Photo by Gene Page/AMC
【ウォーキング・デッド】シーズン6第14話のレビュー&感想です。
第14話はフィラーエピソードになるのかと思いましたが、途中から緊張感あふれる展開になりました。
今回のエピソードはダリル、ロジータ、デニース、エイブラハム、ユージーンが主役です。中でもデニースに大きく焦点が当てられていましたので、デニースの章といっても宜しいかもしれません。
しばらく緊張感のあるエピソードが続いたので、今回はフィラーエピソードかと思いましたよ。さっきからフィラーエピソード言ってるけど、フィラーエピソードってなんだよ!
フィラーエピソードとは、緊張感あるエピソードの間に入れられる軽めのエピソードです。毎回緊張感あるエピソードでは視聴者も気が休まらないので、安心して見れるフィラーエピソードを間に入れるのです。
リックとダリルがジーザスに遭遇して3人で鬼ごっこやったエピソードなんかがそうです。
filler episode と言います。
ちょっと退屈というニュアンスを含んでる場合が多いのですが、登場人物のキャラを掘り下げたり、後に起こるビッグイベントの伏線だとか、フィラーエピソードも結構大事だと思います。
【ウォーキング・デッド】シーズン6第14話の感想
キャロル良心の呵責がマックスに
良心の呵責にさいなまされるキャロル。ダリルとの会話でも「私たちは何もされなかった」と強調します。前回エピ ソードでダリルが「大丈夫か」と聞いた時にキャロルが「いいえ」と答えていたのを覚えてますか?
ダリルはキャロルがニーガンたちに酷いことをされたと思ったのでしょうが、 キャロルとしては何もしてこなかった相手を殺したことへの罪悪感による「いいえ(何もしていない相手を殺しまくってるのに)大丈夫なんかじゃないわ」とい う意味合いでした。
エピソードの最後、キャロルは手紙を置いてアレクサンドリアを去ります。キャロルの性格を考えると、この行動は理解できますね。キャロルがいないポーチのベンチを見つめるモーガン。
この二人は最初から意見の相違で対立し合い、一人のウルフの生存を巡って闘いにまで発展しますが、心の底では同じ思いを抱いていたということになります。
つまり、今キャロルを一番理解できるのはモーガンだけです。
モーガンもキャロルの葛藤に気づいているのだと思います。
残り2エピソードで、この辺りがどう展開されているのか非常に楽しみです。
デニースのロングスピーチ
デニースは割と好きなキャラでしたが、今回のデニースはちょっと頂けません。まずあなたは塀の外に出るべきではない。結果として、ほらみたことか、言わんこっちゃない、になりました。
ダリルとロジータが美男美女でお似合いと思ってしまったのは私だけ?二人とも好きなキャラなので、ダリルの相手がロジータなら許せるかも。でもダリルは一匹狼キャラが似合うので、下手に恋人とかあてがわない方がいいねきっと。今はキャロルという友愛もあるし。
キャロルがトビンとくっついたことをダリルは知ってるのかな?ダリルは知っても平気なのでしょうか。ダロル(ダリル&キャロル)の仲は恋愛という感 じではないけれど。家族愛のようなもっと深い仲ですから、キャロルのためならダリルは自分の命も捨てるでしょうね。キャロルもダリルのためならそうすると 思う。
さてデニースですが、オレンジ味のソーダを見つけて発狂してしまいましたね。糖分が足りていなかったのか。過去のトラウマからダリルがただでさえイヤな予感がしてた線路上で、ニーガンたちがどこに潜んでいるかも分からないのに長々と大声でスピーチし始めてびっくりしましたよ。
でもダリルとロジータにいいこと言ってましたね。その瞬間、ダリルのボーガンの矢が飛んできて射貫かれてしまうわけですが。ダリルは一緒にいる人がいつも危ない目に合うか死んでしまいますね。かわいそうに。
原作コミックでは弓矢で射貫かれて死ぬのはエイブラハムでした。エイブラハムを生かしたということは…エイブラハムは次のシーズンまで生き残るのか、それともエピソードのニーガンへのお膳立てなのか…怖いですね~。
「ダリル役のノーマン・リーダスが次のシーズンも出演するとインタビューで語っていた」と話している動画をyoutubeで見たんですが、信ぴょう性は分かりません。もし本当なら、ダリルは生き残る確率が高し。
ユージーンとエイブラハムの仲
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この二人はでこぼこコンビでいいですよね。英語なので字幕や吹き替えだと伝わっていないかと思いますが、ユージーンは形式ばった喋り方をします。工場で喧嘩してユージーンがエイブラハムの助けはいらないと言い捨てるシーン。
ユージーンは Your service is no longer required. と言ってたと思います。
普通の会話なら I don't need your help anymore. という風に言います。
ユージーンの喋り方は、大企業のお偉いさんが取引先に言うような、あるいは政府高官が公式インタビューを受けて発表するような喋り方、軍のお偉いさんが下っ端に命令するような喋り方です。ユージーンはいつもそういう話し方をしています。
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四面楚歌状態になったときも、エイブラハムの居場所をドワイトに告げ口したのは、エイブラハムならなんとかできるという確信があったのでしょうね。信頼が厚い。でもユージーンにドワイトの股にかみつく勇気があったとは驚きました。
ドワイトがつくづく憎たらしいダリル。いずれ決着をつける時が来るのかな。
ドワイトらがニーガンの仲間なのかどうかには触れていなかったと思いますが、おそらくそうですよね。原作コミックでは、ドワイトの顔のやけどはニー ガンにアイロンで押し付けられたものです。
そういう背景もあって、ドワイトはニーガンに対して複雑な思いがあり、コミックではニーガンを裏切ってリックた ちに肩入れすることになるのですが…。ダリルのバイクとボーガンを盗んだ挙句、目の前でデニースを殺され、自分も殺そうとした相手と手を組めるかどうか疑 問。
エイブラハムとサーシャが一歩を踏み始めましたね。英語では「○○とXXのカップル」と言及するときに、省略して二人の名前を混ぜ合わせます。ブラッドとアンジェリーナ=ブランジェリーナ という具合です。
てことは
エイブラハム+サーシャ=サーブラハム Sabraham でいいのかな?
リックとミショーンは「リショーン Ricchone」と呼ばれています。
キャロルとダリルで「ダロル Darol」。
キャロルはいずこ!!
ウォーキング・デッドはHuluで視聴できます。