どうも
ホラー映画ならABC問わず好きなGです。
今回は、かねてから見たかったロブ・ゾンビの「31」をついに視聴しました。
ロブ・ゾンビ作品で最後に見たのは「ハロウィン」だったかな。
ハロウィンのマイケル・マイヤーズってこんな怖かったっけ…?
しかも容赦ない…
と思ったのを覚えています。
私の中でマイケル・マイヤーズは、13金とかエルム街の悪夢と並んで、スーパー殺人鬼コミカルトリオだったんですけど、ロブ・ゾンビの「ハロウィン」は超絶怖い!!
とてもコミカルなんて言えなくなってしまいました。マイコー、許して。
と、ハロウィンのイメージをかなり覆してくれたロブ・ゾンビ。
ロブ・ゾンビの「マーダーライド・ショー」とか見てたら、親から「お前は気持ち悪いもんばっか見てるな」なんて言われました。「ハロウィン」でも言われました。
ホラーいろいろ見てきてるけど、ロブ・ゾンビのホラーは独特の雰囲気があります。
怖いホラーって言っても色々ジャンルがあります。
エクソシストとかデビルとかの悪霊系
ゾンビなどのコミカル系(コミカルか?って思うかもしれませんが私の中ではコミカルなんです)
バンパイヤ、フランケン、狼男などのファンタジー系
連続殺人犯を扱ったクライムサスペンスホラー系
マーターズ、ホステル、フロンティアなどの拷問系
変態村、セルビアンフィルム、ソドムの市、ムカデ男などの変態系
テキサスチェーンソー、マーダーライド・ショーなど残酷狂人系
アナコンダ、ピラニア、黒い絨毯など動物系
などなど…
個人的に苦手なのは、変態系、拷問系、それからサスペリアなどのサスペンスホラーなんですよね。
ホラーが嫌いな旦那は特に悪霊系が苦手らしくて、悪霊系だと鳥肌立っちゃったりする。宗教心ほぼないけどカトリックの生まれだからかもしれない。
私は逆に悪霊系とか全然怖くなくて、やっぱり生きてる人間による殺人の映画の方がよっぽど怖いんですけど…
だからウォーキング・デッドとかのゾンビとかが可愛く思えるんですねー。
なんでこう脱線しちゃうんだろう。
本作「31」は、やっぱりマーダーライド・ショーとかの狂人系ホラーですね。
ロブ・ゾンビ映画「31」のあらすじ
舞台は70年代。
ヒッピーっぽいグループがロードトリップ中?
途中で謎の軍団に拉致られます。
そしてどこかの工場っぽいところに監禁されて、人間狩りゲームのターゲットに!!
ゲームのタイムリミットは12時間。
12時間生き延びれば大丈夫みたいです。
私は、殺す側も複数いるのかと思っていたんですが、レベルみたいになっていて、レベル1はメキシコ人の小人、レベル2はチェーンソー二人組、レベル3は巨人とそのコスプレGF、レベル4はフツーの白人男性です。
それをスクリーンで観客数名が見ているような感じ。
ホステルとパージを足して割ったような感じです。
ロブ・ゾンビ映画「31」の感想
最初が怖い。怖いっていうか…危なそう、というか。
だって序盤からこんな顔した男が少しずつ画面に近寄ってきて怖いこと語りかけてくるんですから…
モノクロに近い色彩もやけにブキミ。
でも映像観てるだけで、マーダーライド・ショー思いだす!!
ミュージシャンだけど、なんでこんなにホラー映画のセンスがあるんだろう。
彼のホラー映画は、そこはかとないクールさがある。ホラー映画に流れるロックミュージックのせいもあるのかな。この映画の雰囲気は、ミュージシャンだからこそ成し得るのかもしれないなー。才能あるなー。彼がゾンビ映画を監督したら、意外といいものができるかも。
舞台は70年代です。雰囲気はとてもよく出ていました。
主演は…やっぱりチャーリーになるのかな?チャーリー(シェリー・ムーン・ゾンビ)はロブ・ゾンビの奥さんです。マーダーライド・ショーにも出演してますね。
マーダーライド・ショーは殺す側の役だけど、今回は逆!狙われる側です。
驚いたのは、メグ・フォスターが出演していたこと。お年を召しましたね。さすがに68歳ですから、顔の皺は仕方ないか…でも体はまるで20代のように引き締まっててビックリしました。ゼイリブ懐かしいな。
でも、題材はとてもいいのですが、ロブ・ゾンビ映画にしては、なんとなくイマイチだったような…どこが悪いと聞かれると、答えに詰まるんですが。
いまいち追われる恐怖といいますか、標的にされる恐怖、殺される恐怖に欠けていたような気がします。
とはいっても結構、残酷シーンが多いので、ショッキングはショッキングだと思うのですが。もしかしたら私がホラー見過ぎて感覚がマヒしいてるのかもしれません。
ロブ・ゾンビも綺麗な奥さんを見せたいんでしょうか、これまたバイオハザードのミラジョボを賛美したくて仕方ないポール・アンダーソン監督のようだなと思いました。
まあ、暇つぶしに見てもいいかなぁ、という感じ。
これならホステルやパージの方が面白かったです。