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【ストレンジャーズ2続編】映画の感想:あれから10年…悪夢が再び!

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ストレンジャーズ2


【ストレンジャーズ/戦慄の訪問者】の続編を見た感想です。

日本公開は未定なのでタイトルはまだ分かりません。

  

【ストレンジャーズ2続編】作品情報

原題:The Strangers: Prey at Night

公開年:2018

監督:ヨハネス・ロバーツ(海底47メートル)

出演:クリスティーナ・ヘンドリックス(マッド・メン)、ベイリー・マディソン

上映時間:75分

言語:英語

前作は2008年なので、ちょうど10年目の続編になります。ちょっと時間かかりましたね。前作の主演はリブ・タイラーとスコット・スピードマン(アンダーグラウンドの吸血鬼と人間のハーフ)でした。

 

【ストレンジャーズ2続編】あらすじ

クリスティーナ・ヘンドリックス母と父、息子のルークと反抗期の娘が4人で親戚のモバイルホームパークに行ったところ、誰もいない。

着いてまもなく、ノックの音がする。

ドアを開けると、女が立っていた。

家族4人は恐怖の夜を過ごすことになる。

 

【ストレンジャーズ2続編】感想

ストレンジャーズ1はリブ・タイラーとスコット・スピードマンという華々しいイケ面夫婦なので、映画が突っ込みどころだらけなのも許せた人は多いのではないだろうか。

ホラーの続編はたいてい駄作になることが予想されているので、おおかた有名俳優は出てこない。出たくないんだろうな。

反抗期真っ只中のティーンエイジャーの娘が映し出された時に、「ああこの子が主役になってキャーキャー言いながら追われる役ね…ん?ケイティ・ホームズの劣化版ぽいな」なんて思っていたら、母ちゃんがやけに綺麗である。

出演者を見てみると、なんと母ちゃんは海外ドラマ「マッド・メン」のクリスティーナ・ヘンドリックスではないか。綺麗に決まっとる。母ちゃんだけは生き延びてくれ。

なんてことを思っていると、戦慄の訪問者は、思いのほか早くやってくる。

家族がトレーラーに着くやいなや、コンコンコンとノックの音がする。そこで母がドアを開けると、女性が立っている。女性の顔は暗くて見えないが、ジェマ・ワードじゃないことは確かである。

そしてこの女性から衝撃の一言が!!

「…タマラはいますか?」

前作2008年から10年たってるというのに、あんたら、まだタマラを探していたのか!

そして明らかになるもう一つの真実、それは犬は殺さないということ。

前作はリブ・タイラーだから見れたという人も多いくらい、海外ではあまり評判が良くないですね。まあ、ショットガンまであるのにろくに反撃もできず、友人が夜中の4時に訪ねて来るとか、突っ込みどころが多い作品でしたからね。

襲われた時に「なぜ○○しない!」とか視聴者は思っちゃうんだけど、実際パニックになったら論理的な思考ができなくなるのがふつうなわけなので、突っ込むのが野暮といえば野暮なんですけど、良作だと突っ込みどころってそんなになかったりするんですよね。

本作はいっぱいツッコんでね!と言われているような気がしたので、ツッコミどころをしっかりチェックしながら鑑賞してみました。

突っ込みどころ①

ドールハウスはまず母ちゃんと娘を狙うのだが、ドールハウスは女なので、女一人なら母娘で反撃できたのではないだろうか。キッチンにいるのになぜ包丁を探さないのか。トイレにある鏡を割って、なぜ即席ナイフを作らないのか。

突っ込みどころ②

息子と娘が死体を見つけて両親に伝えた後、父と息子だけ死体を再確認しに行くが(なんのため?)、すぐそこだったはずなのに、延々と時間がかかる。その間に母と娘が襲われ済み。

突っ込みどころ③

殺人犯がウロウロしているかもしれないというのに、妻と娘を二人きりでトレーラーに戻らせる父。さらに死体のあるトレーラーにのんびりやって来ると、「お前はここで待ってろ」と暗闇の中、犯人がいるかもしれないのに外で一人で待たせようとする危機感のない父。

突っ込みどころ④

襲われているのに「5秒以内に逃げないと撃つぞ!」と宣言し、わざわざカウントダウンまでしてあげる犯人に優しい父。

突っ込みどころ⑤

妹が入ってくるトレーラーをなぜか知ってて先回りするドールフェイス。

突っ込みどころ⑥

妹がナイフで襲われているのに、撃たない兄。「やめろ!妹を離せ!」言ってる場合か。

さらに犯人を前にしたまま、撃つ撃たないで妹ともつれあいの口論をし、片足を刺された妹に「RUN!!」とかいう無茶な兄。

妹はたまらず「アウッ!」とか言う。

何だこいつら。

突っ込みどころ⑦

トレーラーの中から逃げるのにドアではなくわざわざ窓から飛び降りる兄妹。命の次に大事な銃は、もちろんそこに置き忘れる。

突っ込みどころ⑧

警官に話している際中、警官の背ろに回り込むドールハウスが丸見えなのに、何も言わない娘。お前のせいで警官、死んだやないか。

突っ込みどころ⑨

ショットガンをまともに腹に食らったのに、上半身を起こして生きている犯人。

突っ込みどころ⑩

この期に及んで「なぜ、こんなことを?」と聞く娘。

WHY NOT しか返ってこないの分かってるだろ!

突っ込みどころ⑪

娘のハヒフ声がうるさすぎる。ハヒフ声とは、ハァハァ、ヒィッ、フゥフゥという逃げている時の声である。いくらなんでもあんなに大きいハヒフ声を出していたら、犯人たちにすぐ見つかってしまうではないか。案の定、GPSで特定しているかのように娘の位置を把握している。

突っ込みどころ⑫

悪魔のいけにえパクってんじゃねーよ!

 

と、ツッコミどころは多かったものの、前回より動きがあるのでアクション感覚でけっこう楽しめました。特にプールに浮かぶキャラを水面ギリギリで撮影する方法は臨場感があってキャラの気持ちになってしまうほど。(なんていう撮影手法なのかは知らないが)

ベタな設定やお決まりのパターンに飽きがこない限り、ホラー映画好きなら楽しめるのではないでしょうか。

評価:50点