Netflixオリジナル海外ドラマ「パニッシャー」シーズン1を見終わった感想です。
主演は今もっとも引っ張りだこの俳優ジョン・バーンサル。ウォーキング・デッドでシェーンを演じていた俳優です。
シーズン1の第1話パイロット版を見た感想はこちら。
Netflix海外ドラマ「パニッシャー」
本作パニッシャーを見始める前に、Netflixのドラマ「デアデビル」のシーズン2を見ておくことをお勧めします。
本作のパニッシャーことフランク・キャッスルは、ドラマ版「デアデビル」のシーズン2に最初に登場します。「デアデビル」シーズン2のほぼ全話にフランク・キャッスルが出ていて、フランクの家族に何があったか、その詳細はデアデビルのシーズン2に描かれています。
「デアデビル」シーズン2の感想はこちら。
私はアメコミ嫌いですが、パニッシャーだけは好きです。デアデビルもあまり好きじゃないんですけど、パニッシャーが出ているので見ました。
ドラマ版「パニッシャー」の感想(ネタバレなし)
パニッシャーおもしろい!待った甲斐がありましたよ。けっこうグロもあって、ダークな世界ですけど、ダークな世界を描いたドラマや映画好きな私にはピッタリでした。アクションとくに銃撃戦と肉弾戦が炸裂します。
デアデビルのようなヤマカシ忍者系の戦いではなく、こちらは元海兵隊のヘビー級バトルという感じで男の体と体がぶつかり合う戦いで、リアルです。銃撃戦も多く、大満足です。
フランク以外の脇役キャストたちも良かったですね。
第1話でフランクを見つけたハッカーのデビッドさん。無理やりフランクのパートナーになるんですが、デビッドさんの中の人がとても良かったです。最初はやり過ぎと思えるほどフランクがデビッドを虐げるんですが、これが功を奏します。やっぱり最初にちょっと戦いあってからタッグを組むと、なぜか不思議と信頼感を感じやすくなるんですよね。第一印象最悪でも、その後は上がるしかない恋愛模様のようです。
特に、ケルベロス作戦の時の仲間ガナーを探しに二人で(デビッドは無理やりついてきた)行った時、運転しながらご飯を食べている時は爆笑しました。デビッドはインスタントの非常食をかき回して運転手のフランクに渡すんですが、そのあと自分はちゃっかりでっかいサンドイッチ食べてて、「何そのサンドイッチ、どっから出てきたの」ってフランクがきいたら「自分で作った」とデビッド。「はっ?俺のは?」「ないよ、冷蔵庫に材料入ってたでしょ。それにあんたは非常食が好きなのかと思った」フランクの顔www
フランクにいつもやられてる代わりに、デビッドのささいな仕返しがウケます。フランクがメンタル強すぎる分、デビッドがメンタル超絶弱くて、パートナーを組むものの、いまいち心配なタッグでしたね。
キャストで一人だけ気に入らなかった人がいるんですよね。それが国家保障局のディーナ・マダーニさん。ドラマ版「シューター」に出演しているFBIエージェントの女性が気に入らなかったのとまったく同じ感覚で、ディーナ・マダーニさんの起用が合っていなかった。
戦略を指揮するけっこう重要なポストにいる方なんですから、もう少し年齢のいった皺のある女性を起用してほしいんですよ。たとえば映画「ジェイソン・ボーン」シリーズのパメラ・ランディさんとか、警視ステラ・ギブソンのステラ(感想はこちら)とかね、めちゃくちゃ格好いいじゃないですか。
「シューター」のFBIエージェントの女性もそうですが、本作「パニッシャー」のマダーニさんも、綺麗でスタイルが良くて、汚点がないんですよ。要は綺麗すぎるんです。バービー人形にスーツ着せて動かしているイメージです。それじゃダメなのよ~。中東系の女性を起用するならば、ブラックリストのナバービさんみたいな人とかね。20歳みたいな女性を政府の重要管理職にそえるのは、リアリティが薄れるのでやめて欲しいです。
「ホームランド」のクレア・デーンズが、ロミオとジュリエットやってた時の可愛い姿で「ホームランド」のキャリー・マチソンやってたら「はっ?」て思いますよね。
せっかく無慈悲パニッシャーをジョン・バーンサルが好演してくれているんですから、彼に見合うくらい迫力あるエージェントを投入して欲しかった。なんなら、マダーニさんの部下のスタインさんていうオヤジを起用してたら、よっぽど良かったと思うんですけど。
ウルフを演じたC・トーマス・ハウェルとか、最高でしたでしょ?ジョン・バーンサルに見合う存在感。クセ感のある俳優を起用して欲しかったんですよね。
一人だけ気に入らなかったって書きましたけど、さらにいうとフランクの亡くなった嫁もちょっとイメージと違ったな。デビッドの嫁の方が綺麗でしたよね。
メインの話(復讐の続き)だけでなく、準メインの話も入ってきてフランクが活躍するのがいいですね。特にあの元陸軍の青年絡みのストーリーが面白かった。もう見るからにこいつあぶねーって感じで、本当にあぶねーんですけど、この俳優いいんじゃないでしょうか、憎さ満点です。ちょくちょく脇役で見かける俳優ですよね。
デアデビルから引き続き登場のカレンさんとフランクの恋路も気になります。カレンさんはデアデビルとくっつくのでしょうか、フランクとくっつくのでしょうか。フランクとの仲が、くっつきそうでくっつかない、でも相手を思いやっているという微妙な仲でとてもいいです。パニッシャーにそう簡単に恋人は作らない方がいいと思うので、こうしてカレンへの気持ちはありながらも距離を置いて見守る姿勢がいいですね。そのあたり、製作陣がちゃんと分かってます。(ウォーキング・デッドが見習うべき点だな)
それにしてもドラマ版パニッシャーは、フランクがボッロボロになりますね。もうため息がつくくらい、フランクが傷ついて可哀想です。
最後の3話(第11話~13話)は拷問シーンなどもあって、かなりグロです。ホラー映画も真っ青のグロ具合なので、ちょっと苦手な人もいるかもしれませんね。
最後に生き残ったあの人の今後が気になりますねぇ。シーズン2とかで闇の王として復活しそうな予感がします。怖い怖い。
それにしてもNetflixはいいドラマ作りますね。今日、1㌦値上げのお知らせが届きましたけど、このクオリティなら仕方ないな。
シーズン2が待ち遠しい!!!