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【ザ・ギフト】あらすじ&感想:タイトルに込められたツイストの妙

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ザ・ギフト© 2015 - STX Entertainment


「ザ・ギフト」を視聴した感想です。よくあるストーカー映画の予想をいい意味で裏切ってくれたなかなかのサスペンスでした。後半ネタバレ感想ありです。

 

【ザ・ギフト】作品情報

原題:The Gift
製作年:2015年
上映時間:108分
監督:ジョエル・エドガートン
出演:ジェイソン・ベイツマン(オザークへようこそ)
言語:英語
ジャンル:スリラー、サスペンス

監督ジョエル・エドガートンが夫婦にプレゼントを贈る不気味な男を怪演しています。

 

【ザ・ギフト】あらすじ

シカゴからロスアンゼルスに引っ越してきたサイモンとロビンの夫婦。二人は引っ越しの買い物中、ゴルドという男に声をかけられます。ゴルドはサイモンの高校の同級生でした。

ゴルドの電話番号をもらってその場はお別れしたサイモンとロビン。翌日、ゴルドからワインのプレゼントが届きます。その後も二人のもとにはプレゼントが贈り届けられ、ロビンが家で一人の時を見計らったようにゴルドが家を訪問するようになります。

 

【ザ・ギフト】ネタバレなし感想

前半はゴルドの意図がわからず、ブキミな雰囲気がモンモンとしていてとてもワクワクドキドキしました。少しずつ贈り物がグレードアップしていったり、サイモンが仕事でいない時ばかりアポなしで来るので、いかにもストーカーちっくです。

しかし物語は途中から思わぬ展開へと向かいます。あのままストーカーちっくに行っていても面白いですが、本作は2回くらいツイストがあります。それがいずれも予想外のツイストだったので、「なるほどそうきたか」と感心しました。

ザ・ギフトというタイトルにピッタリのエンディングでした。気持ち悪い終わり方かもしれませんが、私はこれがベストの終わり方だったと思います。

 

【ザ・ギフト】ネタバレ感想

サイモンが実はイヤな奴だったというツイストが良かったです。高級取りの仕事で、順風満帆なキャリアを登っていて、性格も知的で優しい、そんな印象を与えるのにジェイソン・ベイツマンはピッタリの起用でした。

実は相当なイジメっ子で、嘘を言いふらして他人の人生をメチャメチャにしたというのに、悪びれることもなければ反省もしない。挙句の果てには暴行まで及ぶとは、前半のサイモンの印象からはとても読み取れませんでした。

不憫なのは、知られざる旦那の裏の顔を次々と知ることになった妻のロビンです。ゴルドとサイモンの関係が明らかになってからは、ゴルドがロビンを殺そうとすることはないとは思いましたが、まさかあの展開が待っていたとは。

サイモンのクズな本性を知ってからは、突然ゴルドを応援したくなるのですが、ゴルドが前科持ちという設定なので、最後まで何するか分からないドキドキ感が持続します。

結局、あの贈り物はどちらの物だったのか気になりますが、どちらにしても、サイモンの人生を台無しにするというゴルドの復讐計画は成功。この計画は、少なくとも私には予想できませんでした。

評価:65点