ミセスGのブログ

海外ドラマ&映画の感想もガッツリ書いている国際結婚&アメリカ在住女のブログです。

わたしがアメリカ人の野人旦那の「モノの言い方」に慣れるまで

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先日、ああわかるなぁ…とブクマした akane さんの記事

正直に生きるのは大切なことだけど、思いやりの心は忘れないでほしい - ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

あっというまにたくさんのブクマが。

私の記事はどれもブクマがつかないことで自分のなかで有名なんで羨ましい。

わたしはドイツの人と接触したことがあまりないため、ドイツ人の国民性やマナーとかが分からないのだが、ドイツも自己主張する人が多いと聞く。

ワールドワイドで考えると、私の知る限り、日本人ほど自己主張しない、日本人ほどマナーが良い国民はいない。したがって、日本人からみたらどの国の人も自己主張が強くハッキリしている人が多いと認識するのは当然といえば当然なのかもしれない。

akane さんがご主人の正直な物の言い方に傷ついた経験は、同じくアメリカ人男性と結婚した私にもある。

我が旦那は海軍に長年在籍していることもあって、それは口調が厳しい。

英語でいうと stern という感じ。

かたや私は和を大事にする日本人だ。

おまけにセンシティブ。

なんでこんな正反対の者同士がくっついたのか。

磁石のマグネットじゃあるまいに。

国際結婚の離婚率は7割

国際結婚は、日本人同士の結婚に比べて、離婚率が多いことはよく知られている。

国際結婚の離婚率は7割。

日本人女性とアメリカ人の軍人との結婚はさらに多い。

なんと離婚率は90%以上だ。

私たちはその離婚率90%にあてはまる夫婦だ。

勝率10%のギャンブルに挑んでみた。

くっそ、離婚してたまるか。

 

思い返してみると、特に結婚して一緒に住み始めてから1年は喧嘩が多かった。

これは国際結婚のみならず、日本人同士の結婚でも同様だ。お互いに違う家庭で育った者同士が結婚するのだから、ぶつかり合うことは不可避であろう。

さらに国際結婚には、言語の違い、文化の違い、民族の違い、マナーの違い、慣れない婚姻手続き、煩雑なビザ手続き、金銭的な負担がプラスされるので、喧嘩が多くなることは想像に難くない。

今はお互いの性格や行動パターン、育ちの違いも理解できたためか、喧嘩することもめっきり減った。

 

野人旦那の「言い方」への対応

さて、センシティブな日本人の私が、どうやってインセンシティブな海軍出身の野人旦那のモノの言い方に対応したか。

旦那だけではないのだが、ミリタリーは口の悪い男性が少なくない。

オフィサーとかある程度の地位にある人は、高等教育も受けているので言葉は悪くないが、うちの旦那のような下っ端はウォーキングデッドのニーガンのコミック版のようにタブーワードを連発する。

 

子どもができてからは私が口を酸っぱくして注意し続けたので、旦那も気を付けるようになり、今ではあまり使わなくなった。

子どもの前でタブーワードを使用してはならないのだ。

余談だが、子供が学校でタブーワードを使用して先生にでも聞かれた場合、両親は呼び出しを食らう。

旦那の友人もタブーワードが多いので、私は「子供の前ではタブーワードを使わないように」と注意した。

しかし、タブーワードを使わなくても、旦那の口調がキツイのは変わらない。

喧嘩になって「ユーのやっていることは言葉の暴力である」と言ったこともある。

同じく海軍に長年在籍した旦那の友人も、彼女だか知人女性だかに「言葉の暴力をふるっている」と言われたそうなので、米軍に長年在籍していることが大なり小なり影響しているのは間違いないであろう。

ちなみに英語では verbally abusive という。

そんなときの旦那の口調は、軍人が同僚や部下に命令しているような口調だ。

長年に渡って彼の体に沁みついたものなので、完全に治すのは無理である。

ましてやもともとの性格が野人なのだから「言い方ってものがあるだろう」と言ったところで改善は望めない。

私がとった対応策は2つ。

対応策1

その都度注意する。

面倒くさいけど、いちいち注意するしかない。

相手のセリフの何が問題なのか、何を言われると傷つくのかを伝えること。

言った本人は自分ではわかっていないので「こういう言い方は良くない」「こういう言葉は傷つく」ということをストレートに伝える。

そうすると、旦那は素直に自分の言い方が不適切であることを認め、謝るのだ。

対応策2

自分も言葉の暴力で応酬する。ハンムラビ法典式。

私は旦那の使った言葉をオウム返しに使った。

これも効果大だった。

 結果、旦那の話し方はすこぶる改善したように思う。

 

私も同じようなことしてたかも

akane さんが言及していた料理のエピソードを読んで気付いたのだが、実は私も似たようなことをしていた。

出された料理が好きじゃないと正直に言ってしまうのだ。

たとえば義母の料理を食べた時のこと。牛の腸を使ったスープだったが、私はもとから腸が好きではない。でも旦那と義母に試してみろと言われて試したが、やっぱり好きじゃなかった。

旦那&義母「どう?」

私「うーん、好きじゃない。食べれない。」

と義母のいる前でも言ってたわ。

義母は何も言わなかったが、旦那は「信じられぬ。これほどウマイというのに」

と言って私の皿を平らげていた。

私は食べなくて済み、旦那は二人分食べられて一石二鳥。

また、私の具合が悪いときに旦那が一日かけて料理を作ってくれた。

しかしマズイ。

ふたくちほど口にしたが

「すまぬ。好きではない。食べれない。」

と言った。

たぶん、少しショックを受けていたかもしれない。

だが悪気はない。口に合わないだけだ。

 

私の中の変化

さらに言うと、野人旦那と10年も連れ添ってきたせいか、以前より「モノの言い方」にこだわらなくなってきた気がする。

たとえばスーパーに買い物に行って、ホームレスやソリシターがうろついているので私の身を守るために

Get the F%&$ in the car right now.

と言われようが

Would you please get inside the car immediately?

と言われようが

同じことを言っているからだ。

私の身を案じて車に乗れと言っている。

また喧嘩して口調がきつくなっても、私を愛していることに変わりはないことが分かっているため

「ああ、また言っておる」

で済んでしまうのだ。

 

批判する時はユーモアを忘れないこと

そんな野人旦那にも武器はある。常にユーモアを持っていることだ。

したがって他人を批判するときは、ユーモアを持って批判するのである。

たとえば akaneさんの旦那さんの立場に立ったとして、akane さんのお母さんがわざわざ日本から送ってくれた缶詰肉を批判するのであれば

Holy moly, I hate to tell you this, but I think you are mom is crazy. She sent us these canned meat all over from Japan. I think your mom is slowly secretly trying to kill me by feeding the processed meat in that tiny yellow can.

I'll tell you what, you can have all those cans as many as you want, while I enjoy fresh organic meat I got from the market. How's that.

(なんてことだ。非常に言いにくいことだが、あんたの母ちゃんはクレイジーではないか。この缶詰肉をはるか日本から送ってきたとは。あんたの母ちゃんはもしかしてこの黄色い缶に入った加工肉を拙者に食わして少しずつ殺そうとしてるのではあるまいな。

いいか。この缶詰はそなたに全部差し上げよう。拙者はマーケットで買ってきた新鮮なオーガニックの肉を楽しませていただく。それでどうだ。)

といった感じで批判をするであろう。

怒りたくなるようなことでも、ユーモアを交えて言われると怒れなくなるし、傷つくことも少ないのだ。

とはいえ、言い方はどうであれ「拙者は缶詰肉は食べぬ。」という事実は何一つ変わらないことを心に留めておこう。