昨日、娘と外出してきたのですが、アンビリバボーなことがおきました。
飲料水代が勿体ないので、外出時はサーモスの水筒に水を入れて持っていきます。自販機やペットボトル飲料水って高いですよね?毎日買ってたら4000円くらいになっちゃう。
水筒持参の癖はアメリカ生活の名残で、アメリカは自販機がその辺にないし、加州はとりわけ乾燥しているんで、特に夏場は水筒持っていないとカラッカラに喉が渇いてそれこそ人気のないエリアなんか走ってたら脱水症状を簡単に起こしてしまうのです。
すなわちサーモスは、サバイバルキットなのでございます。
この日も350mlのサーモスを持参しました。
でもね?博物館で娘に水を飲まそうとしたところ、水筒に水が入っていません。
あら、ふ、し、ぎ。
でも…確かに水を入れたわよね…氷もいくつか入れたわよ。
こ、これは、もしかして…
バッグの中を覗いたら、バッグの中で水がチャポチャポ揺れ動いてました。
ヒィッ
慌ててトイレに駆け込み、中身を出してバッグの中の水をシンクにあけました。
ロンシャンのル・プリアージュ・ネオという軽いナイロンバッグを使っていたのですが、プリアージュは実は内側が防水加工になっているのですねー。つまり水を入れてもこぼれない。内側はゴムみたいなライニングになっております。だから雨の日には内側のコンテンツが濡れません。
これな。軽くておススメ。
ただーし、バッグの中で水筒がこぼれると、水が外にもれないので、私のようにバッグの中が水槽になります。
おかげさまで財布や紙幣、保険証など諸々がビタビタになりました。
水筒のロックをきちんと閉めていなかった私が悪ぅございましたよ!
350mlだからまだ良かったかもですね…
でも一滴も漏れてないって凄いよね。
というわけで、【メリーポピンズ・リターンズ】を観てきた感想です。
【メリーポピンズ・リターンズ】作品情報
原題:Mary Poppins Returns
公開年:2019
監督:ロブ・マーシャル
出演:エミリー・ブラント
上映時間:130分
最近は130分越えのなっっっがい映画ばっかり観てるので、そろそろ89分のB級ホラー映画が恋しくなってきました。
【メリーポピンズ・リターンズ】あらすじ
シングルファーザー(子ども3人)の家族の家が銀行差し押さえになりそう!
空からエミリー・ブラントが降ってきて子どもたち3人のベビーシッターになるとともに、たまにマジックを使ってピンチを助けてあげる話です。
【メリーポピンズ・リターンズ】感想
最初に断っておくと、メリーポピンズのオリジナルを観ていない。「リターンズ」とタイトルに書いてあるから続編なんだと察しただけであって、前作があったことさえ知らない。
もう一つ断わっておくと、途中で寝た。
途中で寝たくせに感想書いてんじゃねーよという批判はご尤もですが、もう一度観に行く気力も体力も財力もないので許して下さい。
どこからどこまで寝たのかというと、馬車の絵が描いてあるボウルの世界から戻ってきたところからライト点け魔のジャックが沢山のメンズと街灯をポールにしてダンスしているところまで。
その間に何が起きたのか…
冒頭のクレジットでメリル・ストリープという文字を発見したので、「あらメリル・ストリープ出るの?エミリー・ブラントと『プラダを着た悪魔』コンビの復活ね、楽しみ」と心を少し躍らせたのに最後までメリル・ストリープを見かけなかった気がするので、きっと寝てる間にストリープが出てたのでしょう。違いますか。
そんなわけで中盤をそっくり抜かしたままの感想となります。
この中盤の間は、おそらく子どもたちが自宅を銀行に差し押さえられないようにエミリー・ブラントと一緒にいらんことしたんだと思います。起きた時にマウス顔の父ちゃんが子どもたちを叱っていたので。
ちなみに子どもたちだけでなくエミリー・ブラントも無言で父ちゃんに怒られる。エミリー・ブラントはこっそりメイドの婆さんと2階に消えようとしたのだが父ちゃんに「おいどこへ行く、お前もじゃ」と呼び止められる。父ちゃんが子供を叱っている間、エミリー・ブラントは素知らぬふりをして優雅に立っている。呼び止めたものの、そんなエミリー・ブラントを直接怒れないマウス父。
全体的にカラフルな色使いが鮮やかで、これは紛れもなくディズニー映画だよなぁと実感しました。最初の方に父ちゃんが弁護士たちとつまらない話をするシーンが続いた後、エミリー・ブラントが出てきてバスタブからイルカが顔を出した途端に、隣に座っている娘が身を乗り出して興奮していたのが見えた。
去年観た『クリストファー・ロビン』は原作に忠実にとダークなグレーセピア超の色使いで、大人にはウケるものの子供向けには退屈だったのではないかと思うが、本作は子どもが喜ぶディズニーらしい色使い。逆に中年の私はチカチカしすぎて目が若干痛いんですけどね。
原作のメリーポピンズをよく知らないので比較はできないんだけど、これはもうメリーポピンズというよりエミリー・ブラント・リターンズではないのかしら。エミリー・ブラントといえばやはり『プラダを着た悪魔』のツンデレ役の印象が強く、本作はそのままプラダのエミリー・ブラントが戻ってきたとしか思えないようなツンデレぶりでした。
寝てたので中盤でエミリー・ブラントがどんな魔法つかったのか分からないんだけど、最後の方、突っ込み放題だった気がする。
父ちゃんと子どもたちはギリギリで証券の証書を見つける。証券の証書があれば自宅の差し押さえを回避できるのだが、12時までに銀行に届けねばならない。時間が間に合わないので子どもたちはエミリー・ブラントに「なんとかして。インポッシブルをポッシブルにしたて」と頼む。エミリー・ブラントはおもむろに「そうさねぇーできないことはないけどねぇー」なんて思わせぶりにしたあと、「自転車乗りや!急いでるから私が漕ぐで」といって子ども3人とジャックを載せて自転車を漕ぎ始める。
向かっている最中に自転車漕ぎの男たちもどんどん集まってきて、全員でビッグベンに向かう。そもそも何のためにエミリー・ブラントが自転車を漕ぐことに執着したのかは分からない。ハーメルンの笛吹きのように男たちという下僕を呼び寄せるためだったのかもしれない。
ビッグベンについてエミリー・ブラントはどんな魔法を使うのかと思いきゃ、使わない。その代わり、下僕の男たちにビッグベンをロッククライミングさせる。まさか、下僕たちに分針をマニュアルで戻させるとでもいうのでしょうか…そんなことを思ってるとジャックが途中で落ちそうになる。この間、魔法使いのエミリー・ブラントが何をしているのかというと、下で子どもたちと一緒に眺めている。
ジャックが苦労して時計台まで達するも、分針まではどうしても行けそうにない。最初から分かりそうなものだけど…
子どもたちが「もう間に合わない、エミリー・ブラント何とかしてや!」と懇願するとエミリー・ブラントは「しょうがないわねぇ」といいながら傘で分針まで飛んでいき、いとも簡単に分針を5分だけ戻す。最初からそれやりなさいよ。
まぁいいよエミリー・ブラントだから。
メリル・ストリープは何の役だったのかなぁ・・・