犬、それは人類の友。 あ、もういい?
ドッグ・ウィスパラーGです。
映画ブロガーのとんぬらさんが「私のエモーショナル・エンジンはこのまま壊れてしまうのだろうか…?」と呟いていたので、「me too やで!」と無理くり押しかけてコメント欄でチャットしていたんですが、皆の衆はご機嫌いかが?
月は替わってしまったけれど、五月病みたいなものかなぁ。
ドラマ―時々映画ブロガーとしては、ゲーム・オブ・スローンズが終了してしまったことも関係しているかもしれないなぁ。
そういうわけで、どういうわけで?、今日はほっこりと奇跡体験アンビリバボー感動の犬話をしようと思います。ところで「ほっこり」という言葉が死ぬほど嫌いです。
全米号泣必死!犬好き号泣必死!婆ちゃん好き号泣必死!間違いなしの奇跡体験をご覧ください。嘘くせ!
【愛犬が隣人の90歳のお婆ちゃんの命を救った話】
アメリカの我が家の隣には90歳のお婆ちゃんが住んでいます。彼女の名前はマージ。マージョリーが正式名称だったと思うけど(ゲースロのマージョリーみたいに)正確には覚えてないや。
マージは会計士で、未だに現役で働いています。「90歳の会計士」という映画が作れそう。我が家も数年前くらいから毎年タックス・リターン(アメリカの確定申告…殆どの人は税金が戻ってくることから、こう呼ばれている)の書類をお願いしています。
90歳ですがいまだに車も運転しています。(!)
旦那さんは6年前くらいにガンで亡くなり、それ以降は一人暮らしをしています。
数時間ほど離れた熱い地域に妹さん夫婦が住んでいて、一緒に住もうと誘っているのですが、70年代から今のエリアに住んでいるので引っ越したくないようです。
お年寄りなので電球の交換や家周りのことを私の夫が手助けするようにしています(その代わりにタックス・リターンを無料でやってもらってる)。
マージは犬好きで、我が家のシーズー犬(名まえをシーズーとしておきます)をかわいがり、シーズーもマージが大好きです。
シーズー犬が何かを察知?
そんなある朝のこと。
夫が仕事に行く前にシーズーの散歩をしていたら、シーズーがマージの家に向って行きました。そして、普段は入っていかないのにマージの家のカーポート(駐車場)へと入って行きました。
夫が「マージはきっとまだ寝てるよ」と言いましたが、シーズーは駐車場にある家のドアのところに行き、ガリガリとドアを引っ掻き始めたのです。「どうした?マージはまだ寝てるから無駄だぞ」
シーズーはやんちゃなところもありますが従順で大人しく、これまでにこんな素振りを見せたことがありません。普段は、マージの家の駐車場に入っていくこともあまりないし、入っていっても玄関の前に座ってドアが開くのを待ってるのです。
夫が不思議に思ってシーズーに話しかけていると、マージの家の中からバン!バン!と壁を叩くような音が聞こえてきます。
音の正体は…
それはマージのバスルームあたりの壁から聞こえてくるようでした。夫がそこに行って「マージ、君か?大丈夫かい!」と声をかけました。
マージは「Gなの?バスルームで倒れてバスタブにハマってしまって起き上がれないのよ!」と叫びました。
バンバンという音は、マージが夫の声を聞きつけて壁を叩いていた音でした。
マージを救出
夫は、外に合鍵を隠してあったので、それを使って家に入り、バスルームで倒れているマージを助けました。
どうやら頭を強く打っていたようなので、救急車を呼び、マージは病院に向いました。
軽い心不全だか心臓発作を起こしたらしい。
なんとマージは2時間も同じ姿勢で倒れていたようなのです。
夫が発見しなかったら、そのまま動けずに、ひょっとしたら…という可能性もありました。
でも夫が発見したのはシーズー犬が何かを察知してマージの家に向かってドアをガリガリしたからです。
お手柄シーズー犬。
マージから犬のスナックを頂きました。また、念のためにマージは自分の家の合鍵を夫に手渡しました。
犬はきっと普段とは違うニオイを感じ取ったのかもしれませんね。人間が涙を流すと、普段とは異なる分泌液のニオイを感じ取ることで悲しさを理解できるといいますね。
SNSには載せてないのでviralにはなってませんが、垂れ込んだらきっとローカル紙で取り上げられてたよなぁー。
それでは最後にシーズーの雄姿を拝んでみましょう。
顔が見えない。
ドライヤー(乾燥機)から出たばかりの衣類は暖かくてホッコホコ なので、いつもそこに顔を突っ込むのがルーティーンとなっています。