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【BOSCH/ボッシュ】シーズン1の感想:安定の面白いドラマ

boschボッシュ感想

BOSCH/ボッシュ@Amazon

Amazon Primeドラマ【BOSCH/ボッシュ】のシーズン1を観終わりました。

うん、面白かった。

あら?今日はずいぶん素直ですね、わたくし。

嘘だと思う?嘘じゃないですよ、本音で観て良かったなと思いました。

映画でもドラマでも、良質コンテンツを観た後は、心が晴れるようなそんな爽快感があります。たとえ内容がダークで陰湿だとしても、心の充足感が得られる感覚があるのだけれど、お前たちはどうですか。

BOSCH/ボッシュはロスアンゼルス市警の犯罪捜査もので、犯人を追うドラマですので、ネタバレは最低限にします。

Amazon最長寿ドラマ【BOSCH/ボッシュ】シーズン1を観始めた感想とあらすじ(ネタバレなし)

 

【BOSCH/ボッシュ】シーズン1のあらすじ

森の中で発見された人骨は、94年に失踪した13歳の少年のものでした。ロスアンゼルス市警の無骨なベテラン刑事ボッシュは、ボシュ!ボシュ!と言いながら捜査を開始するボシュ。

LA市警のベテラン刑事、ボッシュ。ミスタービーンの顔真似も披露する

時を同じくして、たまたまパトロール中の警官に捕まった連続殺人鬼のウェイツという男が13歳の少年の殺害を自白します。

連続殺人鬼のウェイツさん(仮名)

果たしてウェイツは本当に少年を殺害した犯人なのか?

少年の骨にはさらに恐るべき痕跡が残されていた・・・

といったミステリー満載の犯罪捜査ドラマです。

 

【BOSCH/ボッシュ】シーズン1の感想

【BOSCH/ボッシュ】シーズン1は、少年がバイオレントな犯罪の被害者という陰惨で残虐な事件から始まりました。

社会的弱者であり市民から愛される存在の「子ども」が残虐に殺害され、森の中で動物のように数十年も埋められていたというストーリーは、視聴者の注意を捉えるには十分なインパクトがあります。

犯罪捜査も丁寧に描かれており、その過程での警察内部のチームワークにワクワクしたり、警察と市長候補の検察官たちが織りなす馬鹿げたポリティクスに憤怒を覚えるのも一興でした。

ボッシュのラスベガス在住の元妻と娘とのダイナミックスも、ボッシュの仕事への熱心さや真摯な姿勢を表すのに貢献していました。

ボッシュ娘マディは可愛いし、元妻エレノアはなんとあのニーナ・マイヤーズサラ・クラーク。

ボッシュの元妻エレノアは24のニーナ・マイヤーズを好演したサラ・クラーク

皺が増えたけど、24の頃からあまり変わってないですね。

サラ・クラークはたまにヒッピーみたいな恰好して主人公の友人みたいな立ち位置のサブキャラで登場したりするけれど、24のニーナや本作のエレノアのようなデキる女役がベストポジション。

ボッシュの元妻がサラ・クラークと分かった時は嬉しくなったもの。

味方だと心強い印象よね。

エレノアの新しい旦那がチャイニーズ系の丸坊主なのが不思議だけど。

というわけでボッシュの家族や仲間(面子がすこぶる宜しい)、警察内のポリティクスなど、ボッシュ周りの設定とストーリー展開はすごくおもしろかった

その分、本筋である事件のストーリー展開にもう少し捻りが欲しくなったのも本音で、それがシーズン1の唯一の欠点でしょうかね。

ウェイツが何故ボッシュにあれだけ固執していたのかも、幼少時代に同時期に同場所で過ごしたことがあるだけなのでちょっと説明不足に感じたし、少年の真犯人が判明したときの衝撃も少なかったので。

さらにボッシュの元陸軍特殊部隊という経歴はいつ活きてくるのかと待ち侘びていると、2回ほどそんなシーンがありました。

1つは警察署内のハラスメント男(上司だったっけ)に「おい、ちょっと待てや」と腕を掴まれた瞬間、ボッシュは「ボシュ!」と言いながら沈黙セガール並みのマーシャルアーツで手首をちょこっと捻って窓ガラスに叩きつける。

もう1つは亡き少年のド腐れ父が「おい、ちょっと待てや」と勢いよく突進してきたとき、ボッシュは「ボシュ!」とひらりと身をかわしてド腐れ父をすっころばす。

なんという節約モードの戦い。

そんなボッシュの節約モードの戦いにクスクスしながらも、最後まで一気に観進めることができました。

やなぎやさん、紹介してくれてありがとう。やなぎやさんは良い事をしました。