ミセスGのブログ

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【ヘビー・ウォーター・ウォー】ドラマ感想:ノルスク・ハイドロ重水工場破壊工作

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先日は内視鏡、今日は歯医者と大忙し。

お爺ちゃんお婆ちゃん並みに病院通いの爺さんです。

歯医者でのクリーニングが終わって駐車場の車に向ったら、隣車との間に黒猫が寝っ転がっててビックリしました。

そこで質問なんだけど、ビックリした瞬間、お前たちは何といいますか?

私はどうしても「ウェエッ!」という夜行性動物の求愛のような声が出てしまうのだけれど、どうしたら「キャッ!」とか可愛い声が出ますか。

さて、アマゾンプライムで2016年製作の「ヘビー・ウォーター・ウォー」という全6話の戦争ドラマを視聴した感想です。

 

【ヘビー・ウォーター・ウォー】あらすじ

ナチスの原爆開発を阻止するため、連合軍は極秘作戦を発動した。標的は厳しい自然に護られた難攻不落の要塞・ノルウェー山岳地帯の重水工場。極寒の白い地獄で、世界の運命を賭けた男たちの戦いがはじまる!第2次大戦で最もドラマチックな実話を描く戦争アクション超大作!

ヘビー・ウォーター・ウォー-Amazonプライム

史実に基づく話で、原爆作りに必要なドイツの重水工場(inノルウェー)を連合軍が破壊する戦略活動です。

所謂「ノルスク・ハイドロ重水工場破壊工作」を描いたドラマです。

まぁ、知らんかったけど。

1965年に「テレマークの要塞」という題名で映画化もされていた。そっちではマイケル・ダグラスの父カーク・ダグラスが主演している。カーク・ダグラスは102歳、嫁は100歳とご長寿カップル。

 

【ヘビー・ウォーター・ウォー】感想

ふーん。ナチスも原爆の開発まで王手をかけていた状態だったんだ。

当時のノルウェーがどういう状況だったかというと、ナチスドイツに占領され、国王と政府はイギリスに亡命、ノルウェーは親独政権でやっていたという状況で、ノルウェーのノルスク・ハイドロ重水工場で重水を精製していたようです。

ノルウェーの特殊部隊が連合軍の後押しを得て重水工場の破壊に成功したわけですが、これもしも失敗してドイツが原爆を作っていたら…歴史が一変していましたよね、きっと。

歴史にイフはあれだけども、ナチス×原爆という地獄の組み合わせ…ゾッとする。アメリカなんか平気で2発も日本に落としたけどな。鬼畜。

ドラマはきっかり6話で終わるのだけど、全体的にすごお~く地味。ナチスに不要な警戒をさせないように大規模な破壊活動を避けるという戦略がそのままドラマに乗り移っている。

それでも第4話でいよいよ工場に潜入工作→破壊活動をする時の白銀の谷をスキーで滑り落ちるノルウェー工作員たちの姿や見事な連携プレー、ねぐらの後始末をしていた一人の工作員がナチスに取り囲まれてスキーで逃げるシーンなど、見応えも十分。

アメリカ人将校が馬鹿みたいに怒鳴って総攻撃を主張してたけど、ヨーロッパの人って内心アメリカ人のことちょっと見下してるでしょwお単細胞な馬鹿というイメージで。今まであったヨーロッパの人たちの本音では結構そういう声が多かった。でも半分当たってると思います!w

スリリングな工作破壊活動だけでなく、科学者やノルウェーにいるノルウェー人の思惑という人間ドラマもこれまた見応えがある。とりわけドイツ人物理学者でノーベル賞受賞者のハイゼンベルク。

ハイゼンベルクの妻が女にではなく科学に嫉妬すると言ったように、彼は純粋に科学の研究に情熱を燃やしていたのだが、友人の科学者たちに助言されたり、ナチスに半ば脅されたりした中で、果たしてどんな思いでいたのか・・・

ハイゼンベルク、工場長とその妻の役者に好意的になれた一方で、どうしても好きになれなかったのがこの人、マルチェラ!!

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工作活動の指揮をとったノルウェー人と女刑事マルチェラ

Netflix犯罪捜査ドラマ「女刑事マルチェラ」で主役を務めている女優なんだけど、どーしても好きになれない。

本作の女キャプテンというキャラクターは別にいいと思うのね、あの時代にキャプテン職に女性はいなかっただろうと想像するも。でもマルチェラはダメだわ、どうしても好きになれなくて。

あとノルウェーの人を見慣れていないせいか、特殊部隊員の顔が見分けられず、結局見分けられたのは上のリーダーと、冝保愛子フェイスのこの子だけだった。

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ノルウェーの冝保愛子

ヘビー・ウォーター・ウォーはAmazonプライムで視聴できます。