Netflixオリジナルドラマ【ストレンジャー・シングス】シーズン2の感想です。
ネタバレなしでお送りします。
【ストレンジャー・シングス】シーズン2
シーズン1の感想はこちら➡SF嫌いな私の【ストレンジャー・シングス】感想~Netflix海外ドラマ(ネタバレなし)
何度も言いますが、私はSFが好きではありません。しかしこのストレンジャー・シングスはとても楽しめた一作なので、SF嫌いの方にもおススメできる作品です。
シーズン1に引き続き、警察署長のジム・ホッパー、4人の少年、ウィルの母ジョイス(ウィノナ・ライダー)、イレブン、ナンシー、ウィルの兄ジョナサン、スティーブンが登場します。
【ストレンジャー・シングス】シーズン2の感想(ネタバレなし)
シーズン1に勝るとも劣らない面白さでした。シーズン1で綺麗に完結していたので、物語をどうやって展開していくか難しいと思ったのですが、心配ご無用でした。
この手の作品は、得体の知れない何かというネタが明らかにされてしまったあとで続編を作ると、新鮮さも薄れ、あまり面白くない作品になるかオリジナルより遥かに劣るかに陥りがちです。
しかし、ストレンジャー・シングスは持ち前のユーモアと少年、青年、オヤジの個性がキラリと光って、つまらないとは言わせない作品に仕上がっています。
今シーズン初お目見えのキャラも全員個性があります。
まずは、マックスという少女が、少年ギャング4人に仲間入りします。個人的にはあまり好きなキャラではないし、最初はなんでこの少女をぶっこんできたのかよく分かりませんでしたが、絵的に学校でのイレブン不在を補うためだったのでしょうか。
すごかったのはこのマックスの血のつながらない兄ちゃんビリーですね。なんか誰かに似てる。名前も外見も80年代感が満載。登場した途端に「すげーのきた」と思いましたが、本当にすげーの入れてきました。
ビリーの風貌やオオカミカット(リーサルウェポンのメル・ギブソンみたいなの)が強烈なんですけど、そうそう80年代ってこんなだったよなぁ~なんて、懐かしい思いでいっぱいに。
そこに80年代の音楽が流れるわけですから、80年代を知る人間には、たまらないものがあります。
そしてお気に入りのキャラが、ジョイスのボーイフレンドのボブ。ボブを演じるのは、ぽっちゃりなショーン・アスティンです。ロード・オブ・ザ・リングでサムを演じていましたが、今回も最高に適役。いい人役が似合うんだよなぁ。しかも何気に頭脳派で、頭が良かったりするんですね。
ウィノナ・ライダーの相手役にショーン・アスティンというコンビを見れる日がくるとは思いませんでしたよ。
シーズン2では、私のお気に入りジム・ホッパーの父性が見れるところや、父親役になろうとしても武骨すぎてうまくいかないことへのいら立ち、葛藤が見れたのも良かったです。わたくしごとですが、娘のケアをする父親っていうのは、私から見て非常に魅力があります。息子だとそうそう思わないのに、なぜか娘を大事に面倒みている父親がすごく魅力的に見えるんですよねぇ。
その他、新しいキャラとしてちょっとずつ出演するわき役陣も個性がいっぱい。めっちゃ笑ったのが、ルーカスの妹。いるいる、こういう愛すべき餓鬼的シブリング(姉妹、兄弟)。可愛すぎますね。
あとシーズン1にもチョイ出て来てますが、警察署でジム・ホッパーの面倒を見ているような秘書のようなおばちゃんが有能で最高です。ホッパーと以心伝心みたいな連携を見せてくれるので、おばちゃんがもっと見たい。
シーズン2ではスティーブンがチャイルドシッターとしてかなりの活躍を見せてくれます。スティーブン、憎たらしくてハンサムでシーズン1では学校No.1のITボーイ(アイティーじゃなくて、イットと読むのよ!)だったのに、変われば変わるもんですね。でもこれもナンシーへの愛のおかげかな。今シーズンはちょっとかわいそうだったけど、スティーブンいいやつなので、次シーズンでは幸せにしてあげたいわ。
あとスティーブンのかつてのつるみ友達(そばかす王子)とそのガールフレンドがムカつきすぎるので、成敗したいわね。
カルというイレブンのような能力を持つ女性も出てきましたが、シーズン3ではこの辺りの話が膨らんでいくのかもしれませんね。マックスと兄ビリーと父の関係とかも変化がありそうな気がします。
シーズン3が待ち遠しい一作となりました。噂ではシーズン4もあるとか。