ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想もガッツリ書いている国際結婚&アメリカ在住女のブログです。

慰安婦問題、日本の反撃:日本人が絶対にしてはならないこと

慰安婦像

先日、サンフランシスコ市に設置された慰安婦像について記事を書いたところ、反響を頂いた。今度は、2日にわたって慰安婦問題へのカウンター案を戦略的に考察してみる。

まずは、慰安婦問題を反論するにあたって、戦略上、日本人がしてはならないことを述べる。後日、具体的な反撃案を考察する。

ちなみに、韓国の地道なロビー活動の結果、米国の公立高校の教科書に慰安婦の記述が載ることになったのは皆さん知っているかもしれないが、内容はこのようになっている可能性がある。

歴史的事実は、ほとんどの慰安婦が日本人であったにも関わらず、米国の公立高校の教科書では「慰安婦の80%が韓国人」と書き換えられているのだろうか。そして人数が20万から今度は30万人に増えた。さらに性病に罹ると殺害され、終戦時には隠蔽のためにジェノサイドと、韓国の好きなように歴史が書き換えられている。

あと30年もすれば、慰安婦問題はナチスドイツのホロコーストと並ぶ20世紀最悪の戦争犯罪として歴史に名を刻むことになるだろう。そして日本人はジェノサイドをした極悪民族として世界の人々に記憶されることになるだろう。そのころには、日本人へのヘイトクライムが容認される世界になっているかもしれない。

日本に居住していると周りは日本人が殆どなのであまり切迫した問題に思わないかもしれないが、日本人の皆さんにはもっと危機感を覚えて欲しい。

 

慰安婦問題 DON'T

まずは慰安婦問題で、してはならないこと DON'T を挙げていく。日本人としてそうしたい気持ちは重々理解できるが、戦略的に逆効果になっていることを挙げる。

 

元慰安婦のおばあさんたちを口撃しない

汚名を着せられて怒るのは当然だし、日本人はみんな怒りが頂点に達しているのだが、元慰安婦のおばあさんたちを攻撃してはならない。責めてはならない。嘘つきと呼んではならない。

彼女たちを責めるのは得策ではない。慰安婦の嘘を指摘すると完全に裏目に出ることはもう何度も実証済みなので、不本意だがやめるべきだ。

お婆さんたちの証言を聞いていると、証言が二転三転するし、「クリスマスは忙しかった」「一日に40人の日本人を相手にした」「ジープで運ばれた」「ヘリコプターで運ばれた」など、大なり小なりウソをついているのは明らかなのだが、ここは我慢する。

日本人は正直で誠実なので、「真実を伝えていけばきっと分かってもらえる」と信じているが、現実世界はそうではない。力のあるものが勝つし、声の大きいものが勝つ。

小さなウソや矛盾を指摘したところで、「お婆さんは高齢なので記憶が曖昧になることだってある」「あまりの悲惨な体験のために記憶を閉じ込めようとしているディフェンスメカニズムのせいだ」言われればおしまいだ。私なら、そう弁護して煙に巻く。第三者は「70年も前のことだし、ああ、きっと記憶が曖昧になってるのだろう」と思うだけだ。

人間は感情的な生き物だ。いちおう被害者の立場にいる人には、すでに同情のバイアスがかかっているので、加害者の言うことに第三者が耳を貸すのはなかなか難しい。たとえばレイプ加害者がレイプ被害者を嘘つきと呼ぶようなもので、説得力がないのである。加害者への不信が募るだけだ。

実際、SNSを見ていても、ほとんどの外国人投稿者はこんなことを述べている。

・最悪なのは、日本がいつまでたっても歴史を認めずに謝罪しないことだ

・なぜ日本はいつまでたっても認めないのか?

・自国が犯した恐ろしい残虐行為を認めて謝罪しない限り、被害者の女性たちは心の平穏を得ることはないだろう

・日本人は被害者に謝罪をするより、自国の評判の方が大事なのか?

これが大阪市の市長がサンフランシスコ市と姉妹提携を解消したことに対する反応だ。

政府が「大人の対応を~」「中韓に配慮を~」と言い、外務省は「外交問題に発展させるべきではない」と長年にわたって事なかれ主義を貫いて何もしてこなかった結果、もはや慰安婦問題は、性奴隷少女20万人ということで立派な既成事実となってしまった。

首相が変わるたびに謝罪をし、賠償もしてきたことを知っている日本人には信じがたいかもしれないが、これが現実である。世界は日本が謝罪したことも賠償したことも殆ど記憶にない。2015年に日韓合意で安倍総理が再び公式謝罪をし、10億円を拠出したことも、韓国の声にかき消されている。

日本がいくら謝罪しようが、韓国は「謝罪しろ」と言い続ける。韓国は中国をバックに、国連やユネスコなどの国際機関を利用して「日本は謝罪すべき」という印象を世界に向けて刷り込み済みだ。

そのため、いくら謝罪しようが、日本は正式に謝罪していないと世界から言われ、国連人権委員会という中国のプロパガンダ機関としか思えない団体から、「日本は慰安婦問題に誠実に、真摯に取り組むように」という勧告を何度も受けているのだ。

こんな状態で、重箱の隅をつつくように慰安婦の嘘を一つ一つ論破しても、この壮大な虚構が崩れるとは到底思えない。私たちにはもっとしたたかで狡猾な戦略が必要だ。

 

自民党の杉田水脈議員は、慰安婦問題に熱心に取り組んでくれているのだが、NYでの国連関連イベントで Comfort Women Not Sex Slaves (慰安婦=性奴隷ではない)というタイトルのスピーチをした。杉田議員は、「慰安婦の証言がコロコロ変わるので信ぴょう性がない」ことを指摘したが、案の定、会場は大ブーイングで、退場する者もいた。

彼女の努力は認めるが、戦略がなく、裏目にでている。日本人が歴史を否定しているという印象にしかならなかったはずだ。慰安婦が嘘つきという反論は、汚名をはらす最短距離の視点に見えるかもしれないが、おそらくもっとも逆効果になり得る視点であることを理解しなければならない。

先日サンフランシスコに設置された慰安婦像の公聴会は、2015年に開かれた。そこで設置の反対意見を述べる機会をもらった日系邦人は、勇敢にも慰安婦の強制連行が虚構であることや、慰安婦が嘘をついていることを指摘したのだが、やはりこれが裏目に出た。慰安婦が嘘をついていると指摘した結果、日系人は、デビッド・カンポス市議に「恥を知れ」と4度も侮辱されることとなった。

起きなかったことを証明するのは、起きたことを証明するより、はるかに難しい。したがって、慰安婦の証言の矛盾をいくら突いても、日本軍による慰安婦の強制連行というストーリーを覆すことにはならない。

数年前、オーストラリアで慰安婦像設置案が却下されたのをご存知だろうか。この案が持ち上がったとき、現地の日系人は慰安婦たちを責めたりウソを指摘するのではなく、あくまでも「慰安婦像の設置が不必要な不和を引き起こし、地域コミュニティを分断する」という論旨で反対し続けた。この戦略が功を奏して、慰安婦像の設置は見送られることとなった。

慰安婦たちのウソによって私たちが、私たちの先祖が汚名を着せられているのは、はらわたが煮えくり返る思いだが、目的のために私たちはもっと巧妙に、戦略的にならなければならない。真実を暴いて汚名を晴らすという大局に目を向け、慰安婦は戦争と貧困が招いた悲劇のひとつだとして置いておこう。それがたとえ自発的だとしても。

 

サンフラシスコ市など設置した市を口撃しないこと

日本は特に2010年以降から韓国にあらゆる反日行動を仕掛けられているので、怒りを覚えるのは日本人として当然だ。しかし、今回のように慰安婦像設置を許可したサンフランシスコ市を口撃してはならない。

残念なことに、SNSでサンフラシスコ市宛てに汚く罵る人もいる。これは慰安婦のお婆さんたちを口撃するのと同様に、完全に逆効果なので、絶対にしてはならない。

twitter でも、サンフランシスコの市議全員宛てに英語で「日本に絶対に来ないでください。歓迎しませんから。」とメールを送るように呼びかけている者もいるが、感心しないし、逆効果なのですぐに辞めたほうがいい。

韓国系日本人3世のH.S. Kimさんも指摘している。彼は韓国人の目線で分析ができるので、彼の意見は貴重である。

 

全会一致で可決され、設置されてしまった後に口汚く罵っても、像が撤去されることにはならないし、むしろ日本人への不信感が増すだけだ。特に英語があまりわからない人は絶対に英語で発信すべきではない。

英語ができる日本人でも、市を口汚く口撃する人も少なくない。後述の、慰安婦が虚構である映画を製作した日本人も英語はできるが、今回もサンフランシスコ宛てに dumb(アホ、マヌケ)という言葉を使って抗議していたが、まったく逆効果である。

数年前に慰安婦像設置を拒否した南カリフォルニアのブエナパーク市には、日本人から「Thank you!!」というメッセージがSNSで大量に寄せられたのだが、これも私は推奨しない。

ここらへんは英語のニュアンスが絡んでくるので、英語圏に住んでいない日本人には分かりづらいかもしれないが、喜び勇んで Thank you Buena Park!! とメッセージが大量に送られていたため、市が日本に肩入れした印象やフェアでない印象を感じたからだ。大量に Thank you が届くと、日本に便宜を図ったという誤った印象を与えてしまう。

これによってせっかく英断してくれたブエナパーク市長でさえも「日本の肩をもった」「フェアじゃない」「女性の人権を軽視する差別的な市長」とレッテル貼りをされ、口撃される可能性だってあるのだ。

したがって、メッセージを送るのであれば、Thank you ではなく、We respect your wise and cosiderate decision for the community. Wish you all the best. (コミュニティのための英断と思慮をリスペクトします)というようなニュアンスにすべきだ。

ブエナパーク市が慰安婦設置を否決したのは、あくまでもブエナパーク市のためであって、日本人のためではない。Thank you を連発してへりくだる必要もない。日本のためにやったという印象を与えるようなことはせずに、ブエナパーク市の判断をリスペクトするというメッセージの方が賢いだろう。

 

英語が苦手、分からない人はむやみに発信しない

上記ブエナパーク市やサンフランシスコ市へのメッセージもそうだが、英語を使う時には注意が必要だ。特に、英語のニュアンスまでくみ取れない人は、より注意してほしい。

前述の杉田水脈議員のスピーチイベントのタイトルも Comfort Women Not Sex Slaves はインパクトはあるかもしれないが、私たちの目的はインパクトを与えることではない。慰安婦が虚構であることを証明することだ。こんな正直なタイトルでは、虚構を証明するどころか、日本人は歴史修正主義者というインパクトを世界に与えるだけで、まったく逆効果である。

数年前にある方が慰安婦の虚構を描いた一本の映画を製作した。慰安婦が嘘つきだということを全面に出した映画で、現代で韓国人売春婦が多いことも絡めていた。私は最初の5分を見て「これはちょっと・・・」と思ったのだが、慰安婦の嘘を暴く映画として、日本人の多くは「GJ」「良くやった!」など肯定的な意見が多かった。ジャーナリストの櫻井よしこさんまでもが肯定的だった。

しかし私の悪い予感はあたり、上映されるも韓国人はもちろんのこと、多くの人たちが不快感を表して途中退場したと聞いた。そして慰安婦問題が虚構であることを長年指摘し続けているアメリカ人ジャーナリストのマイケル・ヨン氏は、完全に逆効果なのでこの映画を推薦しないようにと日本人に警告を発信していた。

残念ながら、このあたりは、英語のニュアンスが分からないと理解できない。したがって、ニュアンスまでくみ取れない人は、英語ができる人に意見を仰ぐだとか、注意を払うべきだ。

次回は、カウンター案について考察する➡慰安婦問題、日本の反撃:慰安婦像設置を止めるカウンター案を考察