アメリカの小学校が8月から始まりました。
新学年の開始に伴ってメールでお知らせが届きました。
それは新しいセキュリティシステムの採用のお知らせです。
アメリカの小学校の新しいセキュリティシステム
アメリカの学校は、登下校時のみ学校のゲートが開きます。
私たちの学校の場合ですが、学校に入るには、オフィスを通って入らなければいけません。オフィスに入ると、受付の女性や事務室、校長室などがあり、そこを通って敷地内に入ります。受付で名前などを記入し、胸にシールを貼って校内に入るようになっています。
とりあえず名前を書いて受付を通れば誰でも入れるので、それほど厳しくはないです。
先日、学校からメールでお知らせが来たのですが、学校に新しいセキュリティシステムが導入されるということでした。
それは、100%IDチェックとスキャンです。学校側でIDスキャンし、性犯罪者かどうかを確認します。性犯罪者としてサイトに登録されている者は、学校に入れません。
親御さんに性犯罪の記録があったらどうなるんでしょうかね。そんなこと考えたくないけど。学校に入れない。もう片方の両親や祖父母が代理するということになるのかな。
ミーガン法とは?
アメリカにはミーガン法という法律があります。
1994年、ミーガンちゃんという女の子が暴行殺害された事件をきっかけに制定された法律です。
加害者は、以前にも性犯罪を犯していました。
性犯罪の再犯率が非常に高いという事実から、性犯罪を犯した人をシステム上に登録するという性犯罪者の情報公開法です。
ミーガンちゃんのママも、もし犯人の背景を事前に知っていたら、ミーガンを彼に近づかないように警告できたのに、と主張しています。
子どもを持つ両親や、女性にとっては、居住エリアが安全な環境かというのは非常に重要です。
ミーガン法のウェブサイト(カリフォルニア州編)はこちら
たとえば、ロングビーチで検索してみると、こんな風に表示されます。
次は、日系人が多いトーランスです。
それぞれクリックすると、顔写真とともに住所、名前、生年月日、身長、体重などの個人情報が表示されます。(ここではモザイクかけてます。)
ちなみに日本人もいました。残念。
さらにMore infoをクリックすると、このように表示されます。
この方は、未成年とのわいせつ行為で逮捕されたということが分かります。
次々とクリックしていくと、レイプなどのチャージより14歳未満の子とのわいせつ行為というのが一番多いことがわかります。
個人情報丸出しなので、施行時には、プライバシーの問題や性犯罪者の身の安全の問題などでちょっとした騒ぎになっていましたね。
日本でこんな法律が議題に上がったら、人権団体や弁護士などが大騒ぎして、とても施行はされないんじゃないかしら。
この記事書いたら、ちょうどタイミングよくこんなツイートが話題になってました。
描くか悩みつつ…省略した部分はありますが、描いてたらいろいろ思い出して心臓バクバクなりました(^_^;)約半年前の話。小さいお子さんの保護者の方は気をつけてください…。声かけなし、てこともありますよ。という話。#育児絵日記 pic.twitter.com/uXKifg6sIb
— しま (@shimayoshi525) 2017年8月6日