Photo courtesy: CBS
まさかこんな日本のことわざまで引用されるとは。
クリマイお約束の格言の一部なのかも?
舞台っつったって実際に日本で撮影しているわけではありませんが、それでも日本の舞台となるとなんだか嬉しいんだよね。
冒頭のアメリカ人男性二人が寿司を食べているシーン。寿司に盃交わしてるけど、なんと道のど真ん中、屋台設定だったりする。むこうに自販機が見える。おもしろすぎる。
面白い日本の舞台設定
そして次は寿司シェフのシーン。寿司職人のジャケットに書かれた文字に注目。寿司ジャックって文字が刺繍されてる。おもしろすぎる。
チームを迎える警視庁の警察官にちゃんと日本人を使ってくれてるのは評価したい!なんと女性がリーダーだった。
でもアメリカ映画やTVに出てくる日本人て、表情がなくて、言葉数が少なくて、冷徹なイメージなのは同じだった。実際はニコニコで何度もお辞儀して腰低い人の方が多いと思うんだけど。昔の日本人のイメージなのかなーと思った。
冒頭のゲイリー・シニーズの日本語はなかなか上手でした。
日本人警察官が女性リーダーにむかって「警視庁のメンツが…!」というセリフもあった。
青木ヶ原樹海の有名な警告看板もありましたよ。
先日、ゲームオブスローンズのマージョリー役の女性が主演の青木ヶ原樹海を扱ったホラー映画が公開されましたので、すごいタイミングですね。
築地市場の再現も、「あんこう」とか「京ちゃんの魚の店」とか、一応間違ってない(笑)
けっこうがんばってますね。
「ひきこもり」という社会問題まで描写
そして犯人の部屋へ突入する日本の警察とチームたち。クレアが「この汚い部屋、食べっぱなしの皿、何かで読んだ!」というと、警察の男性が「ヒキコモリと言います。ヒキコモリとはここ最近日本で問題になっている社会現象で…」と説明するんです。
そういえば…アメリカで引きこもりってあまり聞かないですね…自宅軟禁とか、学校で悪さして停学処分で家から出てはいけない罰とかはありますが…この日米の違いをちょっと調べてみたくなりますね。
犯人を見つけたシーン。通訳兼のクレアが「もう逃げられません。お父さんとお母さんのこと考えて」なんて日本語でいいますが、ゲイリーシニーズの方が日本語上手に話してました。
しかしドラマというのは凄いですね。アメリカ人が絡んでるってことでFBIチームが乗り込んできて、犯人捜しの末、銃が違法の日本でも銃ぶっぱなして犯人射殺するもまったく問題なし(笑)
いや、容疑者を撃ったことを批判してるわけではありませんよ、撃って正解ですが、日本の警察差し置いてアメリカ人が犯人を射殺って、よくよく考えるとすごい展開ですわ。まあビヨンドボーダーズは海外に巻き込まれた米国人を救う、米国人絡みの犯罪を捜査するチームという設定なので仕方ありませんけど。
最後、日本を発つシーンでチームメンバーが日本の警察とお別れの挨拶を交わすのですが、捜査に協力した日本人の警察官とチームメンバーのシモンズが握手し、さらに日本人の警察官がシモンズにシャンパンをプレゼントするんです。シモンズ演じるダニエル・ヘニーは白人と韓国人のハーフなので、完全に冷え切った今の日韓関係を考えると、なんとなく意味深でした。