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【トリプル・フロンティア】ベンアフレック主演Netflix映画あらすじ感想(ネタバレ)

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トリプル・フロンティア


お待たせ。Netflixの新作映画【トリプル・フロンティア】を観た感想です。

ペドロ・パスカルが出演しているので、パスカリストのやなぎやさんは見逃せません。

元特殊部隊の5人が南米の麻薬王から大金を強奪する話です。むちゃくちゃや。

元特殊部隊、強盗、麻薬カルテルというアメリカ人の大好物の話。アメリカ人は本当にこういうのが好きだよなぁ。

 

Netflix映画【トリプル・フロンティア】作品情報

原題:Triple Frontier

公開年:2019年

監督:J.C.チャンダー

出演:ベン・アフレック、オスカー・アイザック、チャーリー・ハナム、ペドロ・パスカル、ギャレット・ドランド、アドリア・アルホーナ

上映時間:125分

製作総指揮の一人にキャサリン・ビグロー、出演俳優には今を時めくけっこうな豪華メンバーが名を連ねております。

 

Netflix【トリプル・フロンティア】あらすじ

麻薬王から大金を奪う強盗計画を企てた5人の元特殊部隊の兵士たち。だが、この強奪が不測の事態に襲われるサバイバルバトルに変わるとき、彼らのきずなが試される。

 

Netflix【トリプル・フロンティア】登場人物

強盗計画を企てる元特殊部隊はこの5人。インサイダーとしてアドリア・アルホナ嬢が加わる。

リーダートム・デイビス(通称レッドフライ)/ベンアフ

ヒーローに憧れ続けるベンアフ

ヒーローや強盗に目がないベンアフ。金持ちと貧乏も好物。ちなみに当初、弟のケイシー・アフレックと共演する予定だったが、ケイシーが出なくて安堵した。

 

右腕サンティアゴ・ガルシア(通称ポープ)/オスカー・アイザック

売れっ子アイザック

 

左腕ウィリアム・ミラー(通称アイロンヘッド)/チャーリー・ハナム

トリプルフロンティア

柴犬またはイチローに似てる

 

左腕の弟・異種格闘技ファイターベン・ミラー/ギャレット・ヘッドランド

トリプルフロンティア

チャリハナの弟ベン

 

パイロットフランシスコ・「キャットフィッシュ」モラレス/ペドロ・パスカル

対麻薬カルテルの秘密兵器ことペドロ・パスカル

 

Netflix【トリプル・フロンティア】ネタバレ感想

音楽で言うサビがない映画。それがこの映画の印象でございます。

なんならサビが最初の10分にある映画と言っても差支えないでしょう。

冒頭のスリリングなアクションシーンで「これはイケてそうな映画だ」と歓喜の声を心の中であげたはいいが、125分間、サビの前の盛り上がりを繰り返し奏でることになりました。キャストは豪華なんで、観ている分には楽しいのだけれど。

物語は、SFに頻出している売れっ子オスカー・アイザック(グアテマラとキューバのハーフ)が南米の麻薬カルテルを捜査中に手に入れた情報をもとに、かつてのチームメイトだった元特殊部隊員4人に声をかけるところから始まる。

アイザックは麻薬王の隠れ家の偵察をするだけで1万7千ドル(200万円弱)の報酬がもらえると言って4人を誘う。

チームリーダーのベンアフは別居中で仕事がうまくいかず、娘のためにも金が必要なので、最初は断るも最終的に参加することにする。

その他のメンバーはチャーリー・ハナムことチャリハナ、ペドロ・パスカル、チャリハナの弟ベンである。

5人にはベンを除いてそれぞれ愛称が付けられているのだが、これがまったく意味を成さない。ふつう愛称が付いていたら、愛称に見合うような小エピソードを交えてキャラの説明をするじゃない?その説明もないので、レッドフライとかポープとかアイロンヘッドとか言われても誰が誰だか。パスカルのキャットフィッシュだけは理解した。

さらには5人の絆も感じられないし、あんたたち今さっきそこで会ったばかりでしょ?と一発で分かるような空気感なので、ブロマンスも感じないし、誰一人愛着が湧かない。なんならマイケル・ベイのはちゃめちゃブロマンスのほうが愛着持てる。

偵察を無事に済ませた5人組だったが、実はアイザックには魂胆があった。警察に情報を渡す前に、情報提供者のイヴァナ(アドリア嬢)の協力を得て麻薬王がしこたま貯めている現金を強奪しようというのだ。

「話が違う」と最初は気が進まない4人だったが、アイザックの説得で強奪計画を実行することになる。アイザックが多少胡散臭いので、こいつ途中で裏切りそうじゃね?と誰もいないが隣を向いて言ってみるとよい。

チャリハナは当初「ベンアフがやるなら俺もやる」とベンアフへのリスペクトや信頼感を感じさせるようなことも言ってくれるので、ベンアフはチームメンバーからの信頼も厚い格好いいヒーローなのだろうと期待していた。

ジャングルの奥地にある麻薬王の金を強奪するシーケンスはテンポが良くスリリングかつ元特殊部隊らしい能力を示してくれたが、いざ大金を目にしたところ・・・あろうことかリーダーのベンアフが大金に目がくらむ。

えっ!?お前が眩むの?おまくら!?うさんくさいアイザックでも異種格闘技やってる若メンでもなくてお前?しかも、もう2億5千万ドル(270億円)以上袋詰めしたってのに?まだ金要るんか?何に使う?私にもください?

5人の中では最も冷静で分別のあるチャリハナが「もう十分とったし」と時間的余裕がないことを指摘すると、ベンアフは「だーかーらー!俺はいつも余分に見積もって計画してあんだから大丈夫なの!」と駄々こねる。そうしてるうちにカルテルの護衛隊が帰ってくる。リーダーのせいです。

私としては悪者(麻薬王)から大金を強奪するヒーローたちが麻薬カルテルに追われて四面楚歌状態になりながら健闘し、「ファッキューナルコス、サノバビッチ」と言いながらカルテルに反撃して格好良く散っていく話なのかと思っていたので、メンバーが一目置くリーダーが大金に目がくらんでる様子を見てイヤな予感がし始める。

さらに右腕のアイザックは「麻薬王が見当たらないのでもう1回屋敷の中を見て回ろっか」とか言ってメンバーを見回りさせる。悠長だな右腕も。

麻薬王も麻薬王で、パニックルームに避難したのでそのまま無事にやり過ごせたのに、なぜかチームメンバーたちが全員いるときにパニックルームからおもむろに出てきて殺される。自殺願望があったのだろうか。意味がわからない。

5人は車に乗り込み、飛行場へ無事にたどり着くが、強奪した金の重量が2700kgもあることを知る。用意した軍用ヘリは4000kgまで搭載できるが、パスカル曰く「あーアンデス山脈の高さじゃ無理や」。

飛んでいる間に金を落として機体を軽くし(日本に落としてくれりゃいいのに)、アンデス山脈越えを試みるが、ヘリは耐え切れず、パスカルが「やっぱ、あかんこれ」と言って山脈のふもとの村に不時着する。もっと金を荷下ろしして、安全な重量にすれば良くない?

不時着した農村はコカイン農場だった。大金を目にした農村民は手を触れようとする。

ベンアフとアイザックは金を回収しようとして農村民と交渉し始めるが、金から離れない農村民や農具を手に持って距離を狭める農村民に苛立ったベンアフは「さわんなやー」と言って突然何名か撃ち殺す。えっ!?

その結果、家族を殺された村民が追って撃ってくるという面倒くさい事態になるので、結局、頼もしいはずのリーダーベンアフのせいで強奪計画が狂いまくるという裏切り。このやるせなさ。

村のリーダーに金を払ってなんとか事態を収拾したアイザックだったが、チームメンバーも村民も私もベンアフに冷たい視線を向ける。

「ベンアフがやるならやる!」といってたベンアフ贔屓のチャリハナまでもが

「つーかさぁ・・・先に撃ったの、リーダー?村民?」

と疑惑の目を向け始める。するとベンアフは

「どういう意味よ。あんた、私に何が言いたいわけ」

とイラっとしてる。

ブロマンスもへったくれもない。

5人は村からラバを買い取って金を乗せて徒歩で山越えをすることにしました。でも、ちょっとお待ちなさい。ラバが運べるのは90kgくらいだよね?2億ドル分2700kgはどこいっちゃったんですか。5頭で450kgしか運べないけど…

まぁいいや!なんてったって特殊部隊だから!特殊部隊のラバだから2700kgくらいどーってことない。ちなみに象は300~500kgを運べるので、本当は象5頭で運ばないと無理だね!でもいいよいいよ、象いないもんね。

ものすごい崖淵を歩くラバと5人。よりにもよってそんな狭い高所でチャリハナとベンのミラー兄弟が喧嘩を始めるものだから、崖が崩れてラバが一頭落ちる。ラバが落ちたことで今度はベンアフとアイザックが喧嘩し始める。

山の頂上付近の岩場で銃撃される5人。カルテルの奴らが追ってきたのかと思いきゃ先ほどの村民の青年で、家族の復讐のために追ってきたようだった。ここでベンアフ死す。

まぁろくでもないリーダーだったので、死んで当然だと思います。ベンアフの運命は予想外だったけど、頭を撃ち抜かれる瞬間の「ファック」というベンアフの表情、ベンアフが撃たれた瞬間、ベンアフの死体というおもしろい画を観れたのは収穫でした。やればできるじゃん…

その後、無事に山脈を超え、海岸沿いの町の近くまでは来たものの、町にはカルテルからのお達しが出ていて、カルテルのメンバーが2名とカルテルから武器を渡された少年兵たちがいっぱいいる。とても大金を持って運ぶことはできないので、リュックに詰めるだけ詰めて、あとは岩の深い割れ目に投げ込むことに。

車を盗んで少年兵たちに追われながら無事にボートに乗り込んで旅路は終わる。

なんだかんだで500万ドルちょっと(5億ちょっと)は持ってこれたんだけど、チャリハナは格好よく「俺の分の100万ドル(1億)はベンアフの家族信託に」といって去っていっちゃうので、皆もそうせざるを得なかった。でもチャリハナはちゃんと金を落とした位置の経緯度をメモってあって、メモをアイザックに渡してめでたしめでたし。

最後のカーチェイスは迫力あったものの、相手が少年少女たちなのでカルテルではありません。

結局、あらすじを読んで期待したようなカルテルからの追跡劇は一切なく、元特殊部隊の5人が金に目がくらんだリーダーのもとで紆余曲折しながらヘリの不時着、大金運び、崖歩き、山越えをするという感じのサバイバルだったので、ちょっと拍子抜けしちゃったな。

でも景色シーンは最高に美しく撮れてる。