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【サイレント・ハウス】の感想&あらすじ:実話を基にしたホーム・インベージョン系スリラー

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サイレント・ハウス

新鮮な良作スリラー「サイレント・ハウス」を視聴しました。

意外な掘り出し物を発見。

ネタバレなし感想です。

 

【サイレント・ハウス】

タイトル: サイレント・ハウス(原題:Silent House)
製作年:2011年
主演:エリザベス・オルセン
上映時間:86分
ジャンル:スリラー

2010年のウルグアイ製作「SHOT/ショット」のリメイクです(原題: La Casa Muda / The Silent House)。1940年代にウルグアイで実際に起こった事件に基づいています。

 

【サイレント・ハウス】あらすじ

主人公のサラは、父と叔父と一緒に人里離れた湖畔の家に向かいます。老朽化した家を修理して売却する予定でした。

しかし誰もいないはずの家から物音が聞こえたり、サラは不穏な気配を感じます。

そして正体不明の何者かに父が襲われ、サラは助けを呼ぼうと家から脱出を試みるのですが・・・

 

【サイレント・ハウス】感想

ホーム・インベージョン系のスリラーです。実はオリジナルの方はまだ観れなくて、先にこちらのリメイクを観たのですが、なかなか面白かったです。手に入ればオリジナルの方も見て比較したい。

全編ワンシーン、ワンカットというのでしょうか、オリジナルの方はそれが評判だったようで、リメイクも同じ撮影手法が受け継がれています。実際は10分毎に撮影し、最後にカットを隠すようにつなぎ合わせられました。リアルタイムで話が進んでいくので、主人公の逃げ惑う恐怖をリアルに感じられました。

POVではないのですが、ホラー映画RECのような撮り方です。壁の影からそっと犯人の様子を伺ったり、ランダムな角度から主人公を撮影したり、ポラロイドカメラの光を使ったり。

家がまた広いんだな。地下まであるし、地下にはベッドがあったりして、異様な光景だし。長い間ほっておいたもんだから、人が住みつかないように窓やドアには板が打ち付けられていて、なかなか外に出れないんですねぇ。板だってサラのような華奢な女性の力ではびくともしませんし。

打ち付けられた板のおかげで、昼間でも真っ暗だし。そんな中で物音がしたり、何者かが歩いていたら、ビビりますでしょ。これは絶対夜中に一人で見るべき映画です。

主演のエリザベス・オルセンは、あの有名なオルセン姉妹の妹です。アベンジャーズやキャプテン・アメリカに出てますね。3つ子といってもOKなくらい、似てるような。

ネタバレなしだとあまり詳しくは話せませんが、派手なアクションがない割に最後まで飽きさせず、緊張感をもって見ることができました。不気味な雰囲気や、主人公の恐怖感もよく伝わってきます。

犯人は誰だろう、そしてその動機は何だろう、と犯人を予想しようと躍起になってしまった。この家に住み着いたホームレスたちなのか、この家で亡くなった霊なのか、ストレンジャーズ/戦慄の訪問者のようなサイコな奴らなのか・・・

いろいろ考えましたが、最初に感じた直観が正しかったです。最初からずっと伏線がちりばめられていますので、私のようなバックグラウンドがある方や、勘のいい人は想像できるかもしれません。

実話を基にしていることは、映画を見終わった後に知ったので、ゾゾゾッと恐怖が増すと同時に心が痛みました。ホラー、スリラー、サスペンスが好きな方なら、観てソンはない一本です。

評価:65点