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ブキミなパーティ「インビテーション」映画の感想:衝撃のラスト?

インビテーション

インビテーション

スリラー映画「インビテーション」を視聴した感想です。

「衝撃のラスト」というキャッチコピーが付いている模様。

ネタバレに自信があるような触れ込みなので、ネタバレなし感想です。

映画【インビテーション】あらすじ

ウィルは、元妻イーデンとの間にもうけた息子を亡くしていた。2年間消息不明になったイーデンから、突然ディナーパーティへの招待状が届く。

ウィルは恋人キーラとディナーパーティに向かい、旧友たちと再会するが、イーデンと現在の夫デビッドの様子が何かおかしいことを察する・・・

というようなサスペンススリラーです。

 

映画【インビテーション】感想

主演は「プロメテウス」のローガン・マーシャル・グリーン。つぶらな瞳が母性本能をくすぐるハンサムな若手俳優です。個人的には警察の潜入捜査ドラマ「ダーク・ブルー」の時のローガンさんが格好良くて好きでした。オレンジ郡のリッチな青春ドラマ「OC」では、主役ライアンのDQNな兄さん役トレイを演じていました。24でもオードリーの弟役で出てましたね。最近だんだん売れてきてる感じ。

ウィルと恋人キーラは自然で良かったんだけど、そのほかの出演者がどうも違和感アリアリで、「なんだこの気持ち悪ィパーティ」としか思えず、事態が急転するのを待ち焦がれる自分がいました。ゲイの片割れの医者っぽい奴とか、チャラくて最高にムカつきました。

出席した友人たちのうち、ウィル以外ではクレアという女性がパーティの異様さに嫌気がさして早々と退場しますが、「これが普通だよね」と思うくらい、ちょっとやり過ぎ感が残念でした。

マンソンファミリーそのものをすぐに思いだすような演出なので、分かりやすいといえば分かりやすいのですが、私はもう少し時間をかけて丁寧に無理のない運びをしてほしかったです。ちなみにクレアのその後は描かれていませんでしたが、きっと同じ道を辿ったのだと想像しています。

プルーイットと同じように得体の知れないセイディのキャラもやり過ぎ感あり。これがもっとごく普通の女性だったら、怖さがアップしたと思います。

ラスト20分くらいで突然ストーリーが衝撃的になりますが、変わり身が早すぎて一瞬何が起きたのか分かりませんでした。だいたい予想していた通りの展開が待っているわけですが、衝撃のラストという触れ込みはまだここではなくて、どちらかというと、マンソンの規模をスケールアップしたような一番最後のシーンを言いたかったのかな。

ビックリという意外性があるわけではないのですが、コトが起きる前までのブキミな雰囲気はある程度楽しむことができます。窓に格子がはめられていたり、デビッドが玄関のドアのカギをロックしようとしたり、突然現れたデビッドとイーデンの怪しい「友人」プルーイットが見ず知らずの人間にあんな告白をしてきた時の凍りついた瞬間や、クレアが無事に帰って行く様をウィルが心配して窓から確認している時にデビッドが「話がある」と邪魔をしてきたりですね。キャラのやり過ぎ感を除けば、ラストよりもむしろこの不穏な雰囲気の方が見どころなんじゃないかと思いました。

暇つぶしにはなかなか良いと思います。

冒頭のコヨーテのシーンが伏線です。

評価:45点