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『サベージ・キラー』映画の感想~ケダモノどもに鉄槌を!レイプリベンジ!

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スリラー映画「サベージ・キラー」の感想です。

運悪く西部のゴロツキケダモノに遭遇してしまい、精神的にも肉体的にも極限までいたぶられた女性ゾーイが、男たちに復讐するという話です。

鬼畜っぷりも凄いんだけど、主人公ゾーイが…ゾーイが…ゾーイがですね…

【サベージ・キラー】映画のあらすじ

結婚式を控えた聾唖の女性ゾーイ。亡くなった父の形見の車に乗って、心配する母に別れを告げ、婚約者のもとへとアメリカ南西部を走ります。

ひとけのない道路を走っていると、突然、深手を負ったネイティブアメリカンの少年が現れます。脇道をみやると、もう一人のネイティブアメリカンの少年が、地元のゴロツキに追われています。

ゾーイは少年を助けようとしますが、男たちに捕まってしまい、ひどい目に遭わされます。最後はナイフで刺され、生き埋めにされてしまいます。

アパッチ族の男性が偶然ゾーイを見つけ、ゾーイは奇跡的に命を取り留めますが…

といったお話です。

 

【サベージ・キラー】映画の感想

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ みたいなレイプリベンジものね、なんて見てたんですけど、だいぶ違いました。 

アイ・スピット・オン・ユア・グレイブもけっこうキツかったですけど、本作のほうがもっと過激でした。

まずケダモノどもが、鬼畜すぎます。

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ ラスト・ハウス・オン・ザ・レフトに出てくる男たちもケダモノです。しかし、本作のケダモノどもは、その上をいっている単なるレイプ殺人犯ではなく、代々ネイティブインディアンを殺しまくっているレッドネックホワイトトラッシュの連続大量殺人犯どもみたいな最低最悪の鬼畜どもです。

ゾーイをベッドに縛り付けるのも、なんと鉄条網で縛り付けています。足首と手首を…そんでゾーイが手を引っ張っるんで、鉄条網のワイヤが手首に食い込んでピューと血が出て、それはそれは痛そうでした。

せっかく抜け出しましたが、後ろからランボーのサバイバルナイフみたいなぶっといナイフで後ろから刺され、生き埋めにされてしまうゾーイ。

怖ろしい…復讐しがいはありますけどね。

でも、本当にこんな酷いことが起きているのがこの世の中ですからね。やはり女性の一人旅はよしたほうがいいと思うわけです。

それで、ゾーイは奇跡的にアパッチ族の男性に命を助けられ、復讐するんだねーなんて思ってたら、ちょっと予想外のツイストが待っていました。

 

まさかアパッチ族の亡霊にとり憑かれてしまうとは…

正当な復讐ものかと思ってたので驚きました。

でも、これはこれでぶっ飛んでて良かったんじゃないかな。

ゾーイの体がもたなくて、腐乱していってしまうんですね。婚約者デインがモーテルのトイレでゾーイを想って泣いているとき、ゾーイが部屋の外で立ってそれを聞いていて。二人の愛にも感動したなぁ。

憑依されたゾーイとケダモノどもとの死闘はなかなか凄かったですよ…見ごたえありましたよ。

そして最後のシーンは、一番のお気に入りシーンで、泣きそうになってしまいました。死闘を終えて上半身だけのゾーイ(とアパッチの長)が墓に入っていて、自分で土をかけ始めているんですよ…

これ切ないわ…

そこに婚約者デインが近づいて行って…デインに自分の凄まじい姿を見られたくないゾーイが、崩れた顔を隠して…

これ泣けるわ…切なすぎる…

ほろりと涙がでましたわ。

あと、ゾーイの婚約者の男性の目がすごく優しくて素敵でしたね。

悪党どもも、1人1人キャラがたっていたし、迫力の熱演でした。みんなゲスぶりが上手!特にリーダーのトレイなんか、スティーブン・ドーフとスパナチュの弟ジャレッド・バダレッキ風味のお茶漬けでいい感じよ。

画面も緑がかかっているというか、独特の世界観です。

なんというか、製作陣や出演者の熱意が伝わってきて、B級ホラーでしょ、なんて軽く言うことができない作品ですね。 

レイプリベンジものは数多くあるけど、一番王道はこの辺りかしらね。

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴは3作までありますが、3作目はあまり面白くなかったです。3作目は1作目の主役の女の子が続投しています。

オリジナルはこちら。タイトルが「発情アニマル」です。

鮮血の美学も元祖。2009年にリメイク「ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト」が製作されました。

上の「鮮血の美学」のリメイク。