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【フィアー・ザ・ウォーキング・デッド】シーズン5第14話の感想:ドラマがデッド

フィアー・ザ・ウォーキング・デッドシーズン5第14話感想

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド@AMC

くじけそう。

「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン5第14話の感想です。

シーズン5はいつにも増して最悪や!

シーズン1~4も大しておもしろくないけれど、シーズン5のつまらなさは異常。

ここ数話、モーガン教の教祖様が不在だったので、ちょっと一息付いていたけれど、第14話は教祖様と右腕のアル(マギー・グレイス)のイミフコンビがカムバックして、期待通りのイミフぶり。

今回は本当に辛かった。3分の1でよっぽど観るの止めようという衝動に駆られましたが、感想を書きたいために観たようなものです。私は何をそんなに書こうとしているのか。

 

【フィアー・ザ・ウォーキング・デッド】シーズン5第14話の感想

フィアーは毎回「これ以上は悪くなりようがない」を塗り替えてくるので、一体どうしたらこんな酷いドラマを作れるのか、悪くできるのか、逆に感心しちゃう。

どうもシーズン4からショーランナーが変わったようなのね。プラス、本家「ウォーキング・デッド」を台無しにした張本人スポッツ・ピンプルがフィアーに左遷されて製作総指揮に加わったせいで、今度はフィアーが悪化したとみるのが正しいでしょう。

本家「ウォーキング・デッド」もかつてのトーンや魅力とは程遠くなってしまったけれど、少なくともショーランナーのバトンをアンジェラ・カンに渡したことで、シーズン7とシーズン8よりはマシになってきたし。

ビデオカメラもうやめれ 

冒頭から視聴者の大嫌いなアルの録画テープ映像が流れます。モーガンのインタビュー動画です。つーか一人の人間にどんだけインタビューしてんの。

すると動画が早送り→再生→早送り→巻き戻し?→再生…

あーイライラする!!と思ったら

モーガンが自分で見てたー。

もうビデオカメラやめれ!

このフィアーのビデオカメラのアイデア良-し!と思う視聴者が果たしているのだろうか。

段ボール箱をもっと置いて助けるの大事

モーガンとペアになっているアル(マギー・グレイス)は「ガソリンが少なくなってきているので戻ろう(どこへ?)。ガソリンがなくなったら戻れなくなる」と言います。すると教祖様が

「箱もっと置かなきゃ。助けなきゃ。それが大事!」

とか言うので、信徒アルは「ガソリンも大事アル」と反対するけど、結局は教祖様に従うアル。

ビデオカメラの次に間抜けな小道具、それがこの段ボール箱ミッション。

段ボール箱ミッションて何?という人のために説明すると、モーガン教の教祖と信徒たちが当てもなく知らない人を助けるために車で走り回って貴重なガソリンをばら撒きながら、物資の入った段ボール箱を道端に置いて行くというミッションです。

ガソリンなんか要らねえ。食べ物なんか要らねえ。仲間が危ない目にあったって構わねえ。助けることがすべて。それが一番大事。ゾンビ化した奴も助ける。なんなら相手を殺してでも助ける。でもローガンたちとパイオニアたちは助けない。

という信仰を持っています。

ガソリン窃盗男

アルは車からガソリンのポリタンクが1つなくなっていることに気付きます。男が盗んでいたのですが、その男はパイオニアたちから逃げてきた男でした。信徒ゲットォ。

パイオニアたちのアジトに妹がまだいるというので、もちろん助けますよ。それも夜中に。敵のこと何も知らないけど。しかもアル一人で。グッドアイデア。

アルはさぁ、ヘリの女見つけたいだけだよね。この助兵衛!

パイオニア…ヴィラン?

パイオニアのアジトに忍び込んだアル。結局モーガンも同行するんだけど、中に入ったらもちろん二手に分かれる。相変わらずグッドアイデアだよなぁ、こいつら!

モーガンは部屋に閉じ込められたゾンビ1匹と戦ってたけど、あれ何?何だったの?

ガソリン盗難男の妹はどうやら逃亡したようです。妹は前回ウェスが助けた女性かな?

もちろんアルとモーガンはパイオニアに取っつかまるんだけどさぁ…

ヴァージニア(パイオニアのリーダー?)「モーガンとアルよね?」

モーガン「むむっ。なぜ私たちの名を?」

何言ってんだこの棒!

お前ら、そこら中にインタビュー動画置きまくってんじゃねえか!

そして、このパイオニアさんは一体何なのか…翌日、モーガンとアルを解放します。

しかもモーガンの棒をグレードアップさせてた。…いい人じゃん。

ええ何?

何が起きているのか、さっぱり分からん。

何を話しているのか、さっぱり分からん。

ガソリン窃盗男はなんでこんないい人達から逃げてきたん?

なんかよく分かんないなぁ…フィアーのヴィランどもは…

ダニエルとグレース

一方、ダニエルとグレースもなんかやってた。

ダニエルはもはやシーズン1~3の切れ味鋭いダニエルではなく、ふつーのおっさんと化していた。ゾンビが迫っていても気づかないくらい鈍化してます。そんなダニエル誰が見たいのか。ダニエルの興味はチャーリーと猫のみ。

キャラ殺し。フィアーの最近の特徴はこれに尽きる。

同様に本家「ウォーキング・デッド」から異動してきたドワイトというキャラも殺されました。ジョン・ドーリー(ギャレット・ディラハント)もせっかく出てきたのに、今はモーガン教の信徒の一人でしかない。全員モーガン教の信徒と化しました。ショーランナーの皆さん、満足か?

唯一の慰めはダニエルとグレースの歌シーン。グレースの歌声が素敵で驚きました。ちなみにダニエルの中の人(ルーベン・ブラデス)は実は歌手でもあるんですねー。ドラマでは下手くそに歌ってるみたいだけど。ちなみに71歳。すっごい見た目が若い。私、ルーベン・ブラデスなら付き合えるわ。

楽しく歌ったあと、突然グレースの容態が悪くなります。…専門家じゃないので分かりませんけど、放射能に被ばくした場合って、大量に被ばくしたら数時間で死ぬのは分かりますけど、グレースみたいにずっと元気だったのが突然容態悪くなって数時間で死にそうっていうこたぁないんじゃないですか?容態悪くなったら暫く容態悪いまま数週間~最低でも数日経てからご臨終なさるでしょ?

おっかしいよなぁ…

モーガンはグレースに会うのが怖くて戻りたがらなかったようだけど、なんかよう分からんな…グレースの死に対峙するのが怖いのは分かるけど…

まぁ別にグレースが死んでもモーガンが死んでも衝撃も何もないし、悲しくもないや。

 

あと2話だけど…面白くない主役キャラと仲間たち、面白くないヴィラン、面白くない段ボール箱ミッション、物資や弾薬の心配することなく、カメラでインタビュー動画撮って、やみくもに人を助けようとして、お前たち面白いのか?

ドラマがもうデッド。