ミセスGのブログ

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日本の親はいつまで子どもを放置して死なせるつもりなのか

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日本の親はいつまで子どもを放置して死に至らしめる事故を繰り返すのだろうか。

23日の午後6時過ぎ、富山・射水市の久保友和さんの長男・大和ちゃん(5歳)が18歳の女子高生が運転する車にはねられて死亡した。

大和ちゃんは保育園から一人で帰る途中、自宅から40m手前ではねられた。

常識をもった成人であれば「5歳の子が保育園から一人で帰る途中」という事実を知っただけで「おかしい」と思うはずだ。

当たり前である。5歳の子がなぜ午後6時過ぎに一人で外にいるのか。なぜ保育園から一人で家に帰ろうとしていたのか。

親はどこで何をしていたのかというと、この日、大和ちゃんの親が保育園に迎えに行ったところ、大和ちゃんが「一人で帰る」と言ったので、先に家に戻って待っていたそうだ。

保育園と自宅が100メートルしか離れていない直近ということもあって、十分な警戒感を持っていなかったのかもしれない。それにしても5歳の子の言い分を聞いて安全を確保せず子どもを一人にさせたのは親に重大な責任がある。

 

子どもが一人にされたことで命を落とす事件が再発している

実はこのように子どもが一人にされたことで命を落としている事件が毎月のように発生している。

12月には車の中に一人残された3歳の男の子が行方不明になり、1カ月半後に川で遺体が見つかった。

1月にはアイスクリームを一人で買いに行った5歳の子がやはり横断歩道で車にはねられて死亡している。

先月は日本在住の中国の方だが、3歳の子が一人でお留守番しているときに(!)マンションの窓から転落死している。

いずれも子どもを一人にしなければ起きなかった事故だ。

歩行中に車の事故に遭う確率は、5歳から9歳の子どもが一番多く、他の年代に比べると4倍も高い。

幼稚園、保育園までは大人が一緒に行動するため事故が少ないのだが、小学校にあがる6歳からは倍以上に跳ね上がっている。子どもだけで行動している時の事故率が高くなっていると考えられる。

 

幼い子どもを一人にすることは重大な不法行為であることを徹底して認識させるべき

轢いてしまった女子高生が一番悪いとか誰が悪いとかそういう問題ではない。

問題は失われなくてよい命が周囲の大人の怠慢と過失によって失われているという事態である。

子どもを失って失意の底にいる親を批判するのは忍びないので、誰も表立って親に責任を問う姿勢は見せないだろうが、この事故も子どもを一人にした親の責任が大きい。

同時に親の姿を確認せずに大和ちゃんを一人で帰したとしたら、保育園にも重大な責任があったと言える。

事故が起きたら被害者や被害者の家族はもちろんのこと、加害者も苦しむことになるのだから、こんな悲劇を繰り返すことはない。親が子どもを一人にしなければ防げるのだ。

日本はただでさえ少子化で毎年30万人が消えているのだ。子どもは何としても守らなければいけないのに、一人にしてみすみす死なせてしまっているのが現状だ。

犯罪も少なく平和な国で生きてきた代償なのかもしれないが、日本人全体に言えることとして危機感が足りなすぎる。

幼い子どもを一人で放置するのは、保護責任者の罪に問われることを社会全体で意識させなければならない。

子どもを一人で放置させるのは重過失であり、不法行為であることを認識せよ
子どもの生命を危険にさらした親が処罰されないって、日本おかしいだろおい