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【ジュラシック・ワールド炎の王国】映画あらすじ感想:シリーズでワーストの一作

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(C)Universal Pictures

2018年7月13日公開予定の【ジュラシックワールド/炎の王国】を見た感想です。

本作は2015年の前作【ジュラシックワールド】の続編です。

 

【ジュラシックワールド/炎の王国】作品情報

原題:Jurassic World / Fallen Kingdom

公開年:2018

監督:A・J・パヨナ

出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ジェフ・ゴールドブラム

上映時間:2時間10分

言語:英語

主演は前回からの続投で、顔がデカイことに定評のあるクリス・プラットと激太り中のブライス・ハワード。

最近になって初めて知ったのだが、ブライス・ハワードってロン・ハワード監督の娘だって知ってた…?でもロン・ハワードと似てない…可愛くなって良かったね!

上映時間はマイケルベイ並みに長い150分。

 

【ジュラシックワールド/炎の王国】あらすじ

前作で破壊されたジュラシックワールドから4年後、イスラ・ヌブラ島は火山の大噴火で消滅する危機に瀕していた。

ジュラシックワールドの運営責任者だったクレアは別れたオーウェンの協力を仰ぎ、島へ向かう。しかし間もなく火山が大噴火し、人類は自然に任せて恐竜を絶滅させてしまうか、保護するかの決断を迫られることになる。

 

【ジュラシックワールド/炎の王国】感想

 SFはもともと好きじゃないけど「ジュラシック」シリーズは恐竜だから夢があって割と好き。旧3部作は満足できたし。

本作はきっと3部作の真ん中の映画になると思うのでこういう出来なのかもしれないけど、これまでのジュラシックの中では一番納得がいかない出来だった。

監督が「これまでで一番シリアスな内容になる」と言ってて、それは本当なんだけど、もともと恐竜ものにシリアスさ求めてないのよ。恐竜ってのは夢があって大人さえも童心にかえってキャーキャー言える伝説的なアイドルの立場なのよね。

恐竜は人間のアイドルなの。そんなアイドルを救うか見殺しにするか…!というシリアスさを求められても、シラけちゃうんですよね。

後半はほぼ金持ちの大邸宅の屋内で過ごすことになるんだけど、屋内に閉じ込められた恐竜たちと、銭ゲバ人たちの恐竜オークションとか、観てても面白くなくない?

夢のあるドキハラ恐竜アドベンチャーのはずを見にきたはずなのに、私利私欲にまみれる悪人金持ちが我らのアイドルをオークションとか、どうしてそんな方向に持ってっちゃうんだよ。

というわけで後半は特にダメの出来栄えだったね。恐竜はやっぱりハワイの緑豊かな環境で走らせてるに限るよ!

前半の火山大噴火は迫力あったし、迫りくる溶岩を背景にブラキオサウルスが桟橋で泣く姿には感傷的になってしまったけど、いまいち胸に響くシーンが見当たらなかった。

旧3部作なんかはTレックスに車を落とされるシーンなどがそれは丁寧に時間をかけて作られていたんで、ド迫力のドキドキ感があったけど、今回は噴火に押されてかスピード勝負になってしまって印象的なシーンがなかった。

Tレックスの血をとる時くらいかな?でもあのシーンを見てても、いつからTレックスってこんなに怖くなくなったんだろうと思ったのよね。だってハワードの娘が頭に乗れちゃうんだから。

登場人物もふざけてて、主役二人はともかく、医者の女とITガイの二人の小物感よ…ジェフ・ゴールドブラムが出演するかと思ってたのにジェフは米国議会かどっかでスピーチしてるだけだし。

ヴェロキラプトルのブルーが可愛くて、ブルーとオーウェンとの友愛だけがこの映画へのアンカリングでした。

評価:50点