先日このブログでも批判した舛添都知事のロンドン・パリ外遊費の内訳を東京都が公開した。
知事や職員総勢20名で5000万が計上されている。
都知事はファーストクラス(約266万)、ビジネスクラスが7名、エコノミーが12名。
宿泊費は5泊で約922万。知事は19万8千円のスイートルーム。(宿泊先はインターコンチネンタルパリ・ルグラン、コンラッドロンドン・セントジェーム。)
東京都知事等の給料等に関する条例によれば、上限は一泊4万円なので、完全に条約違反だ。
公開された内訳
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIGAI/SHOUSAI/DATA/151027.pdf
2014年11月12日、英紙デイリー・メール情報では、ブリスベンで開かれたG20で一番安いホテルに宿泊したのが安倍晋三総理で、ノボホテルの一泊の宿泊料はわずか2万円だった。
宿泊費だけでない酷すぎる経費
2016年の外遊費に数億円計上しているが、それで保育園を作れるはず。待機児童の問題でこれだけ東京都が殺伐としている中で、一泊20万のスイートルームに連泊し、億単位の外遊費を計上してるのは何故なのか。
そして「日当」まで出ている。給与のほかに日当を二重支給しているのだ。
さらに内訳をみていくと、車両借上げが623万となっている。レンタカーを20人分5日間借りて623万とはどういうことなのか。仮に一人一台レンタカーを借りるとしても一人一台6万円のレンタカーということになる。一人一台ずつロールスロイスやベントレーにでも乗っていたのだろうか。
そして現地ガイド費用が532万。パリとロンドン5日間で現地ガイド費用が532万とは尋常ではない。
「透明性を高める狙い」で公表されたものだが、レンタカー代とガイド代が高すぎるしその内訳も不明だ。
東京都は「今後は節税に務める」と弁解しているが、そもそも最初から節税に取り組んだ政策をしていなければならない。批判されてから「今後は節税していく」なんてことはあってはならないのだ。怠慢すぎる。
今度は4月12日から18日までニューヨークとワシントンを外遊するそうだ。その目的は「東京都の魅力をPRするため」。いつからこの男は外交官になったのか。東京都の魅力はアメリカ人は既に知っている。そのお金で保育園を1つでも多く整備したらどうなのか。