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『ハンドメイズ・テイル』シーズン3第11話あらすじ感想ネタバレ:ベストエピソード!!

ハンドメイズ・テイルシーズン3あらすじ感想11話

ハンドメイズ・テイル@Hulu

Huluオリジナルドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン3第11話のあらすじ感想です。

第11話は今シーズンのベストエピソードです。

ここのところ話が滞留してマンネリ化していたハンドメイズ・テイルに半ば飽きてゲップが出てましたが、第11話で頭を殴られるかのような衝撃を受けました。

ここんところ登場機会のなかった鳥肌必至、久しぶりに興奮するドラマエピソードを観ました。

大きな動きもありますよ。

これまでの無駄な努力がついに無に帰すことなく何かが起きるエピソードです。

過去のあらすじ感想記事一覧はこちら

 

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第11話あらすじ

エレノア(ローレンス司令官の妻)の双極性障害が悪化、エレノア暴走、旦那も撃とうとするが、ジューンが説得して事なきを得る。

亡命計画で逃がす予定の子どもたちは52人をカウントした。

ジューンの突然の子ども亡命計画によって現行のレジスタンスの計画を台無しする可能性がある(詳細は不明)といってマーサ数名が異を唱えるが、ジューンの説得に納得する。

但し、肝心のローレンス司令官が妻を連れ、机に「すまない」というメモ書きを残して姿を消してしまう。ローレンス司令官の失踪が明るみになるまでの猶予は24時間と踏んだジューンは、ビリーという男に飛行機の手配を頼むことにする。

と思ってたらローレンス司令官が戻ってきた。チェックポイントに新しい承認が必要になったらしく、ローレンス司令官は承認から外されていた。

ジューンはドレスを纏い、ローレンス司令官にイゼベルまで送ってもらう。ビリーに賄賂を約束して飛行機の手配の約束を取り付けたジューンは戻ろうとしたところでウィンスロー司令官(クリストファー・メラーニ)に捕まる。

ウィンスロー司令官はジューンを寝室に連れて行き、レイプしようとする。ジューンは反撃し、ウィンスロー司令官を殺害してしまう。

放心状態のところへマーサが清掃のために入ってくる。そのマーサは、ジューンがコロニー行きから救った5人のうちの1人だった。マーサはジューンに出口を教え、ジューンは無事にローレンス司令官の車に戻る。マーサは他のマーサと協力して部屋を清掃し、ウィンスロー司令官の遺体を焼却炉に入れて、すべての証拠を抹消する。

一方、ウォーターフォード夫妻はプライベートな線からニコールを奪い返すことを考えていた。セリーナはカナダで出会ったマークが寄こした携帯電話を使って、この線からニコールを取り戻せるかもしれないとフレッドを説得、二人は自ら車を運転して北へ向かう。

マークと合流し、車を走らせ、森の中で車を降りると、ウォーターフォード夫妻はカナダ軍に囲まれ、フレッドは戦争犯罪人として逮捕される。

 

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第11話の感想

ジューン

数えきれない感情のローラーコースター、報われない努力、閉塞感、ジューンのアップ画、何人もの処刑を経て、ついに報われる時がやってまりいました。

52人の子どもたちを亡命させるというジューンの大胆な計画は、ローレンス司令官のどっちにも転びかねない立ち位置、ビリーが本当に飛行機を手配してくれるのかどうか(めっちゃ不安)、子どもたちを気付かずに飛行機に乗せることができるのか等々、不安定要素ばかりで、ほとんど成功の確証が持てない計画でしたが、光が見えてきました。

まずローレンス司令官については、信頼はできないものの、相互に弱みを握っている立場であり、ローレンス司令官はサイコパスだけれども愛妻家で妻をギリアドから脱出させたいと考えていることから、利害が一致するのでなんとか大丈夫そう。

ローレンス司令官もエミリーを逃したり、ウィンスロー司令官たちに「儀式」を強要されたりと、ギリアドへの忠誠を疑われているっぽいですし、エレノアを連れて亡命しようと考えるのが自然ですよね。

他に司令官も出てこないし、ギリアドの議会みたいなものが出てこないので、ローレンス司令官のギリアドでの立ち位置がイマイチ分からないのだけど、最高司令官ではないのよね。最高司令官はウィンスローの他に誰がいるんだろう。どうやったら最高司令官になるんだろう。ウィンスローが子だくさんだったことを考えると、やはり子どもをたくさん産ませた男が有利になるのでしょうかね。

そんなウィンスロー司令官を殺してしまったジューン(レイプされそうになった故の正当防衛です)。ウィンスロー司令官を演じるクリストファー・メラーニは、今年、最長寿ドラマとなったロー&オーダー性犯罪特捜班で主演を務めていた男優です。

ロー&オーダーでは性犯罪者を取り締まる正義感熱血漢のベテラン刑事でした。今度はうってかわってレイプする側の役だけど、クリストファーの没入ぶりにメロメローニーになりました。こんな美味しい役者、シーズン1からちょこちょこ挿入しとっといて!

で、「メロメローニを殺しちゃってどうしよう」というところに現れる救世主マーサ、かつてジューンが救った5人のうちの1人がタイミングよく登場します。

ハンドメイズ・テイルはレジスタンスやジューンがCIAのように工作活動しながらギリアドをぶっ潰すというようなエンタメドラマではないのねー。あくまでも、いつかした善行がピンチのときに回り巡って自分に帰ってきてギリギリセーフみたいなプロットを何度も何度も繰り返すという地味でコツコツ型のドラマなのねー。まぁギリアドの全体主義はさしづめナチスに近いものがあるので、その状況下でできることなんて限られてるものね。

メローニ殺害から、ケイト・ブッシュのCloudbustingにあわせてマーサたちが淡々と殺害現場とメローニを片付けるシーンが圧巻!(MVにドナルド・サザーランド出とる。)

ローレンス家に戻った後、ローレンス司令官がジューンに銃を渡し、二人で静かに覚悟を決めるのも格好良かった…

 

セリーナとフレッド

ついに…つ・い・にィー!

祝!フレッド逮捕!!!

まさかシーズン3でフレッド逮捕を見れる日がくるとはね。

やっぱり思ったよね、セリーナがフレッドに「プライベートな線でニコールを取り戻す」という話を持ち掛けた時に、「こいつ、もしかして」とな。

セリーナのニコールの溺愛ぶりをみると、フレッドを渡しかねないなと。

マーサのリタと抱擁を交わし、リタに別れを言うセリーナ。リタもこのとき、セリーナのやろうとしていることを察した感じですね。

その後、マークと会うまでの道中で、セリーナがギリアドは行き過ぎたと感じていることや、自分のキャリアを失ったことなど、フレッドをなかば責めていましたが、セリーナにとってもギリアドは行き過ぎた社会だったわけね。小指詰められちゃうしねぇ。

ギリアドのワイフの立場というのも微妙だから、エレノアやセリーナのように思っている人がどれだけいるのかなぁと気になるけれど、ときに女は最も手ごわい女の敵になるからなぁ。

フレッドとセリーナが愛し合うシーンも初めて目撃しましたが(さわりだけ)、これが最初で最後の愛し合いになるのでしょうねぇ。セリーナにとってはこれがフレッドへの「さよなら」ですね。

森の中でカナダ軍が現れてフレッドを逮捕したときは心底スカッとしました!

ただフレッドもギリアドの情報を提供するとかなんとかいって司法取引をする可能性もありそうで、今後の動向が気になります。

ああ早く続きが観たい!!