「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン6が開始しました。
まだ死んでない、このドラマ。
とはいえ、本家ウォーキングデッドがシーズン11をもって終了することが決定しており、先月開始した新しいスピンオフ「ワールド・ビヨンド」も2シーズン限定となっているので、映画三部作にむけてフィアーも収束していくのだと思います。
寂しいような嬉しいような。
フィアーもシーズン1くらいは悪くなかったんですけどね。
【フィアー・ザ・ウォーキング・デッド】シーズン6第1話あらすじと感想
シーズン5であの人達が何やってたか全く記憶にない。
覚えていることと言ったら、男が自撮りをしながら川に落ちていったシーンと、トイストーリー系の女(確認し直したら名前はヴァージニアというそう)がモーガンを撃ってモーガンがピンチということ。
モーガンの仲間はヴァージニアの部下によって彼らのコミュニティに連れて行かれ、モーガンはヴァージニアに左胸を撃たれてしまい、そこにウォーカーが集まってきて絶体絶命のクリフハンガーで終わりました。
モーガンの運命やいかに!?としたかったんだろうけど、多分モーガンが死んで悲しむのは一握りのレニー・ジェームズ(モーガンの中の人)ファンだけだと思います。
まぁ、モーガンの生死が気になるから観てやるか、と思いながら観始めたシーズン6の第1話。
知らぬ間にモーガンが貯水タンクで一人暮らししていました。
何これ、居心地よさそう。
その後の会話で、あれから6週間が経過していました。
モーガン、髪の毛延びてる。てっきりハゲなのかと思ってたんだけど、ちゃんとヘアーあるじゃない。
いやいやいや、モーガンの新居とかニューヘアースタイルとかその前にだよ。
モーガン一体どうやってあの窮地を脱したの?
フィアーていつもこういう事やるよね。
「さぁ、〇〇の運命やいかに!?」と見せかけておいて、次の回ではそこを丸ごとすっ飛ばす。そして、それを繰り返す。
しかもモーガンは何故かリムジンの車の中で目を覚まします。よく分からないなぁ…。多分、物資を探していて車中で休憩してたとかそんな所なんだろうけど、目が覚めた後のモーガンの言動がひたすらフィアーらしくて、そんなフィアーらしさがずっと続いていくので、開始20分くらいでいよいよ私のゾンビ愛が問われることとなりました。
これを最期まで観れる忍耐力が私にあるだろうか。
モーガンは車中で目を覚まします。目が食紅入れたみたいに赤いので、てっきりモーガンがゾンビ化してしまったのかと思いきゃ違う。こういう匂わせもフィアーらしさ全開ですよね。うん、こういう匂わせ大嫌い。
大体、こういう匂わせをしなければいけないということは、それだけドラマや映画に観客を惹きつけるだけの魅力がないということの証なのに、それを何度も繰り返しながら生き延びようと醜いショーを続けるお前たちが真正ウォーキングデッドなんだよ!
モーガンはあの窮地を脱して6週間生き延びた挙句(どうやってとかそんな細かいことはどうだっていいんだ)、左胸被弾という重傷を負いながら貯水タンクに立派なネグラを作っていました(どうやってとかそんな細かいことはどうだっていいんだ)。ストーリーの無茶ぶりが本当に酷い。
モーガンが車中から辛そうに体を引きずり出すと、ウォーカーが歩いてきます。
でもウォーカーはモーガンを無視します。モーガンが死臭を出しているという暗示なんだろうけど、今までにウォーキング・デッド・ユニバースでそんな設定があったのか…?
大体、のちに分かるけどモーガンの体内にはまだ弾が残っていて、適切な抗生剤の投与と清潔な包帯なしにそれから何週間もそのままってあり得ないじゃん…
まぁいいや、そんな大事なことはいいやもう。フィアーだから。
ふつうは重傷を負っている時にウォーカーに無視されたら「ラッキー、気付かずに行ってくれた、しめしめ」と思うのが人間ですが、モーガンは違います。
モーガンは・・・
プライドが許しません・・・?
「ワシはまだ死んどらん、ばっちこい」
とウォーカーに怒鳴ります。・・・もうなんかよく分からない。
ウォーカーは面倒くさそうに振り返ってモーガンに向かっていきます。
でもモーガンは手負いの身(というか左胸を撃たれて重症)。うまくウォーカーを倒せません。数回の試みのあと、やっとの思いでウォーカーを倒します。
あーめんどくさい、めんどくさい、めんどくさーい!
どう考えても、おかしいでしょ?手負いの身なら普通ゾンビをやり過ごすでしょう?それを「ワシはまだ生きてる!」とわざわざリスクを冒す必要がどこにあるの?モーガンは不合理なドラマキャラワースト1位とれると思う。
まぁ、モーガンが生き延びたという事実は単純に喜ばしいことだし、良かったと思います。
一方、ヴァージニアに雇われた賞金稼ぎのエミールが登場します。
またワケわかんないキャラが出てきた。
フィアーはワケわかんない凄キャラを出しては殺し、出しては殺すで有名なドラマです。
この男もどうせローガンみたいに簡単に消えていくと思うから、しーんぱーいないからねー。
エミールの特徴は…人助けすると見せかけておいて、無意味に人の首をはねます。なあに、この安易なキャラ説明。
そもそもヴァージニアはあの時モーガンにトドメを刺すことができたでしょ?モーガンは棒しか持ってないけどヴァージニアは銃装備してたのだから。それなのにだよ?それなのに「モーガンはまだ生きてるかもしれない」からと賞金稼ぎにモーガン殺しを依頼するのは何故?
さらに賞金稼ぎのエミールはモーガンをあっさりと探し当てちゃいます。あの広大なテキサスで。テキサスどんだけ大きいか知ってる?フランスがすっぽり隠れちゃうくらい大きいんですよ。ドイツより大きいし、メキシコの半分くらい隠れちゃうくらい大きさなんですよ。ワァオ!
そんな広大な土地であっというまにモーガンを探し当てちゃう腕利きのエミール。百歩譲って、エミールの飼っている猟犬が奇跡的に鼻の良い犬でモーガンを見つけることができたのだとしましょう。ええ、そうしましょう。
モーガンはアイザックという善人に危機を助けられ、エミールを回避し、意識を失う。アイザックが貯水タンク改築アパートまでモーガンを運んでくれ、モーガンが目を覚ます。
すると再びエミールが貯水タンク内のモーガンを突き止める。すばらしい犬の嗅覚!
貯水タンクはバラバラにされ、モーガンとアイザックはエミールを撃ってなんとか逃げ出す。
しかし、少し逃げたところでモーガンが戻ろうとする。
アイザックが「なんで?」と聞くと
モーガン「俺にとって、貯水タンクがすべて。」
とかよくわかんないことを言い始める。
まぁ・・・モーガンらしいと言われればモーガンらしいんだけど・・・モーガンて一応「天然」系なのかなぁ。
そこで前シーズンの最終話で、モーガンが女性に助けられたことを話し始める。よく分からんが女性がモーガンを助けて貯水タンクに置いていったらしい。弾丸は摘出してないけど、表面の傷だけ処置してくれたみたい。
こういうの多いよねーフィアーって。誰か分からない謎の人物が手助けしてくれてた、みたいなのが。
アイザックとモーガンは、アイザックの身重の妻のもとに行くため、ゾンビを大勢倒して妻のもとに向かう。でもその過程でアイザックが手を噛まれてしまう。
妻がいよいよ出産間近のときにエミールがまたくる。モーガンは最初は観念するんだけどアイザックが横からエミールに一撃加えてきたのでその隙をついてエミールをやっつける。
ほら、やっぱりエミール死んだ。
モーガンまた気を失う。何度気を失うのか。
目が覚めたら(エミールの)犬がモーガンの顔を舐めていた。
アイザックは死んだのかゾンビ化したのか分からんが、出産したばかりのアイザック嫁が夜の間にとどめを刺して墓まで作って岩をのせるという芸当をこなしていた。
最後は潜水艦と二人の男が出てくるのだけど、この潜水艦はこの間のアドバルーンや飛行機みたいな大道具感が満載だけど、でもあまり話に関係ないんだろうな。