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【アンビリーバブル たった一つの真実】感想:レイプ事件の実話ベースのドラマ

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Netflixオリジナルドラマ「アンビリーバブル たった一つの真実」が配信されました。

レイプ事件の実話に着想を得たドラマです。

レイプ事件の担当刑事にトニー・コレットとメリット・ウェヴァー(「ウォーキング・デッド」「ゴッドレス~神の消えた町~」)、ケイトリン・デヴァーが主演です。

imdbでは8点台を記録、腐ったトマトのトマトメーターも94%と高得点のドラマです。

全8話です。

 

【アンビリーバブル たった一つの真実】あらすじ

若い女性によるレイプ被害の訴えを作り話として片付ける警察。だが数年後、酷似した手口の事件が続き、2人の女刑事が捜査に乗り出す。実話に着想を得たシリーズ。

アンビリーバブル たった一つの真実-Netflix

2008年、十代のマリーがレイプされる事件が発生します。犯人はDNAなどの痕跡を一切残さず、捜査は難航します。また、マリーの証言と目撃者たちの証言が食い違うことや、マリーが辛い幼少時代を過ごしてきた精神不安定な子であるという警察の先入観から、 マリーのレイプは作り話として処理されてしまいます。

数年後の2011年、まったく同様の手口のレイプ事件が発生し、トニー・コレット刑事とメリット・ウェヴァー刑事が捜査に乗り出します。

このように2008年と2011年の2つの時間軸が同時に進行していきます。

このドラマは実話に着想を得ていて、T・クリスチャン・ミラーとケン・アームストロングの記事「An Unbelievable Story of Rape」を元にしています。

 

【アンビリーバブル たった一つの真実】感想

まぁまぁ面白かった。

imdbのスコア8.7点(現時点)はいくらなんでも過大評価しすぎ。

10点満点つけてる人もけっこういたけど、これがimdb9.5点のブレイキング・バッドより上なはずないんだから、落ち着いて評価しなさい。

1点とか付けてる人たちは、こぞってフェミニストのプロパガンダ臭 #believewomen(#metoo運動の派生版、セクハラやレイプの訴えを信じようという運動)を批判していて、その反発で1点を付けているので、それもドラマを本質的に評価していませんし、評価って本当にあてにな・ら・な・い♡

まぁ私が点数をつけるとしたら6~7点くらいかなぁ…

全8話だけど、6話くらいで丁度良かったと思う。つまり延ばしすぎ、スローすぎ、ダラダラしすぎ。トゥルー・ディテクティブを目指してたんだろうなーと疑うほど全体の雰囲気はよく出てたし、警察の証拠集めのシーンやDNA採取シーンなど目を離したくないシーンもあったけど、つまんない会話シーン多すぎ。セリフもNetflixらしく、安っぽいものが多かった。そこがトゥルー・ディテクティブのシーズン1と模倣作との違い。

トゥルー・ディテクティブのシーズン1も展開はスローだけど、台詞がつまらないとか、安っぽいとか一度も感じなかったもんなー。

第2話の最後までベテラン刑事トニー・コレットは出てこないので、トニコレ目的で観るとナニコレと出演者情報を再確認しにいっちゃうと思うけど、我慢して。

トニコレ私も好きだけど、刑事役、似合わなすぎ。白人至上主義集団に潜入捜査したFBIの映画「インペリウム」でも女上司役で出ていて、たとえずっとガムくっちゃらくっちゃらしてても「トニコレはauthority役が似合わないなー」と感じていたが、今回で確信に変わった。結論、トニコレは刑事・捜査官役が似合わない。女性刑事として気負い過ぎている感じがわざとらしぎるんだよなぁー。

トニコレはやっぱりさー、「靴のヒール取れちょる!」とかキャメDに文句言ったり、悪魔カルトに狙われてる役の方が合うんだな。

メリット・ウェヴァーは「ウォーキング・デッド」のデニース役は何だったんだろう、と思うほど、ウォキデ以降の活躍が目覚ましいね。「ウォーキング・デッド」よりだいぶ絞ってきてて、本作の刑事役は似合っていたと思う。

そして3人目の主役マリーを演じたケイトリン・デヴァー。養子でたらい回しにされ、残酷な幼少時代を過ごしてきたマリーをうまく演じていました。

「マリー」は実際の被害者のミドルネームで、現実は本当に過酷な幼少時代を過ごしていたことが分かりました。

マリーは幼稚園に行った記憶がなく、いつもお腹を空かせていてドッグフードを食べていました。マリーが里親に預けられたのは6~7歳の頃で、マリーは性的にも物理的にも暴行されていました。(7歳でレイプされた過去もある。)

実の父親とは一度しか会ったことがなく、母親についても殆ど知りません。母親は度々ボーイフレンドにマリーを預けて外出していたようです。

グループホーム(複数の少年少女と暮らす)2カ所、里親10~11を転々としたそうです。理由は説明されなかったと言います。

7種類のドラッグを経験し、8歳の時にゾロフト(セロトリニン:成人向け抗うつ薬)を飲んでいました。

これは切実に希望していることだけど、レイプや性的暴行の事件の担当には必ず女性刑事を担当させてほしい。性的暴行やレイプの詳細を話すにあたって、まず男性相手に話そうとは思わないし、男性への恐怖心に満ちているから。

しかし名誉を毀損され、職を失い、里親や友人を失い、すべてを失った結果がたった15万ドルか…弁護士が言うように30万ドルは最低でも支払われるべきだったよね。50万ドルは支払われるべきだったでしょう。

最後の2話くらいでもう少し盛り上がりを見せてくれるとか、雰囲気を変えてくれるともっと良かったけど、記事に忠実に仕上げた結果なので仕方ないかな。

会ったこともない人が自分のために戦ってくれたという真実、somebody cares という言葉を忘れないようにしたいな。

レイプや性的暴行って、報告しない人の方が実際に多いと思う。報告された事件数より遥かに多くの女性または男性が苦しんでいることを知って欲しい。それから一度性的暴行を受けると(とりわけ幼少期に)一生苦しみが消えないというのは本当ですよ。ほぼ毎日思い出すし、躁うつ病になる。私も未だにある種の自傷行為が辞められないですから(リスカではないけど)。