもう少し器量のいい人が良かったんだけど。
次シーズンはトップドッグになる可能性だって出てきましたよ。でもリタは後期のフランキーみたいに、そういうの興味なさそうですけどね。
トップドッグのキャズとは良好な関係で、キャズとマリーは犬猿の仲なので、次シーズンはマリーVSキャズ、リタ、ルビーのようになっていくのかな?でもそれだとドラゴ失ったマリーの分が悪いので、助っ人が来るでしょう。ウィルがちょっとマリーに抱きこまれているのも気になりますね。
というわけでウェントワース女子刑務所はシーズン6が終了し、シーズン7は2019年に放映予定です。