もう書く価値もない海外ドラマだけれども、ここまできたら最終話まで書いてやる。
【フィアー・ザ・ウォーキング・デッド】シーズン5第15話の感想です。
あのね、15話は絶対観て。この酷さは観なくちゃダメ。
【フィアー・ザ・ウォーキング・デッド】シーズン5第15話の感想
このドラマ、毎回マジで期待を超えてくるよなー。
期待つっても酷さの期待ですけどね。
「いやー、さすがにこれ以上は悪くならんでしょ」
「いや、これ以上は悪くなりようがない」
という期待を裏切ってどんどんひどくなるので、「ある意味すごいドラマだ」と全米驚愕。
「もはや苦行」
とか言いつつも
「それなのに何故まだ俺は見続けているのだろうか…」
と全米のゾンビファンは当惑しています。
まぁ、その答えとしては、終わった後に皆で「モーガン教もういいから」「カメラどうにかして」「アルもう要らねえ」「ヴィランかこれ?」「ワッタファック」とかブチブチ言うのを楽しみにしているのと、あとは終わりを見届けたいという理由があるだ。
パイオニアもヴログで応戦、モーがニズムVSパイオニアズの広報合戦に
冒頭から驚愕の酷さ。
いつものカメラ動画が流されますが、どうも様子が違う。
数秒後、私は恐ろしいことに気付く。
それはモーガンの信徒アルの動画ではなかった…
なんとパイオニアのリーダーの女「ヴァージニア」を讃えるパイオニア広報PR動画でしたー。
ちょ…ちょっと待てーい!
「水も食糧も何もかも失った」
「ヘルプが必要だった」
~ここで馬にのるパイオニアカウボーイたちの姿を挿入~
「そんな時、彼らが現れた」
「彼らはコミュニティをもっと良くしたい、大きくしたいと言っていた」
「今日ではなく、明日のためにと」
「僕が生きてるのは彼らのおかげだ」
「彼女のおかげよ」
「ヴァージニアのおかげだ」
~ここでヴァージニア登場させる~
「人は私をジニーと呼ぶ。でも大切なのは私でも誰でもない。大切なのは、今日ではなく、明日なの。私たちは助け合うことができる。一緒に未来を築きましょう。続きはトランシーバーの5チャンネルで!」
いよいよ悪寒がしてきました。
しかもこの動画を教祖様(モーガン)とアルとガソリン窃盗男が見ていて、アルが「彼らは嘘をついている」「ウチらのほうが助けるのうまい」といって激怒!テレビを壊します。
…ここ、そんなに怒るとこか?
アルが怒っているのは、モーガン教の広報よりデキが良かったからなのか、パイオニア教徒が本当は役立たずを殺したりしてるのに嘘ついて広報している悪徳カルトだからなのかは定かではありません。おそらくその両方だ。
そこでモーガン教信徒たちもビデオで応戦します。
まさかと思うよねー。でもそのまさかなんですよ、奥さん。
「ヴァージニアたちは嘘ついてます」
「私たちはヴァージニアたちのようにフェイクのドキュメンタリー動画を撮る必要はありません」
「私たちは本当にあなたを助けることができます」
一人一人がインタビュー動画でこんなことを順番に言ってる広報ビデオを発信します。
・・・こいつら何をやってるのだろう・・・私は何のドラマを観ていたんだっけか。
かつての主役キャラ兼オリジナルキャラで、過去3エピソードは木に絵を描いているアリシアも、心なしか台詞を言うのがキツそう。
モーガン達の広報動画はさらに熱を帯びていきます。
パイオニアたちから抜け出したガソリン窃盗男(トム)がインタビューを受けているときに、トムのはぐれた妹(ウェス、アリシアたちが店で助けた女性、名まえはジャニス)を登場させ、感動の再会を撮ります。
ジャニスがインタビュー動画で
「(モーガン達は)兄を見つけてくれた」
「私を見つけてくれた」
といい、そこへトムが顔を出して
「僕はドキュメンタリーの手助けをしたい!彼らがやっていることは素晴らしい。ヴァージニアのように、自分たちにとって便利な者だけじゃない。ここでは誰もが重要なんだ」
と、とどめを刺します。
アリシアにとって唯一意味があること
アリシアは・・・ペンキで木塗ってる。
まだ塗るんか?
インタビュアーが「なぜ塗ってるの?(馬鹿なの?)」と聞くと
「分からない。今の私にとって、唯一意味があることなの」
ゾンビ世界で。木にペンキ塗ることが。唯一意味があること。
・・・アリシアの言わされてる感・・・アリシアの女優さん、お気の毒だわ・・・。
ここ数エピソードほど、モーガンやヴァージニアが「You know what it is. You are supposed.」というセリフを言っているのね。「分かるでしょ?分かるはず。」というニュアンスなんだけど、いやビタ一文分からんわ。
アメリカ人なら分かるのかなーとか思うでしょ?すると、コメント欄に「You know what it is. ってなんだ」「分からん」「You are supposed to.」とか遊んでるので、皆さんもどうぞご心配なく。ショーランナーと脚本家以外分かってないと思います。
マジな話するとショーランナーも何やってんのか分かってないから。
本家ウォーキング・デッドでもシーズン6ぐらいから、回りくどい台詞や曖昧な台詞が増えたんですよね。ちょうどスコット・ギンプルがショーランナーに取って代わった時期でした。で、ギンプルがフィアーに越してきて同じような回りくどい台詞が増えたんで、きっとこういう趣向が好きなんだろうなぁ。
アメリカ人のコメントで「シーズン5の90%は何をやっているのか何を話しているのか分からず当惑している」というのがあったけど、返答に「それがドラマの説明としてふさわしい」「90%なら俺より分かってるわ」という意見ばかりだった。
カメラマンはアル以外にチャーリー(ティーン)とトムさんも加わりました(トムはこのあと死ぬけど)以前はルシアナがカメラマンやっていたのだが、石油の精製に人質に駆られてしまったので。
ついでにルシアナのことは皆忘れています。人助けを信条にしているのに、ルシアナを助けようとはしないんだね。あっ、そうか、どんな犠牲を払ってでも人助けをしなきゃいけないんだものね。
何の話かもう分からん
「広報動画負けられん」とかモーガンとアルが言ってるうちにグレースの具合が悪化してきたので、なんとかっていう馬のランチみたいなところに向かうことにします。
吊り橋に差し掛かったところで、橋に穴が開いていました。ああ、これは直さないと渡れませんよ。でもトラックの重さに耐えられるかなぁー。たまにワイヤーブチ切れてるし。
そこへヴァージニアたちが車1台で現れて「協力し合おうって!!!」みたいなこと言って話し合う。正直、モーガン教とパイオニア教が何を話しているのか、何を争っているのか、よく分かりません。
信仰の違いと普及活動の方法の違い?今日が大事なモーガン教と明日が大事なパイオニア教?どっちでもええがな。
ヴァージニアたちについていく者がいないと分かると、ヴァージニアたちはわざと銃を空に向けて撃ちます。
「ゾンビの群れが近くにいたから、助けが必要だったら呼んでね!!」と言って去る。
ゾンビが押し寄せてきたので、戦いながら徒歩で橋を渡ります。
橋の途中に差し掛かっていたトラックとゾンビたちの重みで橋の半分が崩落。橋の途中で倒れてたトムは起き上がる。
ジャニスや皆は「トム、カメラはいいから早く!」とか呼びますが、トムは調子こいてカメラを自分に向けながら、まさかの自撮り。
「人々に俺たちがやっていることを見せないと。(何を?)見た?これが俺たちがやってる・・・」
といったところで橋が崩落、落ちるトムの自撮り、背景に川が見える。
ギャハハハハハハハ!!!
その動画を観てる涙するアル。そこ、泣くところか?
アル「なんとしてもやり遂げないと。トムのために。」
え・・・?何を・・・?
そもそもカメラどうやって回収したの?水没しても見れるのですか?
ちなみにここで初めてモーガンがアルに「バッテリーの残りはどのぐらいだ?」とか聞く。お前たちは、いつ資源について問答したことがあっただろうか。
徒歩で目的地に向かう
車が橋を渡ることができなかったので、徒歩で目的地に向かいます。
トラック1台とSWAT装甲車だけあったけど、あの2台は橋を渡れたのか?
でもガソリンがないのかな?ごめん、きいてなかった。
モーガン教のみんなは目的地15~16マイルまで徒歩で歩き出します。
ウェンデルの車椅子で草原を15~16マイルってのは無理なんじゃないの?
あと具合が悪くて寝込んでいたグレイスがどうやってそんなに歩けるんだよ!
平原でまたカメラを向け始めるアルにドワイトが
「…まだ撮ってんのか?」
これ皆思ってるよねー。
アルは「伝えるストーリーがある限り撮るわ」とかよく分からんこと言ってるけど、私ならあそこでカメラ叩き落としていると思います!マギー・グレイスもまさかこんな役やるとは思わなかっただろうなぁ。あの役に納得しているのだろうか…
ストーリーって…You know what it is. いや、分からんわ… You are supposed to. だから分からんて。
ビデオ動画のせいで、すっかりドキュメンタリー調になったフィアー・ザ・ウォーキング・デッド。最低。
ランチに着いたけど
歩いてランチに着いたら、ランチのなかだけゾンビらだけでした。
「…」
なんでランチの中だけゾンビだらけなの?
徒歩で15~16マイル歩いてきてゾンビ一匹も会わなかったのに。
ランチの外にはゾンビ見えないのに。
誰かが故意に囲ったとしか思えないなぁ…
さて、食べ物はトラックの中に置いてきたので食べ物もなし。
周りに何もなし。
「信仰心あり」とユダヤ教のおっさん。
「信仰心だけじゃどうにもなんねえだろうが」とイラつくエルサルバドルの殺し屋ことダニエル・サラザール。まだ心の奥底のエルサルバドル魂は失っていない模様で少しホッとする。
さぁ、みんな15マイルも歩かされて疲れてます。
ストランドが「一つだけ生きのびる方法があるよねー」というと、アルが大反対。
ドワイトはニーガンと救世者を思い出し「ここで助けを呼んだらもう後戻りはできない」といって去っていく。
ドワイト…お願いだから、あなたはそのまま本家に戻ってくれないか。
モーガンはかつてヴァージニアのところにいたジャニスさんに「ジャニス、ゴメンな」といってチャンネル5で「助けてくれるか」とヴァージニアを呼ぶ。「人助けは負けない!」とか息巻いていた相手に「助けて」コールするとか、信仰心も弱っちいなオイ!
でも来週の最終回の予告では、アリシアがランチのゾンビたちを「これ、一掃できると思うわ」とか言って皆で倒しているシーンがあるので、結局自分たちでゾンビたちを掃除することにするみたい。
あーあー、モールにいれば良かったのに。なんでモールをアジトにしようと思わなかったかなぁ…ランチなんかボロボロで建物も木製だしさぁ…フェンスもグラグラしてんじゃん。
あっちこっちに貴重な物資を入れた段ボール箱を置きまくって、今は何もナシで自分たちの身も危なくなったり。馬鹿なの?最初っからアジトを拠点に人探ししてりゃあ良かったじゃん。ローガン亡き後、工場に戻れたでしょ?
大体さぁ、アジトにできそうな場所見つけたら、大移動する前に普通は数人を偵察に送るの基本じゃん。貴重な食糧物資を橋げたに丸々置いて行ったり、未知の領域に全員で向かうとか、アポカリプス10年目にしてあり得ない行動するよね。ふざけすぎ。
ランチの中のウォーカーだって、一人でどこか遠くに誘導してけばいい話でしょ?
このドラマを救うには、ドワイト、ダニエル、アリシア以外を全員ブチ殺すしかないと思うわ。