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【Reprisal】Hulu発の復讐劇ドラマ:第2話あらすじと感想

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Reprisal(原題)@Hulu

緑のドレスが素敵。

Hulu発の新作ドラマ「Reprisal(原題)」第2話のあらすじと感想です。

アメリカで2019年12月に開始した新作ドラマです。

第1話からダークな展開に引き込まれましたが、それもそのはず、「Reprisal」は大ヒットドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」の制作者たちが制作しているのです。

第1話を観たところですが、展開の仕方、粗筋の語り方が「ハンドメイズ・テイル」とやっぱり似ています。

内容は、兄とそのギャングたちに半殺しにされたキャサリンという女性が数年後に復讐する話です。

第1話のあらすじ、登場人物、感想を読む

 

【Reprisal(原題)】第2話あらすじと感想

予想通り、さっそく過去に戻って語られ始めました。前回も言ったけど、「ハンドメイズ・テイル」でも使われるこの手法はあまり好きではありません。

回想シーンの挿入は、ふつう人物の性格の一面を語るか深みを与える、もしくは強烈なオチを与えるとという目的でたまに行われるのが定石だと思うのですが、「ハンドメイズ・テイル」ではエピソード丸ごと回想シーンにして過去の出来事や出逢い方を語ることが多用されてます。つまり回想シーンが本番のように語られていることが多々あります。

少しずつ全容を紐解いていくという面白さはあるのですが、キャラの得体を知らないまま展開していくので心情を十分に読み切れず、注目すべき焦点や重要人物、意味のあるシーン、物語上の大事なセリフを見逃してしまうという落とし穴があるんですねぇ。

本ドラマのように俳優の好演や演出が良い場合、これはあまりにも勿体ないです。

あと、常に過去に戻って回想シーンばかり見せられて現在の話があまり進まないので欲求不満にもなるかもしれません。

 

ドリスとイーサンの馴れ初め

まず、前回意味深なコンタクトをした主人公ドリス(キャサリン)と3リバー・フェニックスに入会したイーサンという青年の馴れ初めが語られます。

場所はデトロイト。ときは数週間前。ドリスとイーサンは職場の同僚でした。客のゲス男が2人を嘲笑し、イーサンはゲス男を殴って逮捕されます。ドリスは保釈金を支払ってイーサンを保釈させます。

ドリスは、ゲス男が病院で亡くなったが警察はまだ知らないと言い、イーサンに高飛びすることを勧めます。

イーサンとは長い付き合いなのかと思ったらそうでもなかった。ちょっと気になったのが、ゲス男が死んだということなんだけど、これまさか嘘ということはないよね?

つまりドリスが自分の目と耳になってくれる鳥をブローラーズに潜入させるために、イーサンを利用したという線ですが、それも考えられなくもないですよね。イーサンが「そんなに強く殴ってない!」と言っていたし。

 

ブローラーズ VS グールズ

ブローラーズはライバルギャング(こっちはバイカーギャング)の「グールズ」たちと話し合いに行きます。(前回スリー・リバー・フェニックスたちがバーでグールズに喧嘩を売った件で呼び出された)

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ブローラーズwithリバー・フェニックスの二人(3リバー・フェニックスは見習い)

グールズの中間管理職コンスタンティノフという男が出てきて、リバー・フェニックスたちを引き渡せと要求すると、これまで隠遁者もどきだったバッシュが…突然コンスタンティノフの首を絞めながら素手で体を持ち上げるという行動に。す、すごい力だ。

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バッシュ、こう見えて怪力

眼鏡をかけて落ち着いた雰囲気のバッシュ、伊達に長年ブローラーズにいるわけではないようです。一見真面目で理知的な人が怖いという盲点をついたシーンでした。あとバッシュってキャサリンが兄に半殺しにされたときにあの場にいたよね。

あのときキャサリンを車で引きずり回した現場にいたのは3人で、兄バート、バッシュは分かったけど、3人目がまだ不明なのよね。

コンスタンティノフが「バートはこの話し合いを知ってるのかね?」と聞いていたので、バートの失踪は外部に知られていない模様。それにしてもバートはどこで何をしているのだろうか。

 

コリン殺害の余波

DVアル中夫のコリンの死後、妻モリーは警察に「グラハム(ロン・パールマン)が来て5分後に銃声が聞こえた、自分はバスルームに身を隠した」と嘘の証言をし、グラハムがコリンを殺したことを警察に仄めかします。

あとこのファウラー刑事、Netflix「13の理由」に出演していた無能なスクール・カウンセラーじゃん。

キャサリン/ドリスの友人ウイットは、ドリスが自らの手でコリンを殺したこと、そしてその濡れ衣をビッグ・グラハム(愛しきロン・パールマン)に着せたことを知らなかったのでムッとします。そしてグラハムの手が及ばないようにモリーとドリスは他州に身を隠すことに。

 

グラハムの逮捕

ファウラー刑事はレストランでグラハムを逮捕しますが、グラハムがハメられたことをファウラー刑事は知っていて、そのこともグラハムに伝えます。何この刑事、汚いのか?それともグラハムと旧知なだけ?

あと「え?」て思ったのは、ファウラー刑事がグラハムに「お悔み」を申し上げたこと…コリンの死か、トミーの死か、どちらについてお悔みを言ったのかは分からないが、まさかコリンが実はグラハムの息子という線はないよね?それとも単にビジネスパートナーなのか友人なのかトミーが死んだのでとにかくお悔みを言っただけか。

しかしグラハムの冤罪がバレているということは、ファウラー刑事はドリスとモリーがコリン殺害に関与していることに気づいているわけですよね。ドリスの計画が簡単に見破られちゃうていうのはガッカリだなぁ。それともドリスはそれも承知なのか。

ドリスが物静かで控えめというキャラでいるのは人が想像できないような完璧な犯罪計画を実行できる肝っ玉の持ち主だから…という期待をしていたのだけれど、見事に裏切られました。

イーサンを送り込んだ割にイーサンは「ヤバいよここー、早く帰りたい、出頭するから帰らせてー」みたいなこと言ってるし、イーサンのことも全然コントロールできていないような気が…。

モリーもドリスの話に乗ったことを後悔し始めているぽいし、ウイットもブローラーズへの復讐計画に消極的だし。

ブローラーズへの復讐がまさか行き当たりばったりみたいな復讐だったりしたらどうしよう。その辺が心配です。

 

ラング・ア・バングで過剰摂取

バートの娘でバーレスクのダンサーをしているメレディスは、ドラッグの販売に精を出しています。ある日、バーで男が過剰摂取で死んじゃいます。

ジョエルはバッシュを連れてメレディスとティナ(メレディスがドラッグ売買に巻き込んだピンナップガール)の控え室へ。

メレディスはリーダーであるバートの娘なので直接手出しはできないものの、ドラッグ売買を手伝っていたティナなら煮るなり焼くなりできるとメレディスを脅すジョエルとバッシュ。

しかしメレディスは引きません。そこへバーレスクの舞台を管理するクィーニーが現れてジョエルとバッシュを追い出し、メレディスとティナの危機を救います。

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クィーニー

ふむふむ。おもしろい力関係ですね。メレディスは自分でドラッグ売買をしたりと自発的で自立心旺盛な子だけれども、いかんせんナイーブ。ギャングがどこまで恐ろしいことができるかをまだ理解していません

実の妹キャサリンでさえ車で引き回すぐらいなのだから、娘とて決して不可侵ではないでしょう。リーダーの娘という地位にあってギャングの力を過小評価していることがメレディスにとって致命傷になる可能性がありますね。メレディスはキャサリンと同じ道を辿っているような気がします。その前にキャサリンが助けるのかもしれないけど。

同時にメレディスが母のことをクィーニーに聞いたりしているので、メレディスは母を探そうという気になっているようです。

 

ドリスのリクルート活動

さてドリスはウイット経由で復讐のための人員確保に努めます。

ドリスの復讐計画はもうすでに緻密に立てられていたと勘違いしていたけど、これから計画するんだね・・・

「プリズン・ブレイク」のマイコー・スコーフィールドみたいに天才的な脳を駆使して綿密な復讐計画を立て済みなのかと思ったら大間違い、ちょっとガクッときちゃった。

というのも、ウイットが見つけてきたボーリング場の指輪物語みたいな経営者がウダウダ言ってるからって、たまたまボーリング場の奥の違法ギャンブル場に強盗しにやってきた二人組を見て「人員みーつけた!」とか言われても…そんなんでええんか?

じゃあドリスのあの妙な落ち着き用は何なんだという話になるじゃんかさ!だいたい常に冷静で落ち着き払って内向的で寡黙なキャラというのは、考えが外に露出しない分、内面に隠しているのが相場というわけで、だからこそ我々はその内側に秘めた情熱と英知に期待を寄せ、キャラに惹かれていくのであってだよ?

「復讐の準備まだです。復讐のための人員はこれから集めます。ウイットに頼んで集めてみました。でも交渉うまくいかん。そんなとき優秀な強盗二人組と出会ったので、彼らに頼んでみようかな」とか行き当たりばったりなこと言われると、「大丈夫かよ」と思わざるを得ないわけでして。

大丈夫かな、ちょっと心配もあります。

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