カリフォルニアで新築中古問わず、色々な家を見て回り、購入寸前までいった家が1軒ありました。
中古住宅ですが、夫婦ともに気に入った家です。
カリフォルニアの中古物件見学
日本は気候が厳しいこともあって、中古住宅は損傷の進み具合も早いし、購入した途端に価値が下がっていくという悲しい住宅市場だが、アメリカはそうではない。
この100年間、中古住宅であっても右肩上がりなのがアメリカ住宅市場だ。
サブプライムローンで暴落したあと数年後にはバブル前の価格をゆうに追い越してしまうといった具合だ。
したがって人々が家を購入するにあたって、中古か新築かという選択肢はあまり問われない。中古であっても状態の良いものもあれば問題だらけの住宅もあるし、新築であっても最近はチープな素材を使ったりする場合もある。むしろ中古住宅の方が硬質で頑丈な素材を使っている場合が多い。
新築の場合、モデルハウスは庭が造成済みだが、実際に購入する家は庭が造成されておらず土のままである。また、モデルハウスはフローリングの種類や窓の種類などに高級なものを使用しているが、それらは大体オプションなので、実際に購入する際にモデルハウスくらいのレベルを要求するとなると、500~600万のオプションが加算されることになる。
一方、中古は築年数こそ古いものの、庭はすでに造成されているし、前の住人のメンテナンス志向にもよるが、そこそこ仕上がっているものが多いのだ。
また、新築住宅は大体コミュニティに属す場合が多く、HOAと呼ばれるコミュニティ費(日本でいえば自治会費みたいなもの)もかかり、家のフロントヤード(前庭)の芝生を刈っておかなかったり外套が切れてたりノンオペの車を長い間放置してたりするとHOAから通知がきて直すように言われる。直さないでいると罰金を請求されたりもする。(逆に言えば、コミュニティの雰囲気や外観をクリーンに保ち、犯罪を抑止するという意味で有効だ。)隣人との距離も近く、なんとなく息がつまる感じもある。
ただ、どちらかというと私たち夫婦は新築よりも中古の方に気持ちが動いていた。
そんな中でおそらく最も気に入った中古住宅がこの家だ。
家の外構
アピールポイントの一つは、ここがend of the streetであること。隣人がいなく、荒野が広がっている。突き当りなので交通の往来もほとんどなく、犯罪率も低い。
バックヤード(裏庭)
白いフェンスが隣人との境界線。隣人は馬を飼っている。この辺はアニマル・フリー・ゾーンなので家畜が飼える。気になる馬糞の匂いはしなかったし、我が家は馬が好きなので馬の存在は気にならない。(旦那の父も馬を2頭飼っている)
家の中
まあ古い感じだが、壁やフローリングなど内装はあとからどうとでも出来るので問題なし。
ダブルドアっていいよな。
だいたい家の中からそのままガレージにいけるようになっている。オレンジ郡あたりはどこも狭いので皆ガレージを保管庫にしたりしてる。(車は外に駐車)
ただクローゼットは新築のウォークイン・クローゼットに軍配が上がる。70~90年代はこんな感じのクローゼットだ。
こういうパティオに屋外用のテーブルセットを置いて、朝食をとるのが夢だなぁ。
ソファーも置いてそこで仕事をして昼寝するのも夢です。
中古だけど、なかなか良い家だと思いませんか?
上述した諸々を考えると、新築より中古の方が家周りの状況が好ましい場合が多いですよね。
こうして写真を見返してみると、やはりアメリカに家が持ちたくなってきました。カリフォルニアは空が青いのがまた映えて気持ちよさそうに見えますね。